たまらなく孤独で、熱い街 -346ページ目

『オーデュボンの祈り』 伊坂幸太郎

オーデュボンの祈り 伊坂 幸太郎
オーデュボンの祈り
(新潮文庫)
初版:2003年12月1日
 
 
 
以前『重力ピエロ』や『アヒルと鴨のコインロッカー』を読んだときは、正直「うーん」でしたが、これは掛け値なしに面白かったですね。
 
仙台沖にある、「鎖国」している島。
普通に考えれば、島側で鎖国しても、日本側で許さないと思われますが、それは話しの都合であって、鎖国がメインではありませんから。
なによりも島に住む人たちのキャラクターがいいです。
生き生きとしてますね。
そして、未来を予言できる「案山子」。
 
著者はこれがデビュー作とは思えないストーリーテラーぶりでグイグイ引っ張り、あざやかにラストへ持っていきます。
なんか本当にこの島に住んでいるような錯覚さえ覚えました。
 
誉めすぎたかな?(苦笑)

『文学刑事 サーズデイ・ネクスト』(1) ジャスパー・フォード

文学刑事サーズデイ・ネクスト (1) ジャスパー・フォード, 田村 源二
文学刑事サーズデイ・ネクスト (1)
(ヴィレッジブックス)
初版:2005年9月20日
 
 
 
 
たまげた小説ですな。
決して、無茶苦茶とかハチャメチャではないんですが。
いや、そういう部分もあるかも。
 
設定が面白い。
1985年のイングランドが舞台ですが、パラレルワールドというか、平行世界というか、我々の世界とは少し違った世界。
そこのイングランドは、超巨大企業、ゴライアス社が支配している。
帝政ロシアとクリミア戦争が続いている。
ウェールズは共産化して独立。
空の旅はもっぱら飛行船。
高精度のコンピュータはない。真空管を使った計算機はある。
しかし、時間旅行をする人もいれば、クローン技術も発達していたりする。
しかもしかも、そこでは「文学」がなによりも力があり、人気がある。
筒井康隆の『美藝公』 みたいですね。
『美藝公』は映画でしたが。
さらに驚くことには、本の中に入ってそこの世界で暮らしたり、登場人物を現実の世界に連れてくる機械を発明しちゃった人まで。
 
「文学」がサッカーのような国民的重大関心事だとすると、当然「まがい物」を作って一儲けしようとする輩もいるわけで、それを取り締まったり、真贋を見極めるのが、文学刑事局(リテラテックス)、SO-27。
SOというのは、警察では扱わなかったり、特殊な能力を必要とする事件を扱う組織で、「特別捜査機関」(スペックオプス)、略してSO。
SO-27は、そこの27番目の部局というわけ。
他には、「吸血鬼・狼人間処分局」(SO-17)や、「特別時間安定局(時間警備隊-クロノガード)」(SO-12)などがあるが、全貌は誰一人知らない。
右手がやることは左手は知らない、と言われたCIAのようですな。
 
前置きだけで疲れましたが、SO-27で働く、サーズデイ・ネクストという女性が主人公で、大悪党アシュロン・ヘイディーズを追いかけるのが、メイン・ストーリー。
そこへ、ゴライアス社やらクリミア戦争やらサーズデイの恋やらが面白いように絡まりあい、なかなか読ませます。
なにしろ、オリジナルの直筆原稿の中へ入って、登場人物にちょっかい出したり、殺したり、現実世界へ連れ出したりすると、その小説の内容が変わってしまう。しかも、印刷されたものも全部。
これは大変なことですね。
「国民的遺産」が改ざんされてはたまらないし、大悪党はそれを人質にするわけです。
登場人物のネーミングが凝っていたり、いろいろなクスグリがあって、ほんの一部しか分かりませんでしたが、イングランドの読者には大受けかブーイングでしょう。

[ナンバープレース(数独)がブーム?]

ヤフーのトップページを見たら、ナンバープレース(数独)が欧米でブームとか。

へえ~。

 

雑誌で少しやったことはあるけど、イライラしてきますな(^^;


数独(ナンバープレイス)問題集


↑ こんなようなゲームで、ルールはいたって簡単なんですがね。

広島カープ、2005年最終戦

ちょうど車で出張中でしたので、帰りにラジオで少し聞きました。

昼間は全く入らないRCCラジオ(1350)ですが、夜は結構入るんです。

黒田-三浦の投げあいなので、9回表まで0-0で進み、その裏に新井のサヨナラホームランか野村のサヨナラヒットを期待したのですが、うまく行かないものですな。

 

一応、今日の先発オーダーを書いておくか。

 

(遊)野村

(二)木村(拓)

(右) 嶋

(一)新井

(左)前田

(中)緒方

(三)栗原

(捕) 倉

(投)黒田

 

山本監督、野村選手、他の方々、おつかれさまでした。

【瀬川アマ、プロ編入試験第4回戦】

きょう(10月10日)行なわれた第4回戦は、女流棋士の第一人者、中井女流六段が相手でしたが、瀬川アマが勝ち、2勝2敗としました。

中井さんも女流棋界を背負っての対局で、瀬川アマとは違ったプレシャーがあったものと思われます。

 

6局中3勝でプロ入り試験合格ですので、残り2局で1勝すれば晴れてプロ入りです。

対局相手は厳しいですが、頑張って欲しいものです。

 

詳しくは、30代からの将棋日記】(shougiさん) が記事をアップするものと思いますので、そちらを参照して頂けると幸いです。

『幻影博覧会』(1) 冬目景(とうめ・けい)

幻影博覧会(1) 冬目 景
幻影博覧会(1)
(幻冬舎・バーズコミックス)
初版:2005年1月24日
 
 
背表紙でタイトルを見ただけで買っちまった。
大正時代の東京が舞台。
探偵事務所を細々とやっている松之宮。
時代設定のせいもあってか、飄々としている感じ。
そこへ助手としてやってきたのが、謎めいた少女真夜。
 
一つひとつは短編で、事件が起き、解決する。
推理ものか、ハードボイルドものかと問われれば、どちらでもない。
そこらへんを期待すると、なにやら中途半端。
 
真夜はかなり賢いが、強烈な印象があるわけでもない。
ストーリーも淡々としている雰囲気。
ここらへんが作者の持ち味なのか。
しかしながら、ラストで真夜が予言めいた事を言う。
 
次巻に期待がかかるとこだが、雑誌連載に4年を費やしてやっと1冊だからな。
すっかり忘れてしまいそう。
 

『ニセモノ師たち』 中島誠之助

ニセモノ師たち 中島 誠之助
ニセモノ師たち
(講談社文庫)
初版:2005年7月15日
 
 
 
 
骨董屋さんなどは、「趣味と実益を兼ねてて、いいねー」としょっちゅう言われるんでしょうね。
しかし、そんな人は一人もいないと(一人くらいはいるかな?)断言できますね。
骨董屋さんは右から左へブツを流せば、お金が手に入るわけでない。
自分の“目利き”が悪ければ、自分で損を被らなければならないし、信用も無くして商売もやっていけなくなる。
 
そりゃもう、どんな商売であれ、サラリーマンであれ、好きな事だけでやっていければ、それにこした事はないけど、イヤなこと、逃げ出したい事だって日常茶飯事にありますからね。
嫌な事を避けたり逃げたりしていては、結局いつまで経ってもアマチュアということですか。
 
著者は『開運!なんでも鑑定団』で、一躍脚光を浴びましたが、自分は“プロ”なんだとの自信や確信を持つまでの過程は、この本に書いてあることの数倍や数十倍はさまざまな事を体験したり、切り抜けたりしてきたんだろうな。
 
一度きりの人生、私も気持ちだけでも“ポジティブ”に生きてみることにしよう。

[山田正紀の所持本をチェックする]

今日は何を思ったのか、山田正紀の所持本をチェックしてみた。

田舎の小さな図書館にゃあ期待できないので、昔の本はブック・オフで揃えようとしてたが、最近は頭打ちだ。

 

そこで山田正紀の著作リストが載ってるHPを探して、プリントアウト。

次に本棚へ行き、現物と付き合せ。

買ってたと思っていた本が2冊ほどないな~。

勘違いだったかな。

 

チェックしたら、意外と歯抜けが多いので、今度はアマゾンで中古本の値段を調べる。

1円から4,700円(!)まで、さまざまですなー。

アマゾンの中古本って、1冊毎に送料がかかるのか。

同じとこから何冊か買うときはまけてよねー。

(あとでバックしてくれる本屋さんや、極力安くしている本屋さんもあるようですが)

送料別で500円以下で買えるのが18冊ほどあったが、送料の方が高いじゃん(^^

 

さて、今までアマゾンは利用した事がないが、どうしたもんかな。

アフィリエイトを入れて、自分で利用すると、マージンが多少は入るのか?(^^;

 


【高校生ドラフト】 広島カープ指名選手

1.鈴木将光(すずき・まさみつ)(外野手)(右投げ・右打ち)(遊学館)

2.今井啓介(いまい・けいすけ)(投手)(右投げ・右打ち)(中越)

3.齋藤悠葵(さいとう・ゆうき)(投手)(左投げ・左打ち)(福井商)

4.相澤寿聡(あいざわ・としあき)(投手)(左投げ・左打ち)(太田市商)

 

2009年の新球場完成までには、揃って活躍して欲しいですな。

でも、入る選手がいれば、当然出て行く選手もいるわけで・・・・・・。



『方舟は冬の国へ』 西澤保彦

方舟は冬の国へ 西澤 保彦
方舟は冬の国へ
(光文社・カッパノベルス)
初版:2004年8月25日
 
 
 
書店でタイトルに惹かれ、「タック・シリーズ」でも「チョーモンイン・シリーズ」でもないようなので、購入しました。
(未読、読みかけが山になっているのに・・・・・)
 
監視カメラと盗聴マイクがはりめぐらされた別荘で、初対面の女性と子供と、仲の良い家族を演ずることになった男。
誰が何のために・・・・・・。
 
書きようは色々ありますね。
SFにしてもよし、ミステリもあり。スパイでもホラーでもスプラッタでもOK。
さて作者はこの魅惑的な題材をどう料理するのでしょう。
 
一言言わせてもらうならば、真相解明ですっかり白けましたね。
はあ。