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こんにちは😊
心体一致のピアノレッスン
ピアノインストラクターのKayoです😊
今日は真面目にピアノを弾く手のフォームについて書いてみます。
以前にも少し書いたことがありましたが改めて
ピアノ教本の冒頭によく載っているこの手のフォーム↓こんなの。
子供でも大人でもピアノを習い始めると最初にこの基本フォームを教わる人は多いのではないでしょうか？
上のイラストのように第三関節で山を作りましょう、とか
手の中にたまごを握るように、とか
よく言われますね。
しかしこれ、私は逆効果だと思ってます。
フォームが間違ってる、というわけではないんです。
正確にはこの声かけをすることや
固定した状態の写真やイラストを見せることが
固定概念を作りココロとカラダを硬くなる方向に向かわせやすい、と考えています。
でも実際、教える側からすると「型」で教えるのは楽なんですよね。
手のフォームを見せて、このカタチにするんだよ。と伝える。
形が崩れたら指摘して、意図的に形を作らせる。
でも本当はそうじゃない。
その子、その人がどうゆう身体感覚の状態でその手のカタチになっているのか
カラダ・腕・手指がゆるんだ結果として
写真のようなカタチになっているだけ。
弾いてる間ずっとがっちりとその形を保ち続けているわけではないということ
を伝える必要があります。
人それぞれカラダの使い方や感じ方が違うので
正確なニュアンスで伝えるのは
画一的に教えるよりも遥かに難度が高い、と感じています。
（これに関しては未だに私も精進中です(^◇^;)）
「このフォームが正しいから手はこのカタチにしなくちゃいけない」
「先生が言ってたからちゃんと形を作らなくちゃ」
「やらねば、しなければ」といった固定概念はココロとカラダを硬めやすくします。
ココロとカラダが強張った状態でカタチを作ってもいずれどこかに無理がきます。
有名音大を卒業ししっかりと基本フォームを守って真面目に指の鍛錬を積み重ねてきたけれど
指や手のトラブルに悩まされているピアノの先生は実はとても多いです。
（運営しているオンラインサロンにはそんな先生方が救いを求めてやってきます）
カラダ、主に腕・手・指がゆるんだ結果として
カラダ〜指先がふわふわゆるゆるの状態になり
手がたまごを優しく握るようなカタチになっている（瞬間もある、ずっとじゃない）。
そういうことを理解していることが大事。
レッスンでもよくお伝えするのですが
自分の「ゆるんだ状態の手を自覚すること」が重要なんですね。
どんな状態が自分のゆるんだ手なのか、を自覚してない人があまりに多い
試しに手ぶらで部屋の中を歩いてみてください。
その時、太ももの横で手はぶらぶらしていますよね。
その状態があなたのゆるんだ状態の手、です。
そのまま形を作ろうとせずただポンと机の上に手を置いてみる
その手の状態でピアノの鍵盤に触れていく。
（その触れ方、弾き方にもコツがあるのですがそれはまた別の話w）
カタチから入るのではなく
ゆるませること
さらにはピアノを弾いている時の動きに、カラダが心地よく感じられているかを弾いてる間ずっと感じつづけること
20世紀最大のピアニストと言われるホロヴィッツの奏法を見ると手は開いた状態が多いです。
ピアニストの中では珍しい弾き手ではありますが
ホロヴィッツにとってはその手の状態がゆるんでいて心地よい状態、だから結果としてそうゆう弾き方になっているだけなんですね。
と言ってもみているとずっとその状態のわけではなく、もっと指を立たせている時もある
一つのカタチを維持する必要は全くない。
カラダが、腕・手・指がゆるんでくると
音が響き始め
その人本来の音色が出てくる
最近特に、生徒さんの音とカラダの変化に驚き、このことに確信を持つようになっています
学び多き日々。
ありがたいです。
ではでは今日はこの辺で♪
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