英語版の少年ジャンプ
先月、八戸にいる小学生の甥っ子からEメールが来ました。「おじちゃん、アメリカで英語版の少年ジャンプが発売されたそうなので、買って送ってほしい。少年ジャンプはいつも読んでいるので、内容が分かるはずだから、英語の勉強に最適だ」と言うのです。このEメールをもらって、先月ワシントン界隈の大きめの本屋を中心に4~5店まわって、「英語版・少年ジャンプ」を探してみました。しかし、どこにも売ってませんでした。店員さんに尋ねても、誰も「SHONEN JUMP」なんて知りませんでした。
仕方がないので、僕は次のようなEメールを甥っ子に送りました。「ワシントンでは、英語版の少年ジャンプはどこにも売ってなかった。おそらく発行部数が少なくて、ニューヨークなどの大都市の本屋にしか置いていないのかもしれない。あるいは、日本特有の『やらせ』で、英語版・少年ジャンプ発売というニュースだけを流して、実際は発売していないのかもしれないよ。」
ところが、おとといフラリと入った職場の近くの本屋で、なんかアメリカらしからぬ派手なアニメの雑誌が目に留まりました。近づいてみると、確かに「SHONEN JUMP」と書いてありました。「やらせ」じゃあ、なかったんですね。これで甥っ子が喜ぶと思い、早速買いました。ちなみに、この英語版の月刊・少年ジャンプは328ページで、4.95ドルでした。どんなマンガが掲載されているかを、以下に書いておきます。
1.「NARUTO」(ナルト?)
2.「ONE PIECE」(ワン・ピース?)
3.「YUYU HAKUSHO」(幽々白書?)
4.「SANDLAND」(サンドランド?)
5.「DRAGON BALL Z」(ドラゴン・ボールZ?)
6.「YU-GI-OH」(遊戯王?)
僕は小さい頃から、ほとんどマンガを読んだことがありません。「ドラゴン・ボール」くらいは聞いたことがありますが、あとは全く知りません。日本で現在販売されている少年ジャンプと同じ内容なんでしょうか。
仕方がないので、僕は次のようなEメールを甥っ子に送りました。「ワシントンでは、英語版の少年ジャンプはどこにも売ってなかった。おそらく発行部数が少なくて、ニューヨークなどの大都市の本屋にしか置いていないのかもしれない。あるいは、日本特有の『やらせ』で、英語版・少年ジャンプ発売というニュースだけを流して、実際は発売していないのかもしれないよ。」
ところが、おとといフラリと入った職場の近くの本屋で、なんかアメリカらしからぬ派手なアニメの雑誌が目に留まりました。近づいてみると、確かに「SHONEN JUMP」と書いてありました。「やらせ」じゃあ、なかったんですね。これで甥っ子が喜ぶと思い、早速買いました。ちなみに、この英語版の月刊・少年ジャンプは328ページで、4.95ドルでした。どんなマンガが掲載されているかを、以下に書いておきます。
1.「NARUTO」(ナルト?)
2.「ONE PIECE」(ワン・ピース?)
3.「YUYU HAKUSHO」(幽々白書?)
4.「SANDLAND」(サンドランド?)
5.「DRAGON BALL Z」(ドラゴン・ボールZ?)
6.「YU-GI-OH」(遊戯王?)
僕は小さい頃から、ほとんどマンガを読んだことがありません。「ドラゴン・ボール」くらいは聞いたことがありますが、あとは全く知りません。日本で現在販売されている少年ジャンプと同じ内容なんでしょうか。
幼児虐待と蒙古斑
去年の夏、次女が幼児用のハイ・チェアーから落ちて右腕を骨折したことがありました。幸いなことに、次女の腕は3週間ギプスをしただけで元通りに治りました。先日この話を職場の同僚としていたら、アメリカ人のダグラスが、「病院に連れて行ったとき、ドクターと一緒にソーシャル・ワーカーは出てこなかった?」と聞くのです。僕が「出てこなかったよ」と答えると、ダグラスは不思議そうな顔をしていました。
アメリカでは小さな子供が怪我をすると、「幼児虐待」ではないかということで、ソーシャル・ワーカーにいろいろ聞かれることがあるんだそうです。アクシデントによる怪我か、虐待による怪我かをソーシャル・ワーカーが調べるというわけです。
この話を聞いていて、僕は以前アメリカに来たばかりの頃に読んだある新聞記事を思い出しました。その記事は、「アメリカのあるビーチで、幼児を裸で遊ばせていた日本人の母親が逮捕された」と伝えていました。容疑は、「幼児虐待」です。その子供の腰のあたりにあった「蒙古斑」が、虐待による「青いアザ」だと思われて逮捕されたんだそうです。この母親は、すぐ容疑が晴れて釈放されたそうですが、アメリカに来たばかりの僕にとっては、かなりインパクトの強い記事でした。
実は、以前うちに来ていたベビー・シッターのマリカさんも、長女の「蒙古斑」を見てびっくりしていたことがあります。マリカさんはモロッコ人ですが、自分が知らないうちに長女がどこかに腰を強くぶつけて、「青いアザ」ができたと思ったそうです。黄色人種の「蒙古斑」については、世界ではあんまり知られていないようです。
ともあれ、アメリカにいると、幼児虐待やら家庭内暴力やらのニュースによく出くわします。最近の日本のことはよく知りませんが、僕は日本ではこういうニュースにお目にかかった記憶がほとんどありません。これは、何もアメリカに凶暴な人が多いということではないと思います。アメリカでは、ダグラスが話していたソーシャル・ワーカーなどが職業として確立されているので、幼児虐待や家庭内暴力があると、きちんと当局に報告され、立件されるケースがきっと多いんでしょうね。
アメリカでは小さな子供が怪我をすると、「幼児虐待」ではないかということで、ソーシャル・ワーカーにいろいろ聞かれることがあるんだそうです。アクシデントによる怪我か、虐待による怪我かをソーシャル・ワーカーが調べるというわけです。
この話を聞いていて、僕は以前アメリカに来たばかりの頃に読んだある新聞記事を思い出しました。その記事は、「アメリカのあるビーチで、幼児を裸で遊ばせていた日本人の母親が逮捕された」と伝えていました。容疑は、「幼児虐待」です。その子供の腰のあたりにあった「蒙古斑」が、虐待による「青いアザ」だと思われて逮捕されたんだそうです。この母親は、すぐ容疑が晴れて釈放されたそうですが、アメリカに来たばかりの僕にとっては、かなりインパクトの強い記事でした。
実は、以前うちに来ていたベビー・シッターのマリカさんも、長女の「蒙古斑」を見てびっくりしていたことがあります。マリカさんはモロッコ人ですが、自分が知らないうちに長女がどこかに腰を強くぶつけて、「青いアザ」ができたと思ったそうです。黄色人種の「蒙古斑」については、世界ではあんまり知られていないようです。
ともあれ、アメリカにいると、幼児虐待やら家庭内暴力やらのニュースによく出くわします。最近の日本のことはよく知りませんが、僕は日本ではこういうニュースにお目にかかった記憶がほとんどありません。これは、何もアメリカに凶暴な人が多いということではないと思います。アメリカでは、ダグラスが話していたソーシャル・ワーカーなどが職業として確立されているので、幼児虐待や家庭内暴力があると、きちんと当局に報告され、立件されるケースがきっと多いんでしょうね。
日本の箸、中国の箸、韓国の箸
今回のスリランカ出張中、中華料理を食べることが結構多かったんです。辛いスリランカ料理よりは、中華の方が僕の口に合うので、それはそれで満足でした。さて、そういった中華料理のレストランで気づいたのが、日本との箸の違いです。中華の箸は、ことごとくプラスチックでできていて、しかも日本の箸よりかなり長いです。日本の箸より5センチから10センチは長いと感じました。まるで、菜箸のような長さです。この、プラスチック製の長い箸は、何もスリランカの中華料理店だけではなく、アメリカの中華料理店でも見受けられるので、きっと本場中国の箸もそうなんでしょう。
帰途に立ち寄った韓国では、焼き肉屋さんで金属製の細い箸を使いました。韓国の箸は、長さは中国の箸よりは短いけれど、日本の箸よりは長いような気がしました。アメリカの韓国料理屋さんでも、やっぱり金属でできた箸が出てきます。
このように、同じ東アジアの「箸を使う文化圏」でも、国によって箸の材質と長さに違いがあるようです。この違いはどこから来るのでしょうか。ちょっと興味をそそられました。ちなみに、ワシントンの我が家にいる時は、僕は津軽塗りの木の箸を使っています。やっぱり、慣れ親しんだ日本の箸が、一番しっくりきます。
帰途に立ち寄った韓国では、焼き肉屋さんで金属製の細い箸を使いました。韓国の箸は、長さは中国の箸よりは短いけれど、日本の箸よりは長いような気がしました。アメリカの韓国料理屋さんでも、やっぱり金属でできた箸が出てきます。
このように、同じ東アジアの「箸を使う文化圏」でも、国によって箸の材質と長さに違いがあるようです。この違いはどこから来るのでしょうか。ちょっと興味をそそられました。ちなみに、ワシントンの我が家にいる時は、僕は津軽塗りの木の箸を使っています。やっぱり、慣れ親しんだ日本の箸が、一番しっくりきます。
韓国新大統領は信念の人
ソウルからシカゴまでの機内では、「ジョーンアン・デイリー」や「コリアン・タイムズ」という韓国の英字新聞を読み漁っていました。当然、前日に行われた大統領選挙や、新大統領に当選を決めたばかりのノ・ムヒョン氏(56歳)に関する記事ばかりでした。そういった記事を読んでいて、「僕がもし韓国人であったら、やっぱりこのノ・ムヒョン氏に投票しただろうなあ」と強く思いました。それは、彼が「信念の人」と呼ぶに相応しいからです。
ノ・ムヒョン氏は、釜山郊外のかなり貧しい家庭で育ち、そのため大学進学はならず、最終学歴は高卒となっています。しかしその後独学で勉強し、見事に韓国の弁護士国家試験に合格。弁護士となってからは、一貫して労働者や弱者の人権擁護のために戦っていました。政治家に転身してからも、自分の信念を守り続けています。所属する民主党が決めた自分に有利な選挙区からの立候補を潔しとせず、敵対するハンナラ党の地盤である地元選挙区から立候補し続け、何度も落選しています。どうですか?何か、応援したくなるでしょ。
このノ・ムヒョン氏は、今回の大統領選の前までは、全くの無名だったそうです。しかし、民主党の予備選挙を闘ううちに、徐々に頭角を現してきたのです。彼は、若者に圧倒的な指示を受け、インターネット上のファン・クラブまであるんだそうです。政策的には、北朝鮮への太陽政策の継承、在留米軍の縮小や米軍との地位協定の改定、ソウルから行政首都の移転、韓国内の地域分断の解消などなどが公約です。米軍基地や地位協定の問題では、日本と同じような事情を抱えており、アメリカに対して日韓で共闘すべきこともありそうです。
さて、世代交代と職業政治の終焉を果たした今回の韓国大統領選挙から、我々は何を学ぶべきでしょうか。韓国は、今回の大統領選挙から、アメリカ式の予備選挙を導入しました。テレビでの候補者同士の公開討論会も、数回行われました。僕は、この予備選挙と公開討論会が、「リーダーの資質と政策」で選ぶ選挙の実現に貢献しているのは疑う余地がないと思っています。言い換えれば、予備選挙期間と公開討論会において、「リーダーの資質と政策」を有権者にアピールできれば、それまでは無名の候補者でも当選できるんだということです。そういう意味において、クリントン前大統領の一期目と、今回のノ・ムヒョン氏の当選は、どこか似ています。
「信念の人」ノ・ムヒョン氏が当選したことで、これから韓国の政治が大きく変わるような気がします。ひとり日本の政治だけが、全く変わる気配がない。サッカーでは、韓国はW杯で4位になりました。サッカーだけでなく政治でも、残念ながら日本は韓国に大きく遅れをとっているようです。
ノ・ムヒョン氏は、釜山郊外のかなり貧しい家庭で育ち、そのため大学進学はならず、最終学歴は高卒となっています。しかしその後独学で勉強し、見事に韓国の弁護士国家試験に合格。弁護士となってからは、一貫して労働者や弱者の人権擁護のために戦っていました。政治家に転身してからも、自分の信念を守り続けています。所属する民主党が決めた自分に有利な選挙区からの立候補を潔しとせず、敵対するハンナラ党の地盤である地元選挙区から立候補し続け、何度も落選しています。どうですか?何か、応援したくなるでしょ。
このノ・ムヒョン氏は、今回の大統領選の前までは、全くの無名だったそうです。しかし、民主党の予備選挙を闘ううちに、徐々に頭角を現してきたのです。彼は、若者に圧倒的な指示を受け、インターネット上のファン・クラブまであるんだそうです。政策的には、北朝鮮への太陽政策の継承、在留米軍の縮小や米軍との地位協定の改定、ソウルから行政首都の移転、韓国内の地域分断の解消などなどが公約です。米軍基地や地位協定の問題では、日本と同じような事情を抱えており、アメリカに対して日韓で共闘すべきこともありそうです。
さて、世代交代と職業政治の終焉を果たした今回の韓国大統領選挙から、我々は何を学ぶべきでしょうか。韓国は、今回の大統領選挙から、アメリカ式の予備選挙を導入しました。テレビでの候補者同士の公開討論会も、数回行われました。僕は、この予備選挙と公開討論会が、「リーダーの資質と政策」で選ぶ選挙の実現に貢献しているのは疑う余地がないと思っています。言い換えれば、予備選挙期間と公開討論会において、「リーダーの資質と政策」を有権者にアピールできれば、それまでは無名の候補者でも当選できるんだということです。そういう意味において、クリントン前大統領の一期目と、今回のノ・ムヒョン氏の当選は、どこか似ています。
「信念の人」ノ・ムヒョン氏が当選したことで、これから韓国の政治が大きく変わるような気がします。ひとり日本の政治だけが、全く変わる気配がない。サッカーでは、韓国はW杯で4位になりました。サッカーだけでなく政治でも、残念ながら日本は韓国に大きく遅れをとっているようです。
スリランカの垢を韓国で落とす。
スリランカからバンコック経由でソウルに来ました。アジア方面へ出張の時は、いつも成田経由で帰ることにしていましたが、今回はソウル経由にしてみました。今日韓国は、大統領選挙の投票日だったんです。現在開票が行われています。ソウル経由にしたのは、大統領選挙という歴史的瞬間を、肌で感じてみようかなという目論みも少しはありました。さて、どちらが勝ちますか。
ソウルの新インチョン国際空港は、とても綺麗で立派でした。でも、入国審査は大混雑、おまけに空港から都心のホテルまで車で2時間以上もかかってしまい、ちょっと印象悪し。何か、まるで成田空港だなあ、と思ってしまいました。以前ソウルに来た時は、確かキムポ空港を利用しましたが、もっと都心に近かったのを覚えています。
さて、そのインチョン国際空港でもらった観光マップに、「韓国アカスリ」というのが紹介されていたので、早速今日行ってみました。スリランカでたまった「垢」を落としていこうと思ったのです。で、感想ですが、はっきり言って痛いだけで全然良くなかった。ニンニク臭いお兄さんによる、乱暴な「垢すり」だったのです。あれなら、故郷の八戸にある新八温泉の「韓国アカスリ」の方が百倍気持ちいいです。明日の朝早くホテルを出て、倒産したユナイテッド航空に乗って、シカゴ経由でワシントンまで帰ります。
ソウルの新インチョン国際空港は、とても綺麗で立派でした。でも、入国審査は大混雑、おまけに空港から都心のホテルまで車で2時間以上もかかってしまい、ちょっと印象悪し。何か、まるで成田空港だなあ、と思ってしまいました。以前ソウルに来た時は、確かキムポ空港を利用しましたが、もっと都心に近かったのを覚えています。
さて、そのインチョン国際空港でもらった観光マップに、「韓国アカスリ」というのが紹介されていたので、早速今日行ってみました。スリランカでたまった「垢」を落としていこうと思ったのです。で、感想ですが、はっきり言って痛いだけで全然良くなかった。ニンニク臭いお兄さんによる、乱暴な「垢すり」だったのです。あれなら、故郷の八戸にある新八温泉の「韓国アカスリ」の方が百倍気持ちいいです。明日の朝早くホテルを出て、倒産したユナイテッド航空に乗って、シカゴ経由でワシントンまで帰ります。
蚊も殺さぬスリランカの仏教徒
「パンチャシラ」という言葉をご存知でしょうか。僕は「パンチャシラ」というと、インドネシアの建国5原則を思い出すんですが、今回のスリランカ滞在中、この言葉を何度か耳にしました。そもそも「パンチャシラ」とは、サンスクリット語で「5つの徳」を意味するんだそうで、そういうところからインドネシアの建国5原則も「パンチャシラ」と呼ばれているんでしょうね。
スリランカでは、「パンチャシラ」とはブッダの教えのことなんです。身も心も人間らしくあるために、この「パンチャシラ」は、日々の生活で5つの行いを禁じています。その5つとは、以下のとおりです。
1.殺すな。
2.盗むな。
3.嘘つくな。
4.不倫するな。
5.酒飲むな。
毎日毎日これを実践すれば、敬虔な仏教徒ということになるんでしょう。
ところで先日、仕事でスリランカのある街を訪れるために車に乗っていた時のことです。車内に蚊が何匹もいたので、僕は蚊を退治しようと、必死に両手で蚊を叩いていました。ところが、一緒に乗っていた仏教徒のピヤセナさんは、蚊が車の窓に近づくのを見計らったように素早く窓を開けて、蚊を車から逃がしたのです。正に、「パンチャシラ」の教えを実践したわけです。というのは、「パンチャシラ」の一番目の教え、「殺すな」というのは、虫や動物など全ての生き物にあてはまるからです。
しかし、さすがのピヤセナさんも、「飲むな」という教えだけは守れず、ついついアルコールを飲んでしまうんだそうです。でも、それ以外の4っつは、生まれてから今まで忠実に実践しているということです。僕はといえば、酒は飲むし、虫は殺すし、時々嘘もついてしまいます。やっぱりまだまだ修行が足りません。
スリランカでは、「パンチャシラ」とはブッダの教えのことなんです。身も心も人間らしくあるために、この「パンチャシラ」は、日々の生活で5つの行いを禁じています。その5つとは、以下のとおりです。
1.殺すな。
2.盗むな。
3.嘘つくな。
4.不倫するな。
5.酒飲むな。
毎日毎日これを実践すれば、敬虔な仏教徒ということになるんでしょう。
ところで先日、仕事でスリランカのある街を訪れるために車に乗っていた時のことです。車内に蚊が何匹もいたので、僕は蚊を退治しようと、必死に両手で蚊を叩いていました。ところが、一緒に乗っていた仏教徒のピヤセナさんは、蚊が車の窓に近づくのを見計らったように素早く窓を開けて、蚊を車から逃がしたのです。正に、「パンチャシラ」の教えを実践したわけです。というのは、「パンチャシラ」の一番目の教え、「殺すな」というのは、虫や動物など全ての生き物にあてはまるからです。
しかし、さすがのピヤセナさんも、「飲むな」という教えだけは守れず、ついついアルコールを飲んでしまうんだそうです。でも、それ以外の4っつは、生まれてから今まで忠実に実践しているということです。僕はといえば、酒は飲むし、虫は殺すし、時々嘘もついてしまいます。やっぱりまだまだ修行が足りません。
スクール・バスは追い越し禁止
アメリカでは、子供が歩いて通学している姿を見たことがありません。誘拐やその他の犯罪に巻き込まれる危険があるせいか、子供達は必ずスクール・バスか、親の車で通学しているようです。最近の日本も犯罪が増えてきているようですが、まだまだ小学生は徒歩通学が当たり前なんじゃないでしょうか。
さて、そのスクール・バスですが、アメリカではデザインが統一されていて、まっ黄色のとても目立つバスです。このスクール・バスが停まっていて子供たちが乗り降りしている間は、後ろに続くいかなる車両もこのバスを追い越してはいけないことになっています。そればかりか、対向車も停止して子供たちの乗り降りが終わるのを待たなければなりません。要するに、スクール・バスの停止中は、その道路上の全ての車両が停止していなければならないのです。これは、スクール・バスの陰から子供が飛び出したりして、万が一事故が起きてはいけないので、このように法律で決められているのです。それにしても、両面通行止めとはかなり徹底していますよね。
さて、そのスクール・バスですが、アメリカではデザインが統一されていて、まっ黄色のとても目立つバスです。このスクール・バスが停まっていて子供たちが乗り降りしている間は、後ろに続くいかなる車両もこのバスを追い越してはいけないことになっています。そればかりか、対向車も停止して子供たちの乗り降りが終わるのを待たなければなりません。要するに、スクール・バスの停止中は、その道路上の全ての車両が停止していなければならないのです。これは、スクール・バスの陰から子供が飛び出したりして、万が一事故が起きてはいけないので、このように法律で決められているのです。それにしても、両面通行止めとはかなり徹底していますよね。
宿題と読書の長さ
子供なら誰でも宿題は嫌いだと思いますが、あれは親にとっても面倒なものらしいです。仕事から疲れて帰ってきて、さらに子供の尻を叩いて難しい宿題をやらせるなんていうのは、想像しただけでもイヤになります。ということで、僕の住んでいるアーリントン郡の教育委員会では、「一日あたりの宿題の長さ」の指針を最近まとめました。これは、先生、親、生徒への聞き取り調査や、様々な学術書などのリサーチの結果だそうです。学年ごとの望ましい宿題と読書の長さは以下のとおりです。
・1年生 宿題は一日最高20分まで、読書は最低20分
・2年生 宿題は一日最高30分まで、読書は最低20分
・3年生 宿題は一日最高45分まで、読書は最低20分
・4年生 宿題は一日最高60分まで、読書は最低30分
・5年生 宿題は一日最高60分まで、読書は最低30分
・6年生 宿題は一日最高90分まで、読書は最低30分
さて、これを見て長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれでしょう。面白いのは、宿題は最高何分までとなっているのに、読書は最低何分となっていることです。宿題はあんまりさせてはいけないけれど、読書はすればするほどいいということなのでしょうか。まあ、こういった指針は単なる目安なんでしょうけれど、大事なのは何事も量より質ですよね。
校長は女性、一クラスは18人
アーリントン郡の公立小学校の情報を集めていて、驚いたことが二つあります。ひとつは、校長先生は圧倒的に女性が多いということです。アーリントン郡には21校の公立小学校がありますが、そのうち実に19校の校長先生が女性なのです。これはどうしてでしょうか。これほど極端だということは、アメリカは女性の社会進出が進んでいるからという以上に、何か別の理由があるとしか思えません。そう言えば、先日オープンハウス(学校説明会と学校施設の視察)で訪れた私立小学校の校長先生も女性でした。理由はイマイチ分かりませんが、アメリカの小学校では、校長先生は女性だというのが一般的なようです。
もうひとつ驚いたことというのは、一クラスの児童数の少なさです。アーリントン郡の公立小学校の一クラスの平均児童数は、17.5人だそうです。要するに、一クラスに児童が17人か18人しかいないのです。今、日本では小学校の一クラスの児童数はどれくらいなんでしょうか。もう大分前ですが、僕が小学生の時は、40数人だったと思います。一クラスの児童数が少ないということは、先生の目が一人一人の児童に行き渡るので、落ちこぼれが少ないということなのでしょうか。何か、友達の数も少なくて、ちょっと寂しいような気もしますが。このアーリントン郡の一クラスの児童数は、全米でもかなり少ない方なんだそうです。
もうひとつ驚いたことというのは、一クラスの児童数の少なさです。アーリントン郡の公立小学校の一クラスの平均児童数は、17.5人だそうです。要するに、一クラスに児童が17人か18人しかいないのです。今、日本では小学校の一クラスの児童数はどれくらいなんでしょうか。もう大分前ですが、僕が小学生の時は、40数人だったと思います。一クラスの児童数が少ないということは、先生の目が一人一人の児童に行き渡るので、落ちこぼれが少ないということなのでしょうか。何か、友達の数も少なくて、ちょっと寂しいような気もしますが。このアーリントン郡の一クラスの児童数は、全米でもかなり少ない方なんだそうです。
公立小学校はオプション付き学区制
昨日は、「長女の小学校を決めるためにいろいろリサーチを始めた」と書きましたが、そのリサーチの結果を今日から何回かに渡って報告します。主に、僕が住んでいるヴァージニア州アーリントン郡の公立小学校の話です。
アーリントン郡には公立小学校が21校あって、そのうちの18校は学区制です。要するに、住んでいる場所によって、この18校のうちどこかひとつの小学校が割り当てられているのです。逆に言えば、郡内どこに住んでいても、その学区の小学校には必ず入れます。残りの3校はいわばオプションの小学校で、毎週成績評価を行う勉強重視の学校や、英語とスペイン語の両方で教える学校など、とても特色のある学校です。このオプション校へは、郡内のどこに住んでいても応募できますが、応募児童数が定員を上回った場合は、抽選により入学が決まるのです。抽選ですから、このオプション校へ確実に入学できるという保証はありません。しかしながら、ここアーリントン郡に住んでいる親たちは、公立の小学校に関して少なくとも4校(学区制1校とオプション校3校)の選択肢があるということが言えると思います(その他に、私立の小学校も数校あります)。
これら公立小学校の全ては、アメリカ国内で行われる標準テストの結果を学年ごと、科目ごとに毎年公表しています。従って、「ああ、この小学校は随分算数の成績がいいなあ」とか、「こっちの小学校は英語の成績が最近伸びているなあ」とか分かるんです。勉強の成績が全てとは言いませんが、これが、自分の子供の学校を選択する上での大きな目安になっているというのは紛れもない事実でしょう。実際、子供の小学校入学が近づくと、より成績のいい学校のある学区へ引越しをするという人のことをよく耳にします。アメリカの公立学校は、成績を公表することによって各学校が競い合い、親が学校を選択する自由をかなり与えられているという訳です。競争原理と選択の自由という、いかにもアメリカらしいやり方が、小学校選びの場にも導入されているのです。
ところで、アーリントン郡でどの科目も一番成績がいいのは、オプション校のひとつであるアーリントン・トラディショナル小学校です。僕の長女がその学校に応募するかどうかの結論は、まだ出ていません。
アーリントン郡には公立小学校が21校あって、そのうちの18校は学区制です。要するに、住んでいる場所によって、この18校のうちどこかひとつの小学校が割り当てられているのです。逆に言えば、郡内どこに住んでいても、その学区の小学校には必ず入れます。残りの3校はいわばオプションの小学校で、毎週成績評価を行う勉強重視の学校や、英語とスペイン語の両方で教える学校など、とても特色のある学校です。このオプション校へは、郡内のどこに住んでいても応募できますが、応募児童数が定員を上回った場合は、抽選により入学が決まるのです。抽選ですから、このオプション校へ確実に入学できるという保証はありません。しかしながら、ここアーリントン郡に住んでいる親たちは、公立の小学校に関して少なくとも4校(学区制1校とオプション校3校)の選択肢があるということが言えると思います(その他に、私立の小学校も数校あります)。
これら公立小学校の全ては、アメリカ国内で行われる標準テストの結果を学年ごと、科目ごとに毎年公表しています。従って、「ああ、この小学校は随分算数の成績がいいなあ」とか、「こっちの小学校は英語の成績が最近伸びているなあ」とか分かるんです。勉強の成績が全てとは言いませんが、これが、自分の子供の学校を選択する上での大きな目安になっているというのは紛れもない事実でしょう。実際、子供の小学校入学が近づくと、より成績のいい学校のある学区へ引越しをするという人のことをよく耳にします。アメリカの公立学校は、成績を公表することによって各学校が競い合い、親が学校を選択する自由をかなり与えられているという訳です。競争原理と選択の自由という、いかにもアメリカらしいやり方が、小学校選びの場にも導入されているのです。
ところで、アーリントン郡でどの科目も一番成績がいいのは、オプション校のひとつであるアーリントン・トラディショナル小学校です。僕の長女がその学校に応募するかどうかの結論は、まだ出ていません。