最近は皆様白髪を綺麗に染めてらっしゃる方がとても多くいらっしゃいます。

 

 

 

ヘアマニキュアやヘアカラーなどなど…

 

 

 

それぞれに美しくおしゃれに染めていらっしゃると思うのですが、

それと同時に髪のダメージ、気になりませんか?

 

 

 

この記事を書いている人 -WRITER-

パン講師:伊東梨美

人の心を動かすことのできるパンを焼けるようになってもらいたいとの思いでパン作りを教えています。パン作りの魅力を是非体感してみて下さい。

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カラー剤は年々進化して、臭いの気にならない物やトリートメントがたくさん入った物などが出ていますが、

やはり毎月や数ヶ月毎に染めるのは髪はもちろん頭皮にもダメージが気になるところです。

 

 

 

そんな所で、今日は元美容師の私が

ここ数年で認知度がぐんぐん上がって来ている天然の白髪染め、

ヘナカラーについてお話していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

そもそもヘナって何?

 
 
 
ヘナとは植物の事でして、
東南アジアやインドなどで栽培されるヘナの葉っぱを乾燥させて粉末にしたものを使います。
ヘナの色素の元である、ローソニアというオレンジ色素が髪の毛や爪といった
タンパク質でできた部位に着色することで色がつくんです。
 
 
 
なので、白髪はオレンジ色に染まります。
でも脱色効果はないので、黒髪は黒いままなんですよ。

 

 

 

ヘナは100パーセント天然成分で出来ていますので、

髪や頭皮を一切傷める事なく白髪を染める事が出来ます。

そしてトリートメント効果がありますので、

定期的に使えば使うほど髪にハリコシが生まれ、

ツヤも出てくるのです。

 

 

 

そして私の母はヘナ歴15年程なのですが、

毎回自宅で私が染めています。

今日はその様子を写真と一緒に説明しながらご紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

ヘナの作り方

 
 
 
まずはタッパーの中にヘナを出します。
 
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そこに熱めのお湯を注ぎます。(大体40度〜50度位)
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ここはお水でも別にヘナが溶ければいいのですが、
お湯の方が頭皮にのせたときにヒヤッとせずに、ほんのり温かいので
リラックス効果があります。
 
 
 
そして温かい方が染まりも良くなるんです。
 
 
 
もし夏場なんかで汗が出てきてしまう様な方は、お水で溶いてもいいですね。
ちなみに放置時間中に汗をダラダラかいてしまうと顔中にヘナが垂れてきてしまうので要注意です。
 
 
 
 
 
 
そして混ぜて行きます。
大体マヨネーズくらいの硬さまで目指してくださいね。
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こんな感じになりました。
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この硬さが良くわからないという方は、
 
 
 
”頭に乗せた際にベチャベチャ垂れてこないか?
そして頭皮に塗りやすい柔らかさかどうか?”
 
 
 
を意識してくださいね。
 
 
 
 
 
 
さあ、それでは塗っていきましょう。
今回は3〜4ヶ月振りに染めるので、白髪もかなり生えてますね。
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ここでも綺麗に塗るポイントです。
 
 
 
まずは一番染めたい所から始める事です。
大体の方が顔まわりの白髪が気になっていると思いますので、
そこから始めたいと思います。
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しっかりと根元から髪の毛を梳かして分けます。
そしてたっぷりとヘナをのせます。
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もしご自宅でセルフで塗るという方は、
ハケでヘナを乗せて、手で根元に軽くすり込む様にすると根元までヘナが行き渡りやすくなりますよ。
 
 
 
そして、塗り進めて行くとわかるのですが、
毛全体がゴワゴワしてきて櫛がすーっと通らなくなって来ますが、
無理にとかそうとしないで、無視してどんどん塗り進めて行ってくださいね。
 
 
 
 
 
 
そして全体に塗りあげた所です。
母は今回は久しぶりのヘナでしたので、
(私が忙しくなかなか染めてあげられませんでした汗)
毛先も色が抜けていたので毛先までしっかりと塗りました。
 
 
 
月1〜2回とか、こまめに染めている方は、毛先まで塗るのは3回に1回位でも構いません。
もちろん毎回毛先まで塗るのが苦じゃないという方は
塗っていただいても構いませんよ。
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顔まわりは特に白髪が多く、
(おまけに白髪は超健康毛なので)毛がピンピン!と浮いてくるので、
ヘナを置くようにしてぽってりとのせて行くのがポイントです。
 
 
 
 
 
 
そして塗り終わったら更に顔まわりや襟足付近など浮いてきやすい所に
テイッシュを細く破いてのせ、貼ります。
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ここもしっかり1本、1本染めるためのポイントなのですが、
気をつけるべき点は手でティッシュを押さえつけない事です。
 
 
 
押さえつけるとヨレて染まりが悪くなる可能性もあります。
そしてここから時間を置くのですが、ヘナが顔まわりに流れ落ちてくるのを食い止める効果もあります。
 
 
 
 
 
 
そしてラップを全体にかけます。
ここでも押さえつけないでふわっとかけるのがポイントですね。
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このまま1時間程置きます。
本当でしたら、ここでドライヤーで2〜3分温めてあげた方が染まりが良いとされています。
 
 
 
でもそんなに寒い時期でもないので、今回は温めませんでした。
(私が面倒くさかっただけかも笑)
 
 
 
放置時間は1時間以上おいても構いません。
自然の物なので、置き過ぎても荒れたりする事はないですし
むしろ染まりが深くなります。
 
 
 
私の母はこの上にタオル等を巻いて、家事をしながら1〜2時間過ごしています。
お持ちであればシャワーキャップなどでも良いですね。
 
 
 
そして時間になったらお風呂でシャンプーしてください。
2度洗いすると綺麗に落ちますよ。
 
 
 
 
 
 
綺麗に染め上がりました。
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こんな風に髪を掻き上げると鮮やかなオレンジで
 
 
 
”私には派手すぎるわ!”
 
 
 
と驚く方もいらっしゃるかも知れませんが、
 
 
 
こんな風に前髪を下ろすとメッシュ風に馴染んで良い感じになります。
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ヘナカラーのメリット

 
 
 
ヘナのメリットは何より天然成分なので、人体に優しい事です。
そしてインドではヘナタトゥーとして、おしゃれで使われる伝統もあります。
(クレオパトラはヘナで爪をマニキュアのように染めていたとか…)
 
 
そしてトリートメント効果があり、使えば使うほどハリ、コシが出るので
 
 
 
”染めれば染めるほど髪の毛が痛んでボリュームもなくなってきた…”
 
 
 
という事がありません。
私の母も60半ばですが、その割には髪の毛は艶やかでボリュームもそこまでペタンコにはなっていません。
 
 
 
そしてヘナには毛穴の汚れを吸着して取ってくれる効果もありますので、
デトックス効果も絶大です。
白髪に悩んでいない若い世代の方でも、デトックスとトリートメント効果でヘナを塗る方もいらっしゃるくらいです。
 
 
 
 
 
 

ヘナのデメリット

 
 
 
これは何より色が選べないという所です。
白髪が少ないうちはまだ良いのですが、白髪が多くなるとオレンジの割合が多くなって来ますので、それが好みと合わない方には難しい所です。
 
 
 
でも今では科学染料を使わずにインディゴやハーブなどを混ぜて、
色味を落ち着かせた物もたくさん出ているので
それを試してみるのもいいかも知れませんね。
 
 
 
そしてもうひとつ、植物アレルギーの方には荒れるのでおすすめできません。
初めて試される方は必ずパッチテストを行ってくださいね。
 
 
 
 
 
 

まとめ

 
 
 
ここまでヘナについていろんな事を書いてきましたが、
私が母にヘナを塗り続けているのは、やはり
 
 
 
安心感からです。
 
 
 
昔はマニキュアやヘアカラーで染めていましたが、
やはり何年も染め続けるのは髪の毛へのダメージや皮膚への負担を考えると厳しいものです。
 
 
 
そして本人も自然の物が良いとの意向でヘナに落ち着きました。
オレンジの色を本人が楽しめるのであれば
とても良い染料だと思います。
 
 
 
 
 
 
以前90歳台のお婆様がベリーショートヘアで、真っ白な白髪をヘナでオレンジに染めているのをお見かけした事がありました。
 
 
 
素敵すぎて私は
”お綺麗ですね!”
とついつい声をかけてしまったのですが…
 
 
 
年を重ねれば重ねるほど、どんどん派手に美しくなっていく方はとても魅力を感じます。
ヘナカラーと年齢を一緒に重ねる事で、
髪もツヤツヤな魅力的なマダムをあなたも目指してみてはいかがでしょうか?
 
 
 
参考にして頂ければ幸いです。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。
 
 
 

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パン講師:伊東梨美

人の心を動かすことのできるパンを焼けるようになってもらいたいとの思いでパン作りを教えています。パン作りの魅力を是非体感してみて下さい。

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