Posted on
カテゴリ: 美容室経営ブログ
経営者として、
「もっと売上を上げてほしい」
と思うことがあります。
でも、スタッフに、
「もっと予約を詰めて」
「もっとお客様を入れて」
と言っても、
スタッフがあまり乗り気ではない。
そんな悩みを持つ経営者もいるでしょう。
しかし、
ここで一度考えたいことがあります。
スタッフが売上を上げたがらないことは、本当に問題なのでしょうか?
経営者は、
会社を成長させたい。
店舗を増やしたい。
利益を残したい。
だから売上を上げたい。
これは当然です。
しかし、スタッフは必ずしも同じではありません。
スタッフの中には、
「今の収入で十分」
「もっと働くより早く帰りたい」
「休みを大切にしたい」
「お客様を詰め込みたくない」
という人もいます。
ここに、
経営者とスタッフのズレがあります。

無理に売上を追わせると、離職につながることがあります。
スタッフが、
ゆとりを持って働きたいと思っているのに、
会社が、
「もっと生産性を上げろ」
と圧力をかける。
これは短期的には売上が上がるかもしれません。
しかし、
長期的には、
「ここでは働き続けられない」
という離職理由になります。
だから、
経営者が考えるべきなのは、
全員の売上を最大化することではありません。
理想的なのは、
スタッフが、
「もっと稼ぎたい」
と思ったときに、
ちゃんと稼げる仕組みがあることです。
例えば、
売上80万円なら30万円前後の給与を目指せる。
100万円ならさらに収入が上がる。
120万円まで売上を作れる仕組みもある。
でも、
全員に120万円を目指させるわけではない。
ここが重要です。
稼ぎたい人にはチャンスがある。
そこまで稼ぎたくない人は、無理をしなくていい。
この選択肢がある会社は強い。

生産性を上げることと、
スタッフを追い込むことは違います。
生産性を上げるというと、
予約を詰め込むことだと思われがちです。
でも違います。
例えば、
・無駄な施術時間を減らす
・メニューを標準化する
・技術を簡単にする
・次回予約を仕組み化する
・客単価を適正化する
こうした仕組みを作ることで、
スタッフを追い込まなくても、
会社の生産性は上げられます。
つまり、
「たくさん働かせる」のではなく、
同じ時間でも、より価値を生み出せる仕組みを作る。
ここに、
経営者の仕事があります。

全員に同じ働き方をさせる時代ではありません。
たくさん働きたい人もいる。
家庭を優先したい人もいる。
旅行を楽しみたい人もいる。
美容師として長く働きたい人もいる。
だからこそ、
会社が作るべきなのは、
一つの正しい働き方ではなく、選べる働き方です。
経営者が、
「全員もっと売上を上げろ」
と考えるのではなく、
「売上を上げたい人が、ちゃんと上げられる環境を作る」
そして、
「そこまで求めない人も、安心して働ける環境を作る」
この両方が必要です。
スタッフの希望を尊重しながら、
会社として利益が残る。
この両立ができたとき、
離職率も下がり、
結果的に会社は強くなります。
経営者が作るべきなのは「強制」ではなく「選択肢」。
これからの美容室経営では、
この考え方が、
スタッフが長く働き続けられる会社をつくる大きなポイントになるのではないでしょうか。

オススメ記事
◆単価とリピートが伸び悩む原因を見直す
→詳しくはコチラ


































