毒親をウフフと笑い飛ばそう(*´艸`*) 15
薬剤師になってからの話2東大阪に引越して、一度姉と父と三人で食事して父とはなんとなく仲直りした。毎月1回、実家に帰り掃除や父の買い物に付き合う日々が始まった。母とも1シーズンに1回くらいの頻度で会っていた。父は母に捨てられたかわいそうな人を演じ続け母も私も被害者と言わんばかりに会うたびに父の悪口を話してた。今振り返ると、わたしはせっかく鳥かごから逃げ出したのに自分から鳥かごに舞い戻ったんよね。。。もう何やってんだかwわたしはただただ自分の感情にフタをして両親が望むものを提供していた。両親に愛されたい。大事にされたい。認めてもらいたい。ただそれを望んでた。姉は1年で京都に戻ってき、その1年後に結婚して東京に引越した。姉が結婚した頃から、毎年母がクリスマスイブに電話を掛けてくるようになった。母「もしもし、何してるの?お母さんこれからジャズコンサート行くねん。」私「今仕事終わって帰るとこやけど?」母「へークリスマスイブにデートする相手もおらんの。情けなッ!!ガチャ、ツーツーツー」私「。。。。」一体、何がしたいのか。。。意味がわからん電話が毎年わたしが結婚するまでかかってきた。20代後半、わたしのメンタルはメチャクチャでした。恋愛は出会いはある。が、みんな浮気しておしまい。思い返せば、高校生の頃から付き合った人はみんな浮気する。他に好きな人ができたんですね。じゃ、別れましょう。というと別れたくないと言われる。???じゃ、なぜ浮気する?全部このパターン。何かおかしい。。。何がおかしいかは判らないが何かがおかしい。。なーんにもうまくいかず飲んだくれる日々。悲しい、苦しい、ツライ。。。このまま堕ちていったら楽になれるかな。。。と何度も思った。でも、そんなことしたら大学行くためにお金を出してくれたおばあちゃんに申し訳ない。と、なんとか踏ん張って生きてた。なんとか流れを変えたい!!と、転職を考えていたある日美容院の店長からある占い師を紹介された。よく当たるから転職するんやったら相談したらいいんちゃう?神戸元町のマンションの1室にその占い師さんはいた。ドキドキしながら訪問。仕事のことを相談してたのに、気付けば恋愛相談もしてた。両親の旧姓を告げただけで、先祖の因縁があるね。。と言われる。うちの両親の不仲もそのせいだと。どこの誰か判らんけど、恨みを持ってる人がいる。その人を供養しないといけない。。本来なら父がするべきだが、たぶんやらないと思うのであなたがしなさい。。と朝晩ろうそくと線香、どんぶり一杯の御茶、お花をお供えして般若心経を唱えなさい。それを何週間か(←どのくらいやったか忘れた)つづけるように言われた。線香立て用の灰は占い師さんがくれた。他に必要な物は帰りに仏具店で買うようにメモ書きしてもらい、これも持って帰りなさいと不動明王のお札も頂いた。信じる者は救われる。翌日から毎日朝晩般若心経を唱える日々が始まった。実際、成仏してくれたのかどうか判らないけどわたしの心は救われた。そして30歳になる年に病院をやめて再び調剤薬局に転職した。つづく