夜を走る、毒を抜く。

夜を走る、毒を抜く。

夜勤タクシードライバーの四毒抜き弁当と営業記録。元寿司職人の同僚の勧めで小麦・植物油・乳製品・甘いものを抜く四毒抜きを開始。6ヵ月で体重15kg減。胃薬、コレステロール、尿酸、睡眠薬もやめた。
何歳からでも体は変わるのか。夜を走るタクシードライバーの実験記録。

 

ゴールデンウィークの中日。

 

 

街は連休前の
金曜日のような顔をしていた。

 

北新地も、
よく動いていた。

 

特別なことは、何もない。

 

長距離に救われたわけでもなく、
トラブルもなく、
印象に残る客もいない。

 

ただ、
回して、拾って、積み上げた。

 

気がつけば、

7時間以内で、
税抜き4万円を超えていた。

 

何もなかった。

だからこそ、
よかったのかもしれない。

 

何もない夜が、

いちばん、崩れない。

 

締めの一言>

何もなかったから、

いい日じゃないのよ。

 

営業の記録 

2026-04-28 [火]

目標:税抜2万5千円

 

出庫:21:08

入庫:27:55

稼働:6時間47分

回数:11回(配車:4回)

営収:税抜40,300円

走行:151Km

営走:74Km(実車率:49.0%)

 

最高値11,430円

時間売6,535円

 

 

四毒抜き生活249日目。

またも、豚バラステーキの絨毯弁当。

同じものが続く理由、

わかります?

 

そう、旨いから。

 

コメントまで、同じ。

 

前日と違うのは、

蒸した豚バラ肉を糠漬けしたこと。

胡瓜の横にあるのは

糠漬け肉。

 

初めての試み。

まあまあ、でした。

 

それより定番化したのは、

山芋の卵黄和えに、

山椒昆布を刻んで入れたこと。

 

これ、痺れるほど、旨い!

 

何もない夜に、

ちゃんと満ちている。

 

 

乗務の記録

 

「アタシ、殺すかもしれない」

 

これだけの言葉は、なかなか聞けない。

 

北新地。

 

ママたちに見送られながら、
お客より先に乗ってきた。

 

「Wホテルまで」

 

最初は、ただの送りだと思っていた。

 

「ごめんね、電話するね」

 

やりとりが、激しくなってきた。

 

ホテルに着いて、メーターを倒す。

 

電話は終わらない。

 

「3時半って、言ってたじゃない」


「いまどこにいるの?」

 

「ホテルで待ってるなんて、できない」

 

「嘘でしょ。キャバクラにいるの?」


「なんていうとこ? 今から行く」


「切らないでよ」

 

「運転手さん、ごめんね。

もう一度、新地に戻って」

 

「さっきの上通りですか?」

 

「切った!」

 

「本通りに入って?」

 

深夜3時半を回っても、

新地は渋滞。
車は進まない。

 

 

「なぜ切るのよ」

 

「上通りに入って?」

 

「どの当たりですか?」

 

「セブンイレブンのよこ」

 

上通りにセブンイレブンはない。

 

ぐるぐると回る。

「ごめんね」

 

船大工を回ったところで、

「運転手さん、ごめん、止めて。歩いて行く」

 

「店、わかったんですか?」

 

「アタシ、あいつ殺すかもしれない」

 

「ダメですよ。自分を大事にしないと」

 

現金で支払いを済ませ、
ふらつくように消えた。

 

本気になったら、負ける。
本気にならないと、勝てない。

 

北新地には、
男と女の数だけ、
駆け引きがある。

 

昨夜の目標、

税抜き2万5千円には届かなかったが、
7時間半で12件。

 

最高額は5千円。

 

新地から始まり、新地で終わった。

 

結局、彼女は――
どこにも辿り着けなかったのかもしれない。

 

営業の記録2026-04-27 [月]

目標:税抜2万5千円

 

出庫:20:55

入庫:28:32

稼働:7時間37分

回数:12回(配車:0回)

営収:税抜20,550円

走行:93Km

営走:34Km(実車率:36.6%)

 

最高値5,000円

時間売2,967

 

四毒抜き生活248日目。

豚バラ厚切りステーキ弁当。

 

同じものが続く理由、

わかります?

 

 

そう、旨いから!

 

 

乗務の記録

ジィジは、ガキよ!

 

誕生日が同じ、

 

孫の百恵(もえ)にも、 

 

笑われました。

 

誕生日が同じなので、

私の74歳ハーフバースデイでも

ありました。

 

 

ガキの、証明。

 

完了!

 

四毒抜き生活247日目。

休日の豚バラチャーハン、レタス包み。

ガキが喜ぶご飯は、

いつも、決まっている。

昨夜は寝坊しました。
21時10分起き。

 

だから、出庫が、

21時52分。

 

74歳の寝坊主。
ガキです。

 

営業所で、

同僚に笑われました。

 

寝つきが悪いのでも、
寝起きが悪いのでも、ありません。

 

ブログが楽しくて、
時間を忘れるのです。

 

気分は、
92歳の五木寛之です。

 

74歳で覚えた趣味。
恥ずかしいですが、夢中です。

 

これを続けるために、
無事故無違反、安全運転。
免許証第一、健康第二。

 

そう思うようになりました。

 

この年で見つけた、
おもちゃです。

 

呆れるでしょ。

 

同僚から、

「何が面白いの?」

 

と、言われます。

 

でもね。

 

読んでくれる人がいる。

 

確実にいる。

 

以前はサコちゃんが、

背中を押してくれた。

 

 

いまは、

高校時代の同窓生が、

ときどき、コメントをくれる。

 

ただ、

 

読まれるから書いている、

わけじゃない。

 

書くことが楽しい。

 

たとえ誰も読まなくても、

ボクは書くと思う。

 

いまは、

ジンさんという相棒もいる。

 

 

今日は、

孫のハーフバースデー。

 

朝の11時、

服部緑地。

 

寝坊している場合じゃない。

 

ジィジは、ガキだから。

 

0.5歳に、

言い訳は通用しない。

 

時間は、ちゃんと、
前に進んでる。

 

 

四毒抜き生活246日目。

豚バラステーキのじゅうたん弁当。

ちょっと変化球。

今夜はじゅうたん爆撃!

 

旨すぎて

完全に撃たれて死にました。

 

乗務の記録

一撃に依存して走っている。

 

一撃のない夜は、
恥ずかしいほど、貧弱だ。

 

件数で積み上げるタイプではない。
すべては、一撃で持っている。

 

昨夜は、
その一撃が、スタートに来た。

 

22時前。
北新地、船大工通り。

 

相互タクシー前で手が上がる。

 

「西宮へ」

 

「高速に乗っていいですか?」

 

「はい、お願いします」

 

「寝てしまうかもしれません」

 

「住所お願いしてもいいですか」

 

「西宮市上山口3丁目」

 

「ナビが池田線経由になっていますが、

よろしいですか?」

 

「いえ、神戸線で」

 

「では、中之島西から乗りますね」

 

「お願いします」

 

何気ないやり取りに見える。

 

だが、
決定的なミスがあった。

 

ナビが示した、
ルートの全体を見ていない。

 

西宮と聞いた瞬間、
頭の中は神戸線だった。

 

武庫川か、芦屋。
その先入観。

 

新地の中。
早くルートを決めたい焦り。

 

客は疲れて、寝落ち寸前。

 

流される条件は、揃っていた。

 

神戸線に乗る。

 

ナビも、案内を合わせてくる。

 

頭の中では、
「北へ先に上がるか、西から上がるか」
その程度の違いだと思っていた。

 

違和感が出たのは、芦屋を降りてからだ。

 

ナビの先が、幹線ではない。
曲がりくねっている。

 

六甲を越えている。

 

中国自動車道へ向かっている。

 

それでも、
50分足らずで到着した。

 

客は眠ったまま。

 

笑顔で「ありがとう」と言って降りた。

メーター18,360円
高速代810円

 

完全犯罪だった。
この時点では、まだ。

 

帰りは、中国自動車道を使った。

 

西宮山口JCTから池田線へ。

 

極めてスムーズだった。

 

ナビは、最初から正しかった。

 

仕事を終え、
自宅でナビを見返して、初めてわかった。

 

距離で10キロ。
時間で10分。

 

高速代は、安くなっている。

 

だが、タクシー料金は逆だ。

 

安くしたつもりで、
高くなっていた。

 

差額は、約5,000円。

 

高速代の差を引いても、
4,000円は多く支払わせている。

 

未必の故意。
そう呼ぶしかない。

 

「客が間違えた話」じゃない。
「言えなかった話」でもない。

 

自分も、同じだった。

 

違和感はあった。
わかっているつもりで、理解していなかった。

 

客じゃない。

わかっていなかったのは、自分だった。

 

“つもり”で走ると、
道も、夜も、ズレる。

 

営業の記録

 2026-04-24 [金]

 

出庫:20:59

入庫:28:51

稼働:7時間52分

回数:8回(配車:1回)

営収:38,510円

走行:171Km

営走:75Km(実車率:43.9%)

最高値18,380円

時間売5,385

 

四毒抜き生活245日目。

茄子の肉巻き弁当。

この罪深いほどの旨さに負けて、

今回も茄子の肉巻き。

 

乗務の記録

 

昨夜は、

腰までスリットの入った白のロングドレスのママに

呼び止められた夜だった。

 

スリリングな、出会い以上に、

スリリングなことがあった。

 

K先輩からの、指摘だ。

 

日報と、アルコール時刻。

 

原則はこうだ。

 

アルコール始業から終業までの中に、
出庫も、乗務も、入庫も、日報作成も、
すべてを収める。

 

 

はみ出したものは

“デタラメ”とされる。

 

 

そう、言い切る。

 

正しい。

 

確かに、正しい。

 

でも現場は違う。

 

入庫して、

アルコールを吹き、

ジャーナルを出し、

日報を書き、

現金を処理をする。

 

順番が前後する。

 

そのズレを

”デタラメ”と呼ぶ。

 

少しだけ、引っかかった。

 

ただ、
ひとつだけ、見えたものがある。

 

先輩にとってこれは、
“ルール”ではなく、
“生きかた”だということ。

 

だから、話は終わらない。

 

こちらが現場を語っても、

届かない。

 

土俵が違う。

 

ならば、

 

受け取るものを受け取って、
流す。

 

それでいい。

 

正しさに縛られて、
流れを止めるより、

 

少しズレても、

流れを選んだ。

 

K先輩は、

2日違いの同い年。

 

誰よりも敬愛する師匠でもある。

 

その背中にある矜持は、

まだ、真似できない。

 

だからこそ――

 

ガキはガキなりに、
流れの中で、追いかける。

 

正しさより、

流れを取った夜だった。


 

営業の記録2026-04-23 [木]

目標:税抜25,000円

 

出庫:21:01

入庫:27:23

稼働:6時間22分

回数:6回(配車:0回)

営収(税抜):25,020円

走行:111Km

営走:46Km(実車率:41.4%)

最高値15,120円

時間値4,323

 

 

四毒抜き生活244日目。

茄子の肉巻き弁当。

 

ガキの好みは、いつも同じ。

正しさより、好きで選ぶ。

 

乗務の記録

昨夜は、連休にした。

 

走らない、を重ねた。

 

作ったのは、

カレースパ。

 

前日に残ったカレーを

スパゲッティにした。

 

もちろん小麦なし、

グルテンフリー。

 

コーン&ライスの麺。

 

四毒抜き生活243日目、

もう8ヶ月ぶりの

スパゲッティだ。

 

久しぶりの「麺」。

 

あの感じを、
身体が覚えていた。

 

歯応えもあり、旨い。

 

でも、重くない。

 

もたれない。

 

眠くならない。

 

同じようで、違う。

 

いや、違うからいい。

 

走らない夜。

 

火を使って、
鍋をかき混ぜて、
皿に盛る。

 

それだけで、
ちゃんと満たされる。

 

走っている夜には、
気づかなかったこと。

 

詰め込まない。

 

足さない。

 

残りものでも、いい。

 

整っていく。

 

足さなくても、

満ちる夜だった。

 

 

昨夜は、休みを取った。

 

走らない夜。

 

時間が、妙にゆっくり流れる。

 

目標が達成できた
そのご褒美に、スープカレーを作った。

 

もちろん、四毒抜き。

 

本来、ルーを使わなければ、
小麦粉は入らない。

 

玉ねぎを炒めるときも、
油は使わない。

 

焦げないように、
少し水を足しては飛ばし、
また足して、飛ばす。

 

その繰り返し。

 

気がつけば、
30分。

 

玉ねぎは、飴色を越えて、
とろけていた。

 

あとは、放り込むだけ。

静かな火で、
40分。

 

走らない代わりに、
鍋が、進んでいく。

 

出来上がったスープは、
派手さはないが、
芯がある。

 

休みの日にしか、
作れない味だった。

 

 

四毒抜き生活242日目。

スープカレー

材料>

・鶏もも肉・・・300g

・玉ねぎ・・・ 1個半(チャツネ用1個、具用半個)

・にんじん・・・ 1/2本

・オクラ・・・50g

 

調味料〉

・トマトジュース・・・100g

・カットトマト缶・・・1/3缶

・水・・・ 300 CC

・酒・・・大さじ2

・カレー粉・・・大さじ1.5

・和風だし・・・適量

・甜麺醤・・・大さじ1.5

・月桂樹の葉(乾燥)・・・1枚

・クミンパウダー・・・小さじ2

・コリアンダーパウダー・・・小さじ2

作り方>

・玉ねぎのチャツネは2 〜30分かけて、茶色にとろけるまで。

 

・オクラ以外の材料を全部鍋に入れて、蓋をして40分ほど弱火で煮込む。

 

・最後にオクラを入れて3分ほど煮れば完成。

昨夜は4月20日。

締め日。今月の最終日だ。

 

前日までのトータルが582,800円。

あと17,200円で、60万円に届く。

 

月曜の目標は2万5千円だが、

2万円をあげれば、

上がろうと決めていた。

 

 

スタートから4時間。

3件で、4,100円

 

勝負は、25時から。

 

新地へ入る。

上通りから中筋を超えたところで、

手が上がった。

 

ひとりの客を

ママを含めた大勢で

見送っている。

 

その中から、もうひとり。

 

「この娘も一緒に連れてって」

 

渋々の様子で同乗した。

 

そのホステスは、もう限界だった。

今にも寝落ちしそうだ。

 

「うちはどこ?」

「ひがしこうえん」

 

聞き返すまもなく、

「先にホテルへ」と、日本橋へ。

 

現金1万円を置いて、

男は降りた。

 

「待ってください。

ひがしこうえんって?」

 

「この娘に聞いて」

 

なんとか聞き出した。

 

神戸、加納町。

 

──来た!

 

高速に乗る。
一気に三宮へ。

 

京橋で降りてすぐ、
タワーマンションと、その横の公園。

 

東公園。

 

ルミナリエの場所だ。

 

その横に住む娘を、

いま送ってきたのだ。

 

だが──

 

起きない。

 

料金は高速込みで18,250円。

1万円では足りない。

 

「お客さん、着きましたよ。

おうちで寝ましょ」

 

反応なし。

 

「綺麗なお嬢さん!

せっかくの化粧も衣装も、台無しですよ」

 

少し笑った。

 

「おうちで、ゆっくりお風呂に入りましょ」

 

後ろのドアを開けて、声を張る。

 

同じマンションに付けた

同業のドライバーが、

こちらを見て笑っている。

 

ようやく、ひと言。

 

「温泉に入る」

 

──温泉か。

 

このタワマン、

引いているかもしれない。

 

「温泉に着きましたよ。

早く入りましょ」

 

そして

 

「その前に、

お金を払いましょうね。

あと8,250円、足りません」

 

カバンを指差す。

 

埒が開かない。

 

財布を取り出し、

ちょうどの額を抜き、

領収書も入れて、戻した。

 

──これ、犯罪か。

 

「さ、温泉ですよ。

行きましょ」

 

ようやく動いた。

 

キレイだ、キレイだと、

何度言っただろう。

 

後ろにつけたタクシーは、

客を降ろしたあとも、

ずっと見ていた。

 

出発のとき、

思わず手を上げて、

挨拶した。

 

一撃で、届いた。

 

営業記録 2026-04-20 [月]

目標:2万5千円

 

出庫:20:58

入庫:26:51

稼働:5時間53分

回数:5回(配車:0回)

営収(税抜):21,900円

走行:110Km

営走:45Km(実車率:40.9%)

最高値17,190円

時間値4,095

 

四毒抜き生活241日目。

またまた焦がしWステーキ弁当

旨いものは、何度でも狙う。

毒を抜きながら、旨さに焦点を合わせると、

同じものになる。

これも依存症か。

 

乗務記録

日曜の夜。

 

目標は税抜き20,000円。

7時間もかけたのに、

結果は税抜16,480円。

 

何がいけなかったのか?

 

街に漂い、

行き場を失った夜だった。

 

スタートは

南へ向かう途中。

西天満から久太郎町。

1,400円

悪くない。

 

その足で、

ミナミのマチツボへ。

 

着くと、

3台も並んで、

塞がれていた。

 

先週の日曜に

4時間坊主だった

苦い思いが蘇った。

 

日曜に市内はダメだ。

同じ二の舞を避けるため、

郊外へ矛先を変えた。

 

サンキューチケットも使った。

 

盛り場を離れ、

長柄橋を渡って、

東中島を経由して、

江坂へ向かった。

 

それが当たったのか、

西淡路でアプリが鳴り、

ちょうど江坂駅へ。

 

ここでミスを犯した。

予約ボタンを押し忘れ、

予約料が加算されず、

1,200円。

 

江坂周辺、

内環状線、

176号線も、

流したが、気配がない。

 

日曜の夜は人がいない。

アプリも鳴らない。

 

4時間坊主の再現か!

 

ここで決めた。

ミナミのマチツボに

絞ろう。

 

ここがダメなら、

諦めようと思った。

 

再度、ミナミのマチツボへ。 

ようやくつけることができたのが、

深夜の1時前。

 

 

最初に乗ったカップルが、

怪しい。

 

男の声が裏返っている。

 

女性は、無理やり、

乗せられたらしい。

 

難破ではなく、

難波のナンパだ。

 

この後続けて4本すべて。

 

つまり7本中5本が

ミナミのマチツボ。

 

日曜でも根気よく待てば、

ミナミのマチツボが有効であることがわかった。

 

ところがこのうちの1本、

いちばんの長距離が

事件だった。

 

普段着だが若いサラリーマン風。

大東市の野崎までと、

乗ってきた。

 

先頭に1台、

JapanTaxiがいるにもかかわらず、

2台目の、

CROWNに乗ってきた。

 

なぜだ?

 

「運転手さん、眠いんで寝ていいですか?

野崎の駅に着いたら起こしてください」

 

と言って寝てしまった。 

 

なぜCROWNを選んだのか、

聞くこともできなかった。 

 

野崎駅で起こすと、 

「現金を降ろしてくるんで」と、

駅のエスカレーターを上がっていった。 

 

このまま逃げられるかもしれないと、

少し覚悟した。

 

 しばらくすると戻ってきた。

 家まで送れと言う。  

 

 家に着いたところで、

ドアを勝手に開けて吐きだした。

 

よくぞ、車内で吐かずにいてくれた。

 

落ち着いてから、

支払いをと言ったらカネがないと言う。

 

駅でおろしたんじゃないんですか?

と聞いたら、なかったと言う。

 

明日必ず振り込むからと、

免許証を出してくる。

 

電話番号もスマホで確認して、

口約束のまま帰してしまった。

 

帰る途中、JapanTaxiではなく

CROWNを選んだ理由をようやく理解した。

 

甘く見られたんだ。

年寄りの私の方が許しそうな

読みをしたのではないか。

 

 私はナンパされたタクシーなのか。

 

乗せたつもりだった。

乗せられていたのは、こっちだった。 

 

もう一度、ミナミのマチツボで、 

小粒を1件拾って、帰還した。

 

営業の記録

目標:税抜2万円

 

出庫:20:58

入庫:28:02

稼働:7時間04分

回数:7回(配車:1回)

営収(税抜):16,480円

走行:118Km

営走:29Km(実車率:24.6%)

 

最高値9,630円

時間値2,566

 

 

 

 

四毒抜き生活240日目。

焦がしステーキ弁当

昨夜は豚バラ肉のみの

焦がしステーキ。

旨い。

 

乗務記録