たまらなく孤独で、熱い街 -7ページ目

『ほうかご探偵隊』 倉知 淳

ほうかご探偵隊 (創元推理文庫)

ほうかご探偵隊
著者・後書:倉知 淳

解説:川出 正樹

(創元推理文庫)

初版:2017年6月23日

(2004年11月に講談社より刊行)

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この作者の本はなんとなく読む気にならない猫丸先輩もの以外の単発を5冊目ですが、これが一番良かったかもしれない(過去に読んだ本は10年以上前だから記憶が不鮮明・・・)。

ジュブナイルで子供たちが主人公ということで「日常の謎」なんだろうなあくらいの気持ちで読んでましたが、途中からページをめくる手が止まりませんでした。

当然謎を解きあかす部分もありますし、ユーモアもあって楽しく読み終えました。

私にもこんな小学校時代があったらなあ・・・。


【読書メーター】 2018年8月分

早いもので今年も2/3を過ぎました。

カープのリーグ3連覇も目の前です。

くれぐれも怪我や故障なくゴールテープを切って欲しいと思います。

 

8月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:6,864



死の相続 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ) 死の相続 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)感想
死亡したハイチの実業家の屋敷に7人の遺産相続人が集まったが、遺産相続には条件があった。そして相続人が次々と殺されてゆくし、さらにはゲリラとの銃撃戦やら、ゾンビが墓穴から蘇るやら、てんてこ舞い。もしかしてバカミスかとも思ったが、本格ものとしてちゃんとオチまであるのだから凄い。ところで、今風ではないにせよゾンビが少し登場するが、当時はなんと呼んでいたのか原文が気になる。305ページ
読了日:08月02日 著者:セオドア ロスコー
ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫) ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)感想
謎の妖怪である「ぼぎわん」が田舎を離れた田原の元へとやってくるのは、幼いころに「ぼぎわん」と会話をしたせいなのか。第1章では「ぼぎわん」の恐ろしさを読者に刷り込む。第2章は田原の妻に視点が変わると、イクメンのはずの田原のイヤらしさが。第3章でまた視点が変わり、強力な霊能者である琴子と「ぼぎわん」の対決。「ぼぎわん」にリアリティは感じられないが、なかなか良く考えられていて面白かった。375ページ
読了日:08月04日 著者:澤村伊智
レスト・イン・ピース 6番目の殺人鬼 (角川ホラー文庫) レスト・イン・ピース 6番目の殺人鬼 (角川ホラー文庫)感想
中学の同級生が次々と死んでいるという。越智が元カノのリカらと調査を始めると、近現代の連続殺人犯をたちをモチーフにしたホラーハウス<殺人館>に原因があるらしいが・・・。どうせなら、ずっとホラーで通して欲しかったな。最後は出来の悪いミステリじみてきてしまってちょっと惜しい。357ページ
読了日:08月05日 著者:雪富 千晶紀
BLAME! THE ANTHOLOGY (ハヤカワ文庫JA) BLAME! THE ANTHOLOGY (ハヤカワ文庫JA)感想
これを読む前に原作のコミックスを全部読んだのだが、ちょっとピンと来なかったな。迫力は伝わったけど。で、これだが、最初の2編は椎名誠の北政府ものを読んでいるような気分でした。野崎まども良かったが、ラスト2編がとても良かった。飛さん、絶好調ですね。373ページ
読了日:08月07日 著者:九岡望,小川一水,野崎まど,酉島伝法,飛浩隆
僕らの世界が終わる頃 (新潮文庫nex) 僕らの世界が終わる頃 (新潮文庫nex)感想
14歳で引きこもりの渉がWEBにアップした小説と似たような事件が起こる・・・。犯人の正体などはどうでもいい感じで、どちらかというと渉の成長譚なのかな。ミステリ的にも回収されており、読み終わって損したと思うことはなかった。411ページ
読了日:08月09日 著者:彩坂 美月
生贄の木 (創元推理文庫) 生贄の木 (創元推理文庫)感想
このシリーズも10作目か。よく付き合ってるな、俺。前作のある意味衝撃的なラストから続くのかと思ったら、全然違う話になってるが序盤は珍しく読みやすかった。今回はウィリアムズ症候群の少女に対して不思議な接触というか交流の仕方をするマロリー。そしていつも通りに途中から犯人はどうでもよくなってしまう。621ページ
読了日:08月11日 著者:キャロル・オコンネル
日本SF傑作選3 眉村卓 下級アイデアマン/還らざる空 (ハヤカワ文庫 JA ク) 日本SF傑作選3 眉村卓 下級アイデアマン/還らざる空 (ハヤカワ文庫 JA ク)感想
久しぶりに眉村卓のSFを読んだ、というよりは久々に眉村卓を読んだ。半分くらいは既読と思うが、忘れているので新鮮でした。前半はしんどいのもあったが、後半は面白いのが揃っています。この中では巻末の「産業士官候補生」がベストなのだろうけど、ミステリ要素も濃い「還らざる空」もなかなか。782ページ
読了日:08月13日 著者:眉村 卓
顔に降りかかる雨 (講談社文庫) 顔に降りかかる雨 (講談社文庫)感想
再読なのだけど、読んだのはかなり前なのでミロと言われてもピンと来なかった。夫の夢から始まって、友人の失踪やら大金を探すハメになったりヤクザやらが出てきて飽きさせない。ミロが最後に急に鋭くなるきらいはあるが、まあまあ面白かった。404ページ
読了日:08月15日 著者:桐野 夏生
長く暗い魂のティータイム (河出文庫) 長く暗い魂のティータイム (河出文庫)感想
いかにもダグラス・アダムズらしいというか何というか。神さまも登場されたのなら、最後はドカンと爆発してくれないとね。366ページ
読了日:08月17日 著者:ダグラス アダムス
ゲームウォーズ(上) (SB文庫) ゲームウォーズ(上) (SB文庫)感想
これは面白い。まるでゲーム好きの夢のようだ。主人公はほとんど仮想世界オアシスで生きている少年。だがそのオアシスを構築したハリデーが死去。遺言によるとオアシス内の三つの扉をクリアしたものに後継者になってもらうという内容。オアシスの中はポップカルチャーやらなにやら満載で、そちらも楽しめる方はより面白いでしょう。398ページ
読了日:08月19日 著者:アーネスト・クライン
ゲームウォーズ(下) (SB文庫) ゲームウォーズ(下) (SB文庫)感想
この主人公の1割でもゲームや映画の知識があったらもっと楽しめただろうけど、後半はサプライズもインパクトも薄かったがそれなりに面白かった。さあ、パーシヴァル、バトンは君に繋がれた。今度は君の番だぜ。342ページ
読了日:08月21日 著者:アーネスト・クライン
日本SF傑作選4 平井和正 虎は目覚める/サイボーグ・ブルース (ハヤカワ文庫JA) 日本SF傑作選4 平井和正 虎は目覚める/サイボーグ・ブルース (ハヤカワ文庫JA)感想
平井和正はデビュー当時からすでに完成された作家というイメージがあったのだが、こうして再読してみると当然ながらそうでもない。初期短編は「情念」という雰囲気がヒシヒシと感じられて読むのが息苦しいほど。「悪徳学園」はおとなしすぎるが。『サイボーグ・ブルース』はもっと暗かった気がしたが、意外と主人公がお茶目だった。これが後のアダルトウルフガイの犬神明に受け継がれていくのだろう。これだけ一度に読むとさすがに満腹しますね。798ページ
読了日:08月23日 著者:平井 和正
連想トンネル (角川文庫 緑 509-3) 連想トンネル (角川文庫 緑 509-3)感想
積読本(読書メーターでは「読んでる本」)もだいぶ減ってきたので、死蔵本(読書メーターでは「積読本」)にも手を出すかとあれこれ物色して、何冊か選んだ中に式貴士も。式貴士は「エロもの」「グロもの」「ナンセンスもの」「ロマンチックでセンチメンタルなもの」の四つに分けられるそうな。上記の四つのどれかが確かに入っている短編集ではあるけれど、何年か前に田中光二の古い本を読んだときにも感じたが、なんか今さら感がある。だから、ワクワクもドキドキも驚きもなし。239ページ
読了日:08月25日 著者:式 貴士
([ほ]4-3)活版印刷三日月堂 庭のアルバム (ポプラ文庫) ([ほ]4-3)活版印刷三日月堂 庭のアルバム (ポプラ文庫)感想
全4巻らしいので後半への折り返し。いよいよ弓子さんがメインになってきて、平台(大型印刷機)も動きそうな展開。過去巻やこの巻のエピソードが弓子さんを通じて繋がって大きなうねりとなり、弓子さんが物語の最後になにを刷るのか楽しみ。326ページ
読了日:08月27日 著者:ほしおさなえ
凶宅 (角川ホラー文庫) 凶宅 (角川ホラー文庫)感想
山の中腹という変な場所へ引越した一家。ここでの不穏な出来事をなんとかしようとする小学生の翔太。山の上から何かが来るのか?作者は「家」に憑く禍々しいものに魅せられているかのよう。今回のは人工的すぎて怖さが今ひとつだった。342ページ
読了日:08月29日 著者:三津田 信三
シャーロック・ホームズの栄冠 (創元推理文庫) シャーロック・ホームズの栄冠 (創元推理文庫)感想
本家本元のホームズは今さら読む気にならないが(短編集しか読んでないけど)、パロディやパスティーシュなら面白かろうと手に取る。錚々たる顔ぶれを集めてくれて、それなりに面白いのもあったけど、やっぱり私にはホームズの魅力が分からないのだなと思わせてくれたアンソロジーではあった。425ページ
読了日:08月31日 著者:ロナルド・A・ノックス,アントニイ・バークリー他

読書メーター
 

『シャーロック・ホームズの栄冠』 北原 尚彦・編

シャーロック・ホームズの栄冠 (創元推理文庫)

シャーロック・ホームズの栄冠
編者・訳者・序文・注釈・解説:北原 尚彦

(創元推理文庫)

初版:2017年11月30日

(2007年1月に論創社より刊行)

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【第Ⅰ部 王道篇】

「一等車の秘密」(1947) ロナルド・A・ノックス

「ワトスン博士の友人」(?) E・C・ベントリー

「おばけオオカミ事件」(1949) アントニー・バウチャー

「ボー・ピープのヒツジ失踪事件」(1923) アントニイ・バークリー

「シャーロックの強奪」(1903) A・A・ミルン

「真説シャーロック・ホームズの生還」(1903) ロード・ワトスン(E・F・ベンスン&ユースタス・H・マイルズ)

「第二の収穫」(1904) ロバート・バー

「シャーロック・ホームズと〈ボーダーの橋〉バザー」(1903) 作者不詳

 

【第Ⅱ部 もどき篇】

「南洋スープ会社事件」(1931) ロス・マクドナルド

「ステイトリー・ホームズの冒険」(1957) アーサー・ポージス

「ステイトリー・ホームズの新冒険」(1964) アーサー・ポージス

「ステイトリー・ホームズと金属箱事件」(1965) アーサー・ポージス

「まだらの手」(1915?) ピーター・トッド

「四十四のサイン」(1915?) ピーター・トッド

 

【第Ⅲ部 語られざる事件篇】

「疲労した船長の事件」(1958) アラン・ウィルスン

「調教された鵜の事件」(?) オーガスト・ダーレス

「コンク-シングルトン偽造事件」(1953) ギャヴィン・ブレンド

「トスカ枢機卿事件」(1953) S・C・ロバーツ

 

【第Ⅳ部 対決篇】

「シャーロック・ホームズ対デュパン」(1905) アーサー・チャップマン

「シャーロック・ホームズ対勇将ジェラール」(1903) 作者不詳

「シャーロック・ホームズ対007」(1964) ドナルド・スタンリー

 

【第Ⅴ部 異色篇】

「犯罪者捕獲法奇譚」(1912) キャロリン・ウェルズ

「小惑星の力学」(19153) ロバート・ブロック

「サセックスの白昼夢」(1947) ベイジル・ラスボーン

「シャーロック・ホームズなんか怖くない」(1968) ビル・プロンジーニ

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本家本元のホームズは今さら読む気にならないが(短編集しか読んでないけど)、パロディやパスティーシュなら面白かろうと手に取る。

錚々たる顔ぶれを集めてくれて、それなりに面白いのもあったけど、やっぱり私にはホームズの魅力が分からないのだなと思わせてくれたアンソロジーではあった。



『凶宅』 三津田 信三

凶宅 (角川ホラー文庫)

凶宅
著者:三津田 信三

(角川ホラー文庫)

初版:2017年11月25日

(2008年9月に光文社文庫より刊行)

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山の中腹という変な場所へ引越した一家。

ここでの不穏な出来事をなんとかしようとする小学生の翔太。

その正体とはなに?

作者は「家」に憑く禍々しいものに魅せられているのかな。

今回のは人工的すぎて怖さが今ひとつだった。


『活版印刷三日月堂~庭のアルバム~』 ほしお さなえ

([ほ]4-3)活版印刷三日月堂 庭のアルバム (ポプラ文庫)

活版印刷三日月堂 庭のアルバム
著者:ほしお さなえ

(ポプラ文庫)

初版:2017年12月5日

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「チケットと昆布巻き」

「カナコの歌」

「庭のアルバム」

「川の合流する場所で」

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全4巻らしいので後半への折り返し。

いよいよ弓子さんがメインになってきて、平台(大型印刷機)も動きそうな展開。

過去やこの巻のエピソードが弓子さんを通じて繋がって大きなうねりとなり、弓子さん物語の最後になにを刷るのか楽しみ。


『連想トンネル』 式 貴士

連想トンネル (角川文庫 緑 509-3)

連想トンネル
著者:式 貴士

解説:斎藤 融

(角川文庫)

初版:1982年11月30日

(1980年5月にCBSソニー出版より刊行)

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「連想トンネル」

「見えない恋人」

「ロボット変化」

「首吊り三味線」

「文明破壊兵器」

「猫は頭にきた」

「マスカレード」

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積読本(読書メーターでは「読んでる本」)もだいぶ減ってきたので、死蔵本(読書メーターでは「積読本」)にも手を出すかとあれこれ物色していて、20冊くらい選んだ中に式貴士も。

式貴士は「エロもの」「グロもの」「ナンセンスもの」「ロマンチックでセンチメンタルなもの」の四つに分けられるそうな。

上記の四つのどれかが確かに入っている短編集ではあるけれど、何年か前に田中光二の古い本を読んだときにも感じたが、なんか今さら感がある。

だから、ワクワクもドキドキも驚きもなし。

こうなったら意地でも角川文庫のは全部読むけどね。



『日本SF傑作選(4)虎は目覚める/サイボーグ・ブルース』 平井 和正

日本SF傑作選4 平井和正 虎は目覚める/サイボーグ・ブルース (ハヤカワ文庫JA) 日本SF傑作選4 平井和正 虎は目覚める/サイボーグ・ブルース
著者:平井 和正

編者・解説:日下 三蔵

付録:平井 和正

(ハヤカワ文庫JA)

初版:2018年2月15日

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「レオノーラ」

「死を蒔く女」

「虎は目覚める」

「背後の虎」

「次元モンタージュ」

「虎は暗闇より」

「エスパーお蘭」

「悪徳学園」

「星新一の内的宇宙(インナースペース)」

「転生」

『サイボーグ・ブルース』

「デスハンター エピローグ

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平井和正はデビュー当時からすでに完成された作家というイメージがあったのだが、こうして再読してみると当然ながらそうでもない。

初期短編は「情念」という雰囲気がヒシヒシと感じられて読むのが息苦しいほど。

「悪徳学園」はおとなしすぎるが。

『サイボーグ・ブルース』はもっと暗かった気がしたが、意外と主人公がお茶目だった。

これが後のアダルトウルフガイの犬神明に受け継がれていくのだろう。

これだけ一度に読むとさすがに満腹しますね。


『ゲームウォーズ』(上・下) アーネスト・クライン

ゲームウォーズ(上) (SB文庫)

ゲームウォーズ(上)
著者:アーネスト・クライン

訳者:池田 真紀子

(SBクリエイティブ・SB文庫)

初版:2014年5月25日

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ゲームウォーズ(下) (SB文庫) ゲームウォーズ(下)
著者:アーネスト・クライン

訳者・後書:池田 真紀子

(SBクリエイティブ・SB文庫)

初版:2014年5月25日
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2011年の作。

これは面白い。

まるでゲーム好きが夢見た世界のようだ。

主人公はほとんど仮想世界オアシスで生きている少年。

だがそのオアシスを構築したハリデーが死去。

遺言によるとオアシス内の三つの扉をクリアしたものに後継者になってもらうという内容。

オアシスの中はポップカルチャーやらなにやら満載で、そちらも楽しめる方はより面白いでしょう。

後半もサプライズはないけど、ツボを外さずに進みます。

バーチャルもだがリアルでも奮闘するか?

『長く暗い魂のティータイム』 ダグラス・アダムス

長く暗い魂のティータイム (河出文庫)

長く暗い魂のティータイム
著者:ダグラス・アダムス

訳者・後書:安原 和見

(河出文庫)

初版:2018年3月20日

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1988年の作。

いかにもダグラス・アダムズらしいというか何というか。

神さまも登場されたのなら、最後はドカンと爆発してくれないとね。


『顔に降りかかる雨』 桐野 夏生

顔に降りかかる雨 (講談社文庫)

顔に降りかかる雨
著者:桐野 夏生

解説:香山 二三郎

(講談社文庫)

初版:1996年7月15日

(1993年9月に講談社より刊行)

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再読なのだけど、読んだのはかなり前なのでミロと言われてもピンと来なかった。

夫の夢から始まって、友人の失踪やら大金を探すハメになったりヤクザやらが出てきて飽きさせない。

ミロが最後に急に鋭くなるきらいはあるが、面白かった。