毎年発表会を控えた

この時期になると

普段に増して心が揺れ動き出します。


つい先日

中一の子の演奏を聴きながら

早くも泣きそうなりました。

胸に来るものがありました…


ピアノは正直です。

なんとも心を打つ

音がしてくるのです。

小さい頃から真面目に

家で練習してくる子でした。

今年の曲を選んだ時

「この楽譜少し難しいかな…」

と少し心配していましたが

なんのなんの

一週ごとにどんどん弾けてきて

良く弾いていることが伝わってきました。


可愛い低学年の頃

ちょっとした反抗期の頃

気づけばお姉さんの顔になっている今

その子との歴史。


「毎年、発表会の時期に

初めての発表会からの演奏を見直して

成長を感じて嬉しくなります。」


と仰っていたお母さんの

お子さんとの向き合い方も

とても素敵だなあと

強く印象に残っています。


この子の人柄が

演奏に出ているなあと

ウルウル来てしまいました。


なかなか中学生になっても

ピアノを続けるというのは

難しいですが

それでも

中学生くらいからが

更に良くなるんですよね。

心身共に成長して

それが音に鳴り出します。

今の中一は続けてくれた子が多くて

こうして聴かせてもらえて

本当に嬉しく思います。



人間には煩悩があって

ついつい人と比べて

心の中にモヤモヤが起こります。

指導者としての自分も

その子の成長を見ようという

理想を掲げつつ

例えば選曲の際に

同じ学年や

兄弟姉妹のバランスも

どこかで気にしてしまう

葛藤があります。


発表会の楽譜を順に貼っている子の

少し厚くなったスケッチブックの

ページをめくると

「ああこんなに成長したんだなあ。」

ということを実感します。


皆間違いなく成長しています。

習い始めの頃と今。

去年と今年。

先週と今週。

昨日と今日。


その子の成長に目を向けたいですね。


あと数日

それぞれ曲と、楽器と

たくさん向き合って欲しいです。


私も一足早い本番に向けて

向き合っているところです。

共に頑張りましょうハート





NG 八分音符の旗はどこから生えるの??爆笑