島んちゅじゃないのでハイサイって言いたいけど言うのがちょっと恥ずかしい三線奏者の克樹です。
少し前の動画になるのですが
三線のチューニングについて解説した動画がこちら
弦楽器を始めて恐らく一番最初にぶつかる壁はここだと思います。
三線のカラクイはとても繊細で、ちょっと回すだけで大胆に音程が変わるので感覚をつかむまでがとても大変です。
それにしてもチューニング、調弦、ちんだみと
音を合わせる用語が沢山あってどれを使うかいつも迷いますね。
僕は元来ギタリストなのでチューニングって言っちゃう事が多いです。
そしてマニアックな話しをすると、カラクイはギア比がとんでもなく低い1:6位なんじゃないかという感覚です
(因みにギターのペグの最高峰である日本製のGOTOHは1:21という超高精度)
そして本調子というのはC-F-Cの事を指すのですが
それだと歌のキーが高くて辛い!カラオケのように自分のキーで歌いたい!
という方はこのチューニングを変える(正確に言えば移調)必要があります。
理屈的な部分は抜きにして図で見ていくとこんな感じです。
女弦-1弦
中弦-2弦
男弦-3弦-自分から見て一番手前側の弦
C-F-Cだと歌っていて高いという場合は
チューニングを下げる低くする必要があります
チューニングの最中に上記以外のアルファベットを見かける事が多々あると思います、そしてそのアルファベットが目的としているキーより高いのか低いのかの判別がつかないので余計チューニングという部分に関してわけがわからなくなるのかなと思われます。
動画でもそこに軽く触れてはいますが改めてイメージ図で見ると
ピアノの鍵盤はこの形がワンセットで横に並んでいるので視覚的にわかりやすいのでサンプルとして使用しています。
♯(シャープ)や♭(フラット)というのを二つ表記しているのはチューナーの種類によってはどちらかが表示されるので念のため両方記載しています。
もしチューニングしようとした弦がEであったとして、本来はBにしたいという事であればカラクイを音が高い方に回す必要があります
もしチューニングしようとした弦がGだとして本来はFにしたかったらカラクイを音が低い方に回す必要があります
このように音の高さを判断してみて下さい。
また結構陥りがちなのが三線のチューニングの場合
女弦(1弦)を男弦よりも1オクターブ高くする必要があります
図で見てみるとこんな感じ
音の高さがわかりづらい!という方は一度ピアノで(
スマホアプリで無料でピアノもあるのでそれでもOKです)
確かめてみるのもよいかも知れません。
また二揚げというチューニングもありますが、それは中弦(2弦)を二つ上げるという解釈になります。
例:C-F-Cの二揚げはC-G-C
注意したいのが黒鍵部分も含めて数を数えること
白鍵だけでみるとC-A-CというふうになってしまいますがこれはNG、それさえ気をつければもう大丈夫です!
因みに皆さんはチューニングの際にはクリップチューナーと言われる器具を使用していると思いますが、僕のオススメはこちら!
※後継機種が多数出ていますが基本的な機能は全部同じです
※表記だと¥2000ですが実売価格は¥1000程です
見ての通りめっちゃシンプルです。
ボタンが一個しかないので煩わしい手間なし!
精度云々を言い出すときりがないので、機械音痴の方には僕はこちらをオススメしています。
カラーバリエーションも豊富で10色位あったと思います、勿論これ以外でもしっかりチューニングは出来るので、楽器屋さんで色々と見てみて下さい。
併せて読んでおきたい記事
皆さんの素敵な三線ライフが
より良いものになりますように
成増・目黒・三軒茶屋・大宮・東久留米・ひばりヶ丘にて三線のレッスンが出来る音楽教室をやっています。 遠方の方向けにオンラインレッスンも始めました。三線の演奏のご依頼やレッスン希望の方はこちらにご連絡下さい→ katsuki19850508@gmail.com
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2022年01月30日 16:38