『シャーロック・ホームズの栄冠』 北原 尚彦・編 | たまらなく孤独で、熱い街

『シャーロック・ホームズの栄冠』 北原 尚彦・編

シャーロック・ホームズの栄冠 (創元推理文庫)

シャーロック・ホームズの栄冠
編者・訳者・序文・注釈・解説:北原 尚彦

(創元推理文庫)

初版:2017年11月30日

(2007年1月に論創社より刊行)

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【第Ⅰ部 王道篇】

「一等車の秘密」(1947) ロナルド・A・ノックス

「ワトスン博士の友人」(?) E・C・ベントリー

「おばけオオカミ事件」(1949) アントニー・バウチャー

「ボー・ピープのヒツジ失踪事件」(1923) アントニイ・バークリー

「シャーロックの強奪」(1903) A・A・ミルン

「真説シャーロック・ホームズの生還」(1903) ロード・ワトスン(E・F・ベンスン&ユースタス・H・マイルズ)

「第二の収穫」(1904) ロバート・バー

「シャーロック・ホームズと〈ボーダーの橋〉バザー」(1903) 作者不詳

 

【第Ⅱ部 もどき篇】

「南洋スープ会社事件」(1931) ロス・マクドナルド

「ステイトリー・ホームズの冒険」(1957) アーサー・ポージス

「ステイトリー・ホームズの新冒険」(1964) アーサー・ポージス

「ステイトリー・ホームズと金属箱事件」(1965) アーサー・ポージス

「まだらの手」(1915?) ピーター・トッド

「四十四のサイン」(1915?) ピーター・トッド

 

【第Ⅲ部 語られざる事件篇】

「疲労した船長の事件」(1958) アラン・ウィルスン

「調教された鵜の事件」(?) オーガスト・ダーレス

「コンク-シングルトン偽造事件」(1953) ギャヴィン・ブレンド

「トスカ枢機卿事件」(1953) S・C・ロバーツ

 

【第Ⅳ部 対決篇】

「シャーロック・ホームズ対デュパン」(1905) アーサー・チャップマン

「シャーロック・ホームズ対勇将ジェラール」(1903) 作者不詳

「シャーロック・ホームズ対007」(1964) ドナルド・スタンリー

 

【第Ⅴ部 異色篇】

「犯罪者捕獲法奇譚」(1912) キャロリン・ウェルズ

「小惑星の力学」(19153) ロバート・ブロック

「サセックスの白昼夢」(1947) ベイジル・ラスボーン

「シャーロック・ホームズなんか怖くない」(1968) ビル・プロンジーニ

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本家本元のホームズは今さら読む気にならないが(短編集しか読んでないけど)、パロディやパスティーシュなら面白かろうと手に取る。

錚々たる顔ぶれを集めてくれて、それなりに面白いのもあったけど、やっぱり私にはホームズの魅力が分からないのだなと思わせてくれたアンソロジーではあった。