たまらなく孤独で、熱い街 -10ページ目

『先生とそのお布団』 石川 博品

先生とそのお布団 (ガガガ文庫)

先生とそのお布団
著者:石川 博品

(小学館・ガガガ文庫)

初版:2017年11月22日

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この作者の名前すら知らなかったのに、なぜ購入したかも不明。

アマゾンで買ってるので、オススメに出てきて気になったのかな。

半自伝的で私小説風の(当たり前だけど)フィクション。

単純な感想としては、ボツを食らってもめげずに書いてますね。

猫はいてもいなくてもいいけど、和泉美良という売れっ子作家は不要じゃないかな。


『ハラサキ』 野城 亮

ハラサキ (角川ホラー文庫)

ハラサキ

著者:野城 亮

(角川ホラー文庫)

初版:2017年10月25日

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 タイトルが「腹裂き」から来ているとは気がつかなかったが、少し気になったのでタイトル買い。

なんだけど、現実と異界があやふやというか、何でもアリになってて読むのがしんどかったね。

『凶器は壊れた黒の叫び』 河野 裕

凶器は壊れた黒の叫び (新潮文庫nex)

凶器は壊れた黒の叫び
著者:河野 裕

(新潮文庫NEX)

初版:2016年11月1日

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そういう設定なんだけど、揚げ足を取られないように一つの言葉を口にするときに理屈っぽい考えばかりしてると作者と登場人物はさておき読者が疲れるぞ。

だから、なにがどうでもよくなってしまってギブアップ。


『どこの家にも怖いものはいる』 三津田 信三

どこの家にも怖いものはいる (中公文庫)

どこの家にも怖いものはいる
著者:三津田 信三

解説:大島 てる

(中公文庫)

初版:2017年6月25日

(2014年8月に中央公論新社より刊行)

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創作なのか入手したものなのか分からないが、素直に読むなら書かれた時代も内容も異なるのにどこか似ている印象を残す5編の幽霊屋敷譚。

以前もこのように作家が探るのを読んだような。

読む人によっては不気味で怖いのだろうな。

終章のやりとりがそれなりに面白かったけど。


【読書メーター】 2018年6月分

今年も半分終わりましたねえ。

関東甲信は6月29日に梅雨明けとかで、6月の梅雨明けは記憶にないな。

 

6月の読書メーター
読んだ本の数:16
読んだページ数:5,686



([ほ]4-2)活版印刷三日月堂: 海からの手紙 (ポプラ文庫) ([ほ]4-2)活版印刷三日月堂: 海からの手紙 (ポプラ文庫)感想
三日月堂の第2弾。今回もいいですね。活版印刷の三日月堂や弓子さんはあくまでも黒子で、なにかしら悩みを抱えている人をそっとサポートする感じがいい。さて、そろそろ弓子さんを主人公にした話になっていくのかな。最後はあの機械が動き出したところで物語が終わりそうな気がする。しかし作者が小鷹信光さんの娘さんだとは驚いた。328ページ
読了日:06月02日 著者:ほしお さなえ
新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫) 新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)感想
シリアルキラーものが苦手だという事を再認識したが、タイトルはなかなか秀逸。エログロは我慢できても、犯人の感覚が気持ち悪い。雅子が夢見た幸福な家族という幻想は、彼が一線を越える前からすでに破たんしていたのかも。最後は少々驚いたけど、そこまで捻らなくてもいいんじゃないかと思わないでもない。362ページ
読了日:06月04日 著者:我孫子 武丸
クトゥルー短編集 銀の弾丸 (クトゥルー・ミュトス・ファイルズ) クトゥルー短編集 銀の弾丸 (クトゥルー・ミュトス・ファイルズ)感想
全部既読かと思ったが、書下ろしも1編入っていてラッキー。どうみてもクトゥルフものでないのもあるが、書かれた本数が少ないから仕方ないよね。なんでもいいんです、読めるだけで満足なのです。古い2編はともかく、最近の作の面白さ充実ぶりときたら、たまりませんな。283ページ
読了日:06月06日 著者:山田正紀
時空のゆりかご (ハヤカワ文庫SF) 時空のゆりかご (ハヤカワ文庫SF)感想
基幹のアイデアはなるほどね、という感じだが、いかんせん長すぎ。自分のミスによりユートピアからはじき出されてしまった主人公はなんとか元の世界へ戻ろうとするが・・・。良く分からないが、オリジナリティも少しはあるかな。455ページ
読了日:06月08日 著者:エラン・マスタイ
アメリカン・ウォー(上) (新潮文庫) アメリカン・ウォー(上) (新潮文庫)感想
温暖化画進んで沿岸部が後退した近未来のアメリカ。化石燃料の扱いを巡って、第二次南北戦争が起こる。アメリカが舞台というよりは中東が舞台のような錯覚に陥る・・・。前半は南部の難民キャンプがメインだが、サラの怒りは今の中東の人々の怒りにも受取れてつらい。312ページ
読了日:06月10日 著者:オマル エル=アッカド
アメリカン・ウォー(下) (新潮文庫) アメリカン・ウォー(下) (新潮文庫)感想
誰が自爆テロを実行したかは早い段階で予想がつくので驚きはないが、サラの怒りは正当なものだとしても、結局は「眼には眼を」の報復の連鎖が起きてしまうのがいたたまれない。319ページ
読了日:06月12日 著者:オマル エル=アッカド
ショートショートの宝箱: 短くて不思議な30の物語 (光文社文庫) ショートショートの宝箱: 短くて不思議な30の物語 (光文社文庫)感想
たまにはショートショートを読むのも、いいものではあります。半分はまあまあだったかな。お名前を存じ上げない作家の方が先入観がないだけ面白かったかも。できれば、思いつかないアイデアに七転八倒しながらなんとか話をひねり出しましたみたいな、何が書きたかったのか分からないガラクタ同然の粗いのも読みたかったが、ないものねだりというものでしょう(読めば読んだで文句がでますが)。265ページ
読了日:06月13日 著者:
死刑にいたる病 (ハヤカワ文庫JA) 死刑にいたる病 (ハヤカワ文庫JA)感想
今は大学生の筧井が小さいころに良き理解者だった榛村は連続殺人を犯し死刑囚となった。パン屋が連続殺人をすることもあるだろうが、なんとなく違和感が。そんな榛村から筧井に一通の手紙が。それは最後の一件だけは冤罪だからそれを証明して欲しいとのこと。関わってしまった筧井が次第に榛村に取り込まれて行く様子が不可解かつ気持ちが悪い。マインドコントロールも一人なら分からないでもないが、個人の資質だけで大勢を「洗脳」することはできるのかね。363ページ
読了日:06月15日 著者:櫛木理宇
奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い (角川ホラー文庫) 奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い (角川ホラー文庫)感想
そういえば、ホラー大賞と横溝正史賞がいっしょになるような事を聞いたような気がする。霊が見える(が臆病な)ホラー作家と、怪奇小説雑誌の編集者のお話。書けない作家が実はデビュー作では(売れなかったが)凄い作品を書いていたというくだりは他の本でも読んだような。売れなくてもいいものを残したいというのは作家の思いなのだろうか。お話は怖くないホラーといったところで、楽しく読めましたがラストは少々切ないような。233ページ
読了日:06月16日 著者:木犀 あこ
百万光年のちょっと先 (JUMP j BOOKS) 百万光年のちょっと先 (JUMP j BOOKS)感想
『ある日、爆弾がおちてきて』を読んだのはもう7年も前になるのか。旧式でガタがきてるメイドロボットが子供を寝かしつけるために毎夜語り聞かせるという趣向のショートショートが48編。設定はガチのSFだが、お話はどちらかというと寓話という感じで、それはそれでホッコリするけどもっとハードなのも読みたかったな。359ページ
読了日:06月18日 著者:古橋 秀之
日本SF傑作選1 筒井康隆 マグロマル/トラブル (ハヤカワ文庫JA) 日本SF傑作選1 筒井康隆 マグロマル/トラブル (ハヤカワ文庫JA)感想
全部既読なのでパラパラ読んで記憶を掘り起こそうかと思ったが、ついつい全部読んでしまった(ある作品の一部はさすがに読めなかった)。作者の全作品からすればほんの一部とは言え、こうして古い順に読んでゆくと実験作は除いて「凄み」が増してゆくのが良く分かる。リアルタイムとはいかなかったが、筒井康隆とほぼ同時代に生まれてほとんどの作品を読むことができた幸せを噛みしめながら。リストを作りたいが、いかんせん作品が多すぎる。778ページ
読了日:06月20日 著者:筒井 康隆
ワニの町へ来たスパイ (創元推理文庫) ワニの町へ来たスパイ (創元推理文庫)感想
ある任務でミスを犯し逆に命を狙われるハメになったCIA工作員のレディングは、上司の命令でアメリカの片田舎町で静かにほとぼりが覚めるのを待つ事になった。しかし、元来の性格が災いし保安官助手と対立、目立ちたくない思いとは裏腹に地元を仕切る老婦人連中に協力して古い事件の謎を追うことになる・・・。CIA工作員と田舎町という、水と油のような存在をうまく混ぜ合わせたユーモアミステリで、意外な拾い物かも。314ページ
読了日:06月22日 著者:ジャナ・デリオン
アリスマ王の愛した魔物 (ハヤカワ文庫JA) アリスマ王の愛した魔物 (ハヤカワ文庫JA)感想
全体にインパクトに欠けるので長くは記憶に残らないにしても、感触はとてもよかった。読者を置いてきぼりにしない書き方を心がけている(と思う)ので、多分再読時も面白く読めるだろうし、SFは(あるいは小川一水は)何を読んだらいいのか迷う人にはこれを薦めれば間違いないかな。341ページ
読了日:06月24日 著者:小川 一水
探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ) 探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ)感想
いろんなアイデアがあるものですね。莫大な遺産(しかし5兆円は多すぎる)を相続した女子高生を親族の刃から守るために、探偵は未遂のうちに犯罪の芽を摘む(しかも犯人へのお仕置き付き)。あまり続くといささか飽きてきたが、後半はどう展開するのかな。281ページ
読了日:06月26日 著者:井上 真偽
探偵が早すぎる (下) (講談社タイガ) 探偵が早すぎる (下) (講談社タイガ)感想
この作者は「悪魔の証明」にチャレンジしたり、今回もそれに近いようなことに挑戦しているが、ニッチを狙っている訳ではないにしても今後が楽しみなような心配なような。他の本も読んでみるべきかな。298ページ
読了日:06月28日 著者:井上 真偽
エイリアン:コヴェナント (角川文庫) エイリアン:コヴェナント (角川文庫)感想
映画も見ていないのだが、なんとなく購入。ウィルスみたいなのがアレになるものなのかとか、ここはビジュアルだと映えるかなとか思いながら読んでましたが、『エイリアン』の前日譚ということならラストは当然そうなるよねえ。395ページ
読了日:06月30日 著者:アラン・ディーン・フォスター

読書メーター
 

『エイリアン:コヴェナント』 アラン・ディーン・フォスター

エイリアン:コヴェナント (角川文庫)

エイリアン:コヴェナント
著者:アラン・ディーン・フォスター

訳者:富永 和子

解説:添野 知生

(角川文庫)

初版:2017年8月25日

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2017年の作。

映画も見ていないのだが、なんとなく購入。

ウィルスみたいなのがアレになるものなのかとか、ここはビジュアルだと映えるかなとか思いながら読んでましたが、『エイリアン』の前日譚ということならラストは当然そうなるよねえ。


『探偵が早すぎる』(上・下) 井上 真偽

探偵が早すぎる (上) (講談社タイガ)

探偵が早すぎる (上)
著者:井上 真偽

(講談社タイガ)

初版:2017年5月17日

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探偵が早すぎる (下) (講談社タイガ) 探偵が早すぎる (下)
著者:井上 真偽

(講談社タイガ)

初版:2017年7月19日

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ミステリもいろんなアイデアがあるものですね。

莫大な遺産(しかし5兆円は多すぎる)を相続した女子高生を親族の刃から守るために、探偵は未遂のうちに犯罪の芽を摘む(しかも犯人へのお仕置き付き)。

上巻はジャブといったところだろうが、あまり続くといささか飽きてきたが、後半はまた違う展開で面白く読めた。


『アリスマ王の愛した魔物』 小川 一水

アリスマ王の愛した魔物 (ハヤカワ文庫JA)

アリスマ王の愛した魔物
著者:小川 一水

(ハヤカワ文庫JA)

初版:2017年12月25日

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「ろーどそうるず」

「ゴールデンブレッド」

「アリスマ王の愛した魔物」

「星のみなとのオペレーター」

「リグ・ライト――機械が愛する権利について」

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全体にインパクトに欠けるので長くは記憶に残らないにしても、感触はとてもよかった。

読者を置いてきぼりにしない書き方を心がけている(と思う)ので、多分再読時も面白く読めると思うし、SFは(あるいは小川一水は)何を読んだらいいのか迷う人にはこれを薦めれば間違いないかな。


『ワニの町へ来たスパイ』 ジャナ・デリオン

ワニの町へ来たスパイ (創元推理文庫)

ワニの町へ来たスパイ
著者:ジャナ・デリオン

訳者・後書:島村 浩子

(創元推理文庫)

初版:2017年12月15日

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2012年の作。

ある任務でミスを犯し逆に命を狙われるハメになったCIA工作員のレディングは、上司の命令でアメリカの片田舎町で静かにほとぼりが覚めるのを待つ事になった。

しかし、元来の性格が災いし保安官助手と対立、目立ちたくない思いとは裏腹に地元を仕切る老婦人連中に協力して古い事件の謎を追うことになる・・・。

昏く淀んでいるはずの田舎町の様子を逆手に取ったユーモアミステリで、意外な拾い物かも。


『日本SF傑作選(1)マグロマル/トラブル』 筒井 康隆

日本SF傑作選1 筒井康隆 マグロマル/トラブル (ハヤカワ文庫JA)

日本SF傑作選1 筒井康隆 マグロマル/トラブル
著者・後書:筒井 康隆

編者・解説:日下 三蔵

付録:筒井 康隆

(ハヤカワ文庫JA)

初版:2017年8月15日

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「お紺昇天」、「東海道戦争」、「マグロマル」、「カメロイド文部省」、「トラブル」、「火星のツァラトゥストラ」、「最高級有機質肥料」、「ベトナム観光公社」、「アルファルファ作戦」、「近所迷惑」、「腸はどこへいった」

「人口九千九百億」、「わが良き狼」、「フル・ネルソン」、「たぬきの方程式」、「ビタミン」、「郵性省」、「おれに関する噂」、「デマ」、「佇むひと」、「バブリング創世記」、「蟹甲癬」、「こぶ天才」、「顔面崩壊」、「最悪の接触(ワースト・コンタクト)」

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全部既読なのでパラパラ読んで記憶を掘り起こそうかと思ったが、ついつい全部読んでしまった(ある作品の一部はさすがに読めなかった)。
作者の全作品からすれば一部とは言え、こうして古い順に読んでゆくと実験作は除いて「凄み」が増してゆくのが良く分かる。
リアルタイムとはいかなかったが、筒井康隆とほぼ同時代に生まれてほとんどの作品を読むことができた幸せを噛みしめながら。