
☆カナダの夕日! 後光が、、、☆
8月は本当に良い充電期間だった。 前回のブログでも書いた、ニューポートジャズフェスに始まり、その翌日からはカナダ、カリフォルニア、そしてタングルウッドジャズフェスで閉めた。 まずはカナダ旅行の様子を、、、☆
ボストンからカナダのケベック州までは車でわずか4時間程で、それはそれは異世界であった。 以前、西海岸のカナダ、バンクーバーへは電車で一人旅をしたことがあったが、バンクーバーはさほどアメリカと変わらぬイメージだった。 しかし!! 今回訪れたケベックはカナダでもフランス語圏な為、まるでフランスに来ている様な気分を味わう事が出来た。 まず車で国境を越えたと同時に道の表示が全部フランス語に変わる。 そしてマイルからキロ表示に。 そして下の写真の様な道がまっすぐ続いている。

なんせ標識が全てフランス語で、英語などはかけらも表示されてないので何かと不安だったが、なんとか無事に予約していたB&Bにたどり着いた。 B&BとはBed and Breakfastの略で、朝食付きのペンションみたいな感じの宿である。 私が泊まった所は、経営する奥様が日本人ということもあり、朝は夕飯の様な豪華で本格的和食を用意してくれ、しかも日本式のお風呂(ジャグジー、入浴剤付き)まであった。 ペンション自体が新築で、カナダ人の旦那さんと一緒に設計やインテリアをデザインしたとのことで、すごくカントリーで温かい雰囲気のお部屋だった。 私と友達は3泊した。
私達が泊まった街は本当に小さく、あまり有名ではないのだが、知る人ぞ知る様なステキな避暑地で、モントリオールやケベックシティまでは2時間で行け、そしてまわりにはいっぱい国立公園があるので、夏は森林浴やウォータースポーツ、冬はスキーなどが楽しめる穴場のようだ。 初日は近場を探索し、翌日はケベックシティまで行って来た。 ここは、まさに観光地なのだが、ヨーロッパを思わせる様な石畳と町並みで、かわいいお店が並んでいた。 レストランへ入るともちろんメニューはフランス語。 さっぱりわからないのだが、なんとなくカンで頼んでみたのが大当たりで、めちゃくちゃ美味しいラザニアだった。

☆ケベックシティのステキなレストランにて。左がkaorum☆
そして夜はフランス料理を食べる事にしたのだが、これまためちゃくちゃ美味しく、超豪華な食材を贅沢に使ったフルコースにフルボトルの地ワインを飲んでもほんの5千円程だった。 大味なアメリカと違って味がとても繊細でしかもお手頃で、もう言う事無しの大満足だった。 そしてケベックの人々は本当にみんな優しくて温かい。 改めてボストン人が異常に思えて来たのだった。 ボストンに住んでからずっと思っていたのだが、みんな例外なく店員は「Thank you」を言わない。笑わない。本当につまらなそ~に嫌々仕事をしているのを丸出しにしていて、それがボストンでは「普通」なのだ。 西海岸に長年住んでいた私には信じられない光景だった。 西海岸の人々は、それこそ笑ってしまうくらい馴れ馴れしいというか、めちゃくちゃフレンドリーで、どの人も楽しそうに仕事をしているのである。 エレベーターの中でも知らない人と普通に会話するし、店員と客も友達の様に挨拶するし、タクシーの運ちゃんもご機嫌で話しかけて来る。 ボストンは一切、そんな和み系はない。 なぜだ!? と常々疑問に思う。
そういえば天才ピアニストのキースジャレットも去年、ボストンでコンサートをした時に、演奏前にこんなことをマイクの前に立ち言い放ち、演奏を始めた。
「私はボストンが大嫌いだ。 ここに住んでいる人達は本当に愛想も悪く、店員も礼儀正しくないし、何度も来るたびに嫌な想いをしている。 もう私がボストンに来て演奏することもないだろう」
そう言いのけた後、ピアノに戻って演奏を始めたのである。 観客は、、、というと、あっけにとられて「シ~ン、、、」とした変な緊張感漂う空気が流れた。 演奏前にこんな事を言ってから弾くと言う心境。 悲しい限りである。 ボストンも四季がすごくきれいな街なのだが、、、どうも私も苦手である。 しかし住めば都というやつで、慣れて来るとあまり気にならなくなる。 こうやって他の街に繰り出すと、改めてボストンの異様さを感じずにはいられなくなるのだ。
話は元に戻り、ケベックシティを堪能し、ペンションへ戻る帰路、さすがに慣れないフランス語の表示と土地勘のせいで、何度か違う高速に乗ってしまい帰るのに倍近く時間がかかってしまったのだが、ペンションの奥さん、ミドリさんは出発前にわかりやすい地図を書いてくれたり、地図をいっぱい持たせてくれたので、本当に助かった。 彼女は本当に温かい人だった。 いつも優しい笑顔で心からのおもてなしをしてくださるのだ。 彼女は長年、旦那様の仕事の関係でアメリカやカナダの都市を点々と住み、ようやく夢であったペンション経営を始める事が出来たそうだ。 長年こちらにいると何かと日本のものが恋しくなるものだ。 そんな風にずっと思っていたからこそ、同じ様にアメリカやカナダに住んでいる日本人に少しでも日本のやすらぎに近い空間を提供できるペンションを経営してみたかったのだそうだ。 本当に至れり尽くせりという言葉がぴったりな、真心がこもったおもてなしを受け、私と友達は心から感動してしまい、私もミドリさんのようなかゆいところに自然に手が届く様な心使いが出来る温かい人になりたいなぁ、、と思った。
翌日はワイナリーで、何件も渡り歩きテイスティングを存分に楽しみ、そして素晴らしいワインと出会ってしまった! 一つは白ワインで、口に含むと、3段階くらいに分けて、立体的に味が口と喉に広がるのだ。 こんなワインは初めてかも。 残念ながら赤ワインはまだ取れ立てで味がまだ完成していなかったようで、ゲットならずだったのだが、デザートワインもこれまた運命的な出会いをしてしまった。 私は甘い飲み物が苦手なのだが、これはさほど甘くもなく、独特なハーブっぽいいろんなフレーバーがブレンドしていて、それをチョコレートの小さいカップで飲むと、絶妙に美味しいのだ! あまりにも美味しくお洒落なので、お客さん様に買っておいた。
最後の日は私の大好きな森林浴☆ 観光シーズンにも関わらず、マイナーな場所だった為か、人も少なく、思う存分、森林浴を楽しんだ。 あの青々とした匂い、色、空気、音、どれをとっても5感に効く最高のスポットでした。 カナダは良いなあ~☆ また絶対行くだろうな、と思った。 心身共に栄養満点で帰って来ました!