公立小学校はオプション付き学区制 | ワシントン通信 3.0~地方公務員から転身した国際公務員のblog

公立小学校はオプション付き学区制

 昨日は、「長女の小学校を決めるためにいろいろリサーチを始めた」と書きましたが、そのリサーチの結果を今日から何回かに渡って報告します。主に、僕が住んでいるヴァージニア州アーリントン郡の公立小学校の話です。

 アーリントン郡には公立小学校が21校あって、そのうちの18校は学区制です。要するに、住んでいる場所によって、この18校のうちどこかひとつの小学校が割り当てられているのです。逆に言えば、郡内どこに住んでいても、その学区の小学校には必ず入れます。残りの3校はいわばオプションの小学校で、毎週成績評価を行う勉強重視の学校や、英語とスペイン語の両方で教える学校など、とても特色のある学校です。このオプション校へは、郡内のどこに住んでいても応募できますが、応募児童数が定員を上回った場合は、抽選により入学が決まるのです。抽選ですから、このオプション校へ確実に入学できるという保証はありません。しかしながら、ここアーリントン郡に住んでいる親たちは、公立の小学校に関して少なくとも4校(学区制1校とオプション校3校)の選択肢があるということが言えると思います(その他に、私立の小学校も数校あります)。

 これら公立小学校の全ては、アメリカ国内で行われる標準テストの結果を学年ごと、科目ごとに毎年公表しています。従って、「ああ、この小学校は随分算数の成績がいいなあ」とか、「こっちの小学校は英語の成績が最近伸びているなあ」とか分かるんです。勉強の成績が全てとは言いませんが、これが、自分の子供の学校を選択する上での大きな目安になっているというのは紛れもない事実でしょう。実際、子供の小学校入学が近づくと、より成績のいい学校のある学区へ引越しをするという人のことをよく耳にします。アメリカの公立学校は、成績を公表することによって各学校が競い合い、親が学校を選択する自由をかなり与えられているという訳です。競争原理と選択の自由という、いかにもアメリカらしいやり方が、小学校選びの場にも導入されているのです。

 ところで、アーリントン郡でどの科目も一番成績がいいのは、オプション校のひとつであるアーリントン・トラディショナル小学校です。僕の長女がその学校に応募するかどうかの結論は、まだ出ていません。