たまらなく孤独で、熱い街 -344ページ目

『夜の記憶』 トマス・H・クック

夜の記憶 トマス・H. クック, Thomas H. Cook, 村松 潔
夜の記憶
(文春文庫)
初版:2000年5月10日
 
 
 
ちょっと古い本ですが、急に思い出して再読したので・・・・・・。
 
小松左京は『ゴルディアスの結び目』 という短編で、人の心の奥底にある闇を外宇宙と結びつけ、そのスケールの大きさと結末に一種の恐怖すらおぼえました。
心の闇といえばクックですが、記憶三部作が一人称であるのに対し、こちらは三人称。
 
ポール・グレーヴズ、作家、45歳。
12歳の時両親を交通事故で亡くし、姉とふたり暮しをしていたが、その姉も1年後にグレーヴズの目の前で殺人鬼とその手下により惨殺されてしまう。
犯人は「お前はなにも言わないだろうよ、坊主」と言い残して逃げ去った。
少年は事件について何も話さなかった、大人になってからも。
事件から数年後、故郷を飛び出したグレーヴズはニューヨークで作家となったが、姉が無残に殺されたトラウマからほとんど他人と接触できず、孤独な生活を余儀なくされていた。
 
グレーヴズが書く小説は19世紀を舞台にしたもので、刑事のスロヴァックが殺人鬼のケスラーと手下のサイクスを追いかける(しかし殺人鬼は決して捕まらない)シリーズもので、自身の体験が暗い影をおとしている。
ある日、グレーヴズの小説の読者であるリヴァーウッドに住む老婦人から、「50年前(老婦人が16、7歳の頃)に親友が殺され犯人は捕まっていない。その親友の母親のためにも調査をして、母親が納得する物語を書いて欲しい」と依頼される。
グレーヴズが調査のために宿泊しているホテルに、客として滞在していたエレナーという女性の脚本家と知り合い、この事件に(あるいはグレーヴズに?)興味を引かれた彼女と一緒に調査を始める。
ふたりは当時の調書や生存者からの聞き取りなどで、少しずつ真相への細い一本の線をたどるが、その間もグレーヴズの脳裏には姉が殺された日の状況や、小説のひとこまなどがあらわれて、ストーリーは三重構造になっているかのように進む。
が、決して複雑ではなくむしろ記憶三部作より読みやすい気がする。
 
そして、ラスト近くに明らかになった恐るべき真相!
思わず「なんてことだ」と愕然。記憶三部作もそれなりにショックを受けたが、今回はそれ以上。
なんて心の闇は果てしなく深くて暗いのだろう。
こう言ってはなんだが、悲しいほどに。

[スモモモモモモ・・・・・] 解答篇

 

スモモモモモモ・・・・は、

「スモモも、桃も、桃のうち」ですね。

 

ウラニワニワ・・・は、

「裏庭には二羽、庭には二羽、鶏がいた」です。

 

さて、「ライトライトルライトフライトル」は・・・・・・

昔、広島カープが強かったころ、ライトルと言うライトを守る強力助っ人がいました。

で、カッコで補足しながら解答を書きますが、決して石を投げないで下さい(^^;

 

「ライト(を守る)ライトル(選手が)ライトフライ(を)捕る」

です。

 

また面白いのを考え付くか、見かけたら紹介します。

 

あ~~、石を投げないで~~。

『決断力』 羽生善治

決断力 羽生 善治
決断力
(角川oneテーマ21・新書)
初版:2005年7月10日
 
 
 
 
この本、かなり売れているようですね。
今でも書店で平積みになっているのを見かけます。
将棋ファン以外の人も買っているのでしょうか。
見出しは「勝機は誰にでもある」とか「直感の七割は正しい」とか、一般的なようですが、当然ながら将棋が絡めてあって、将棋を知らない人には理解しにくい点も多々あろうかと思います。
 
それでも何かのヒントをつかもうとして、読むのでしょう。
私は将棋のヒントでもないかと思って読みましたが、まあ当り前のことですがこの本を読んだからといって、急に強くなる訳がありません。
それでも、せめて大見出しや小見出しをたまに読み返して参考にしようと思います。
 
なんといっても羽生さんですからね。
将棋界は得がたい人材を得たと思いますし、羽生さんを失望させるようなことがあったとしたら、大きな損失でしょうし将棋界の屋台骨が揺らぐことは間違いないでしょう。
 
それはそうと少年マガジン連載の「コマコマ」は多くの方が期待しているようです。
私は2回分ほど喫茶店で読んだだけですが、近いうちに終わるんじゃないかというコメントもどこかのブログで見かけたような。
奨励会に入り、プロになり、名人になるまで連載が続くのかな~。
そびえたつ目標が大きすぎて、途中で挫折しなければいいが・・・・・・。

【瀬川新四段誕生!】

ついに瀬川さんが晴れて四段になりました!

でも、四段といってもフリークラスですから、10年以内に順位戦に参加できるよう、フリークラスを突破しなければなりませんね。

 

まずは、おめでとうございました♪

 

「瀬川晶司氏 将棋プロ入り6番勝負ブログ」

P.S.

詳しい記事や棋譜は「30代からの将棋日記」 (shougiさん)をご参照ください。

 



[スモモモモモモ・・・・・]

スモモモモモモモモノウチ

 

ウラニワニワニワニワニワニワニワトリガイタ

 

だったかな。

こんなのがあったよねえ。

 

で、問題。

 

ライトライトルライトフライトル

 

これはどう読みますか?

ヒントはテーマを見てください。

 

(パクリです)


 

【将棋ソフトはどこまで強くなるのか?】

 

「〈将棋ソフト〉将棋連盟が対局禁止 どれくらい強いの?」


このような記事がヤフーのトップページにありました。

現在、森内名人や渡辺竜王とは角落ちでいい勝負ですか。

 

へえ~。

 

以前、羽生四冠が「将棋の神様とは角落ちでいい勝負ができる」というようなことを書いておりましたが、将棋ソフトがプロと平手でいい勝負をするのは、時間の問題かも。

まあ、プロ棋士がソフトと勝手に対局するのを将棋連盟が規制するのは、プロの権威を保つためと、財政厳しき折商機ととらえ、安売りはしたくないからでしょうね。

 




『探偵倶楽部』 東野圭吾


探偵倶楽部
東野 圭吾

探偵倶楽部

(角川文庫)

初版:2005年10月25日

 

 

 

 

「儀装の夜」

「罠の中」

「依頼人の娘」

「探偵の使い方」

「薔薇とナイフ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

探偵倶楽部って何だろうと思い、読んでみましたが、なるほど金持ち専門の会員制の興信所みたいなものですか。
そこの二人が調査を頼まれて、結果を報告するわけだが、調査の過程は全面カットされてて、結果しかわからない。
裏方に徹しているのだろうけど、なんだかなー。

 

そういえば昔、小林信彦の『神野推理氏の華麗な冒険』
というのを読んだな。
「なんという、神のような推理だ」から名前が付けられたが、神のような推理だったかどうかは覚えてないが、オヨヨ大統領と共に海に消えたのだったな、たしか。

これを読むと、いかに小林信彦が先端(それも何十年も)を走っていたか分かる。

少なくとも、ユーモア・ミステリに関しては。

『名探偵の掟』(アマゾンをリンクできない・・・)なんぞ、目じゃないから。

 

閑話休題。
作者のアイデアの一つが具現化したものでしょうが、はっきり言って成功したとは思えませんね。
内容が、家族の愛憎がメインだけに、余計に疲れます。

何話か読んでると、これはきっと探偵倶楽部の真相によってどんでん返しがあるな、とか深読みしちゃいますね。

事実そうなんだけど。
まあ、私は金持ちではありませんから、探偵倶楽部のお世話になることはありません(笑)。

 

そうそう、第1話は探偵倶楽部の二人が登場するページが多かった。
第2話から方向転換したのか。
なにもかも知ってるぞ、という顔で詰問されると、多少なりと後ろめたいことをしているとドギマギしますな。
つい先日、税○署が定例の調査にみえて、あの件はちょっと触れて欲しくないな、と思っているところをちゃんと聞いて来るんだな、これが。
まあ、四苦八苦しましたわ。
いやいや、決して悪いことはしてませんよ。
見解の相違やら疑問を持たれると、こちらの言い分を分かってもらうのが面倒だな、と思う程度のことですよ(汗)。



セリーグ・ベストナイン

 

広島からは黒田投手と新井選手が選ばれたようで、おめでとうございます♪

前田選手は残念でした・・・・・・。

来年は過半数のポジションで選ばれるくらいだといいのですが。

(イコール優勝?)

 

それよりも、金本選手がMVP!

よかったですねー。

阪神では大活躍のようで。

(皮肉は全然入っておりません、はい)。


「金本と杉内がMVP初受賞・・・」

 

P.S.

黒田投手は「セ・リーグ・ダイヤモンドグラブ賞」にも輝きました。

広島では緒方以来7年ぶり。

投手部門では北別府以来19年ぶり。

来期はダイヤモンドグラブ賞も過半数いただこう・・・・・・。

 




『ウッドストック行最終バス』 コリン・デクスター

 

大庭 忠男, コリン デクスター

ウッドストック行最終バス

(ハヤカワ・ミステリ文庫)

初版:1988年11月15日

 
やっと読む気になれたな・・・・・・。
 
夕方、ウッドストック行きのバスがなかなか来ない事に腹を立てた若い女性2人が、ヒッチハイクで目的地へ行こうとする。
しかし、その夜1人は暴行を受けて死体で発見され、事件の鍵を握ると思われるもう1人の女性は何故か名乗り出てこない。
この2人を乗せたドライバーもわからない。
 
この事件を捜査するのが、テムズ・バレー警察のモース主任警部とワトスン役のルイス部長刑事。
ほとんど科学捜査は無視して、聞き込みなどから得た情報をもとにモース主任警部が推理を働かせる。
情報不足のところは想像を駆使して。
そして、新たな情報が入れば組立て直したりして核心に近づいていく。
ルイス部長刑事は、ほとんど読者と同じ立場。
肝心なところは教えてもらえない。
 
この本の帯には“現代本格の最高傑作”と書かれているが、ガチガチの本格ではない。
つまり、読者は提示された情報だけでは真犯人に到達できない(私だけではないと思いたいが)。
文章は読みやすいし、モースが机上の確率だけで犯人を1人に絞っていくところなどは大笑いだが、さて“現代本格の最高傑作”かと問われると、ウームとうなってしまう。
さらに凄いらしい『キドリントンから消えた娘』 や、もっと凄いらしい『森へ抜ける道』 などに期待して、今回は保留としよう(何を保留するんだ?)。

『クロノス・ジョウンターの伝説』 梶尾真治

クロノス・ジョウンターの伝説 梶尾 真治
クロノス・ジョウンターの伝説
(ソノラマ文庫)
初版:2003年6月30日
 
 
 
 
「吹原和彦の軌跡」
「布川輝良の軌跡」
「〈外伝〉朋恵の夢想時間」
「鈴谷樹里の軌跡」
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ああ、なんという儚さ。
おお、なんという美しさ。
時間をテーマにしたSFにはジーンとくるものが多い気がします。
「時」それ自体が手を触れることができない性質のためか。
 
クロノス・ジョウンターという機械がある。
「物質過去射出機」だそうな。
クロノスとは、時を司る神。
ジョウンターはアルフレッド・ベスターの『虎よ、虎よ!』より。
ある一定時間、物質を過去へ送る機械。
 
しかし、人間を送るとその反動で、過去から戻る時は過去へ遡行した長さに応じて、より遠くの未来へ弾き飛ばされてしまう!
5年遡れば、30年未来へ。
最初の地点へは戻れない。
 
それでも、何故君は過去へ行く。
愛する人を助けるために?
その人を助けたとしても再び会えることは決してないというのに。
 
泣けました。
特に最初の『吹原和彦の軌跡』は衝撃的でしたね。
私も、まだまだSFにウブだったようです。
いや、SFというよりも、ラブストーリーにウブだったかな(苦笑)。
 
そういえば『この胸いっぱいの愛を』というくさいタイトルで映画化されたようです。
参考までに。
「鈴谷樹里の軌跡」で『たんぽぽ娘』が少しでてきます。
参考までに。