24. 冬学期の授業の総括
こんにちは、あんこです 前回のブログから3か月以上たってしまいました。生きています!!(笑)先日、課題を全部出し終え、無事冬学期を終えることが出来ました!今回のブログでは、冬学期の授業の総括をしたいと思います!Intro to Gender, Sexuality, & Women's Studies (週2、110分、4 credits)ジェンダー、セクシュアリティ、女性学のIntro(入門)の授業です。入門の授業なので、人種差別、フェミニズム、"Beauty" Ideal、ジェンダー、トランスジェンダー、セクシュアリティ、男性学など、幅広いトピックについて学びました。ずっと取りたいと思っていた授業だったので、受講出来て良かったです。授業は基本ディスカッションがメインで、生徒とのインタラクションで授業が進んでいく感じでした。また、先生が産休のため家からzoomで教室と繋ぎ講義をし、生徒はzoomでも教室に来て受講してもどちらでも大丈夫という不思議な授業形態でした。先ほども書いた通り、授業の主なパートがディスカッションだったため、私にとってはすごくチャレンジな授業でした。まず、大前提として自分の意見を持っていること(そのためには教科書の熟読が必須)、そのうえで英語で意見を伝えたり、聞いたり、会話に割って入ったりしなければいけません。私の体感ですが、アメリカでは"What do you think?"と聞いてくれる人が居ない限り、グループでの会話では、会話に割って入らないと自分の意見を言うターンはほとんど回ってこない気がします。(過度な一般化はできませんが)というのも、日本人は誰かが話し終わるのを待ってから話し始める人が多いですが、アメリカ人は相手が話し終わるのを待つ前に話始める人が多い気がします。日本の会話のパターンに慣れている私は意見があっても、なかなか会話に割り込むタイミングを掴めず、意見を言う機会を逃してしまうとうことも多くありました)、、、一番大切だと思うのが、「間違えてもいいや」とプライドを捨てることで、これはもう自分の気持ちとの戦いなのでとても難しかったですいかにも授業を通して意見が言えるようになったみたいな書き方をしていますが、全然できるようになってはいません(笑)「情けないなあ」という気持ちで授業を終えることがほとんどでした。ただ、授業中のディスカッションで貢献できない分、フォーラムの投稿は毎回頑張りました。もちろん文章の量だけが重要なわけではありませんが、人一倍時間をかけて読んで、たくさん考えて、人一倍自分の意見を書いたという自信はあります。【課題】①Reading: 毎授業前までに教科書のリーディング(20~40ページ程度)ページぎちぎちに文字が詰まっているタイプの教科書で(笑)、ページ数の割に読む量が多かったり、専門用語が多くて読むのが大変でした。あと、高すぎ&厚くて重すぎ!ですが、教科書の内容は本当に勉強になるものばかりで、授業で触れなかったチャプターは日本に帰って読みたいなと思うくらいです。②Critical Thinking Response forum教科書のReadingを通して新たに学んだこと、考えたことをクラスのフォーラムに投稿。字数制限はなく、週1回の投稿でした。③Interview a Feminist: フェミニストと自認する人にインタビュー。その後、インタビューをもとに自分のフェミニズムの定義とインタビューした人の定義と比較したり、インタビューした人のフェミニズムに対する見解についてまとめたりしてエッセイを書く。④Liberating Act Project授業で学んだことをもとに自分と他者を解放する運動(活動家のプロジェクトのようなもの)を考え、実行。その後、活動のリフレクションペーパーとプレゼンテーション(zoom録画)の提出。私は英語と日本語でsex, gender, sexualityとは何か、それから16個の性的アイデンティティをまとめた投稿を作成し、インスタグラムに投稿するという活動をしました。【テスト】●中間テスト教科書の内容からの選択問題、オンラインかつ2回受験できるので、そこまで負担ではなかったです。●期末テスト中間テスト同様教科書の内容からの選択問題+Essay questions(質問は事前に確認できるので受験する前に準備しておきました!また、期末テストもオンラインかつ2回受験可能だったので、いわゆるテスト勉強みたいなものはそんなにしなくても大丈夫でした。readingにペーパー、プロジェクトにテストと課題が盛りだくさんな授業で、途中で燃え尽きた時期もありましたが、総じて学びが本当に多く、受講出来て本当によかったなあと思う授業でした。私がいた日本の大学には"Gender, Sexuality, Women's Studies"という学部がなかったので、この分野について学べたのは本当に貴重な経験だったと思います。また、体感的に日本よりもアメリカ(特に若者)のほうが自分の性的アイデンティティや性自認(自己紹介の時にpronounといって自分の代名詞を伝えることも多いです。ex) 「she/her」など)についてオープンな気がします。授業内でもセクシュアリティに関する授業だからということもあると思いますが、"I'm pan(pansexual)." や "I'm Lesbian." と性自認をさらっと公表したり、日本にいた時はそんな風に性自認を公表している人は見たことがなかったのですごくびっくりしました。また、性的マイノリティの人々の認知や受容も高い気がします。そんな環境でGender, Sexuality, Women's Studiesについて学べたことは、自分にとってすごく意味があって、自分の考え方を深め、価値観を広げてくれたように思います。Social Emotional Learning (週1、170分、3 credits)Socail Emotional Learningについての授業です。(Social emotional learningとは、self-awarenes, self-management, social awareness, relationship skills, and responsible decision-makingの5つの要素で構成されていて、それぞれのスキルを伸ばすことがsocial emotional leaning の目標とされています。日本語では「社会性と情動の教育」というみたいです。)日本では道徳の授業はありますが、どうやって自分の感情に気付いたり、マネジメントしたり、責任のある意思決定をするのか、という感情にフォーカスしたものは教えたり、学んだりすることはなかなかないと思うので、非常に学びになった授業でした。インタラクティブな授業で、クラス全体で話したり、ペアやグループで教科書の内容についてディスカッションすることが多かったです。あと、模擬授業もしました!アメリカで初めての模擬授業、ドキドキで、上手くいかないことばかりだったけど、やり遂げた自分を誇らしく思います。それから、クラスメイトの模擬授業もすごくおもしろかったです。日本にいた時に受けた模擬授業とは雰囲気が違う感じがして、こんな授業もしてみたいなと思いました。この授業はSOUで初めての受けた教育の授業で、やっぱり自分は教育に関わる何かがしたいんだろうなと改めて感じました。それから、先生やクラスメイトが本当に優しく素敵な人達ばかりで、いつも"Aina!!"と気にかけてくれて、彼らの優しさに何度も助けられました【課題】①Reading:毎授業前に"TheSoul of Education byRachael Kessler"のreading(15ページ程度)②Readingに関するフォーラム投稿 (字数制限は毎回400字以上くらいでした)③模擬授業: social emotional learningの5つの要素から一つ選び、そのスキルに関する模擬授業の構想、実践。私はMindful eatingという活動をしました。授業時間は10分間だったので、始まってしまえばあっという間なのですが、それまでは大大大緊張!(本当にこの緊張しいの性格をどうにかしたいです)でもいい経験になりました④Personal Rite of Passage Project:自分自身の通過儀礼(rite of passage)の計画、実行、プレゼンテーション、リフレクション。これがfinal examの代わりのようなものでした。最後の授業がこのプロジェクトのプレゼンの日だったのですが、プレゼンの内容がパーソナルなこともあって、先生が私のプレゼンに対して"You made me cry"と言ってくれて嬉しかったです。Interpersonal Communication (週1、110分、4credits)対人コミュニケーションについての授業です。授業は基本的に、生徒が教科書のファシリテーション(プレゼン)を行う活動がメインだったので、先生の講義はほとんどありませんでした。教科書を読めば授業の内容がだいたい分かるので、授業内で新しい学びがあまりなく、少し残念ではありました。私のプレゼンではパートナーの人が全然協力的じゃなく、ストレスで病みかけましたが、なんとか乗り越え無事終えることが出来ました。授業が週1+自分のプレゼンの日以外はただプレゼンを聞くだけなので、気持ち的にすごく楽に受けられた授業でした。【課題】①Reading: 毎授業前までに教科書のReading(70ページ程度)読む量は多いですが、フォーラム投稿等があるわけではないので、流し読みをすることが多かったです。②Collective Glossary Slide: 教科書中から単語を一つ選び、その単語の定義と日常生活から例を探してきて、スライドをつくるという課題。③Film Analysis Paper自分の好きな映画を授業で習ったコミュニケーションのスキルやコンセプトを用いて分析するというfinal paperです。下調べを結構しなければいけなくてなかなか面倒くさかったですが、自分の好きな映画について分析できたのが救いでした。(ちなみにFive Feet Apartという映画を選びました大好きな映画なのでぜひ見てみてください)Yoga Funfamentals (週1、110分、1credits)前学期に引き続き、ヨガのクラスをとりました。ヨガと瞑想のクラスのハイブリットみたいな感じで、毎週のリフレッシュになりました以上が私の冬学期に受講したクラスです!真面目過ぎる&手を抜けない性格が故に、頑張り方を間違えて、学期の半ばで燃え尽きてしまったり、思っていたよりも授業がハードで、ずっと課題に追われていたり、忙しい冬学期でした来学期は最後の学期なので、いい具合に手を抜いて、張り切りすぎず70%、、、いや、80%くらいの力で頑張りたいと思います!!春休みはOregon Coastとカリフォルニアに旅行に行くので、とっても楽しみです!!それではまた!!