お悩みポロポロ（川西市・猪名川町　村上ピアノ教室）

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川西市・猪名川町　村上ピアノ教室

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子供たちも大変だ

昨日はレッスン室のエアコンクリーニングをしてもらいました

きれいになってスッキリしました

さてさて、春休み明けのレッスンに来た生徒さんたち。

「何組になったの？」とか「仲良しのお友達と同じクラスになれた？」

などと尋ねると、「◯組で〇〇ちゃんと一緒になってん」と張り切って教えてくれる子がほとんどなのですが、心配なことに疲れ切っていたり悩み事を抱えている様子でレッスンに来る生徒さんがちらほらいました

①ピアノは嫌いじゃない、やめたくない、でもお家の人にやめさせると言われている、という子。

②ピアノはあまり好きじゃない、でもお家の人にやめさせないと言われている、という子。

③お家の人は「自由にやらせている」と言うけれど実はわが子に練習させる根気や覚悟がないために放置している→その結果ピアノが嫌いではないけど全く上達しないのでなんのためにレッスンに来たのかわからないという子。

大体こんな３パターンぐらいに分かれるのですが、どの生徒さんも事情が違うので同じようには対策・改善方法を処方できません

①は、レッスンには行きたいけど練習はしない、という状況を見た親御さんが「そんなに練習しないならやめさせる」となってバトルになるという状況です。この場合は本人が「ピアノを続けたいからこうやってがんばる、だから応援してほしい」とお家の人に具体的な計画をしっかり伝えなければいけません。そしてお家の人は「〇〇という約束を守らなかったらやめさせる」という決まりを作るのもアリかもしれません。

②の場合、ピアノをやらせたいという大人の希望や期待が強すぎてお子さんの気持ちをあまり汲み取っていない可能性があります。レッスンで私が予定していた内容に全く興味を示さない時は別のプランであれこれ試してみますが、とにかくなんでも「やらされている」としか感じなくなってしまっている場合はレッスンにならないので、中断して何が原因なのか話を聞くしかありません。

そして聞いてみるといろんな原因が出てきます。ほとんどの場合、ピアノが嫌いというよりはお家で何かストレスになることがあるのです。よくあるのは習い事が多すぎて気持ちも体力もついていけない、という事例。

また、このパターンで多いのは大人が「レッスン代を払ってあげている」ということを振りかざしてしまうために子供が言いたいことを言えなくなってしまっているということ。子供がまだお金を自力で稼げないのは当然ですから、これを殺し文句のように使ってしまうのはいけませんもしかして他の習い事を整理して時間的にも精神的にも余裕ができたら、実はピアノは嫌いではなかったと気づくかもしれません。

③の場合は②と同様に子供ではなく大人のほうに問題ありです。「レッスン代は払ってあげるからがんばってね」というと聞こえは良いのですが、実は無関心で全くレッスンの状況を知らない保護者さんもいます。生徒さんがある程度の年齢に達していればそれでも良いのですが、未就学児だったり小学校低学年ぐらいだと一人で黙々と練習するというのはかなり難しいですし、ほとんどの子供は基本的に練習が嫌いです。それをお家の人がそのままほったらかしていたり、ぐずる子供に練習させるのを避けてばかりいるとやはり上達はしません。その結果、がんばることや弾けた時の達成感を経験することなくレッスンに来るだけの日々になってしまいます。

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街の個人のピアノ教室にできることは大したことではないかもしれませんが、私はご縁があって習いにきてくれた生徒さんを家族のように思っています。

だから、余計なお世話なのはわかっていますが生徒さんの様子がいつもと違うなと思ったらレッスンは中断してでも話を聞くし、ママさんが疲れているようならできるだけママさんのお話を聞くようにしています。親御さんの心の不調は必ず子供さんに伝わりますし、それがレッスンの時に必ず私に伝わります。

私は医者ではないので何かを治療することはできませんが、話を聞くことはできます。本音をポロリと出してくれるのは、信頼してもらえているのだろうと思って嬉しくなります。

心が元気じゃないと、練習もできませんし人の心に届くような演奏もできません。今悩みを抱えている数人の生徒さんたちが、早く悩みから解放されてまた元気にピアノに向かえるよう、微力ながらお節介おばさんを続けようと思った今日この頃でした