冷えとり健康法になぜ宗教的な雰囲気を感じるのかを考えた。その３

その１。
その２。

反響が大きくてプレッシャーを感じます^^;

毒出し、毒素排出って
ある種の快感があります。

実際体調がすごく良くなったり
味覚が変わったり
とっても面白いし。

ちなみに私の人生最大の毒出し体験についてはこちらから。

２００３年バリリトリート

冷えとり健康法の本を読んだり
やっている人の情報交換を見たりしても
この
毒出し
は大きなキーワードになっているようです。

いわゆる好転反応である「めんげん」も
排出のいろいろな形態のようですしね。

本を読んでいたりして
みょーだなと感じたのがこの
「毒」にまつわるあたりで
なぜそんなに厳しい態度で毒を出させようとするのか

というのが謎でした。

言っている内容は至極まっとうだけど
その「強度」が謎。

激しいめんげんに耐えるエピソードも多くてね。
出しきるまでがんばる、っていう。

この２者がかみあいますと
そこでなんだか宗教的な空気になります。

あ、これは大事な話ですが
宗教的、っていうことば
宗教自体に対する悪いイメージではなく
単なる健康法を超えて
何かの思想に従っている感じ、ぐらいのイメージで
私は使っております。
ちょっと盲信も入っている気配、という。

そこで気づきました。

ああ・・これ
贖罪意識
なんだな
って。

私たちは
生き物としてはきわめて不自然な環境下で生きています。

生活のサイクルも
身体の使い方も
食べるものも。

そのことを
意識的にせよ無意識的にせよ
殆どの人は感じている、
その
「ちょっと悪い事してるの知っている」
という気持ちが
「この悪いもの出さなきゃ」

につながり
（この辺まではまあいい気がするが）

浄化・解毒に励んでいるうちに
何かもっと深くて大きい
原罪意識、自己否定感
にまで繋がってしまうのでは・・

考えすぎ？笑

体を温めることの効能については
異論は全くありません。
というかほんとに大事。

でもこれほどまでに
治病中でもない人が
四六時中温め続け
靴下を履く順番まで指定されて
「常に半身浴の状態を作っておく」
っていう手続きをやり続ける情熱、
ただの健康目的じゃないケースも有るんじゃないでしょうか。

やった結果体感がどうなっているかをすっとばして
手続きを踏むことが目的になっていることが。

めんげんは
今までの間違った生活の結果である、
だから苦しくても乗り切って出しきって
正しい生活、正しい生き方をしてください、

これはですね
今までの間違った生き方を
苦しいめんげんに耐えることで贖（あがな）う・・
っていう思想と紙一重な気がします。

私の中の毒を、出し切りたい、出さねば、って。

アナタの中に毒がある、それを出しきりなさい、って。

罰を受けて当然、って・・。

体を温める、というのは
そもそも
カラダが本来持っている機能がちゃんと活性出来る
身体的環境を作って
カラダのインテリジェンスを活かしきろうよ、
っていうことだったのかと思っていたのですが

カラダはエライ
　　＋
　私はダメ

がセットになっちゃってる時があるのではないでしょうか。
この私はダメ、がセットになった時、宗教化する。
贖罪を求めるから。

とってもいい感じで冷えとり健康法をやっている人も
もちろんたくさんいて
私が直接知っている人は
かなり人体実験的に楽しんでやっている人が多いです。

冷えとり健康法と
薄着健康法を同時にやって
寝るときは裸に靴下、
っていう
なにがしたいん？！笑
みたいな格好で寝ている方もいて
その方なんか完全にその実験を楽しんでおられます。

あとこの方がやっているというのも
私がこんだけ言っても
つい冷えとりに一目置いてしまう
今のところ一番の理由だったり^^

服部みれい（マーマーマガジン）

同じ冷えとりでも
体の力を出させる、信頼に基づいた健康法になるのか
あるいは
けがれ意識（まあ自己否定のバリエーションですかな）をベースにした
贖いのための「くつした教」になるのか
方向性も選択の仕方も醸し出す空気も
全く違ったものになってしまうのだと思うと
なにの上に立っているのか、
はとても重要なものだと感じさせます。

言いたいことは殆ど終わったけど
もちょっと続けようかな。