☆ジャズフェスに行ったヴォーカル友達と。真ん中がkaorum☆前回の続きだが、今年は日帰りでジャズフェスに行く事にしていたので、8:30 pm発の最終バスで予定通り帰るつもりで、余裕を持って会場を去った。しかし出発まであと1時間程あったので、私達は近くのオープンカフェでお茶をしてからバス停に向かった。 バス停に着いたのは出発予定時刻の10分前だったのだが、人の気配が全くない。???と思いながら、9時までずっと待っていたが、バスが来る気配もない。 どういうことだろう、、、????? と3人して頭をひねっていたのだが、3人の出した結論は、「乗り遅れた、、、泣」 という事に落ち着いた。 いや、落ち着いてる場合ではない! なぜ余裕を持って来たのに、、しかもアメリカのバスが予定時刻より遅れる事はあっても早く出発などありえないのに、、、。 しかし冷静になって考えてみたら、きっとジャズフェス最終日で帰る人が多く、バスが満席になった時点で出発に至ったのだろうということだった。 後から去年、バスで行った友達にそのことを話したら、彼女達も去年に同じハメにあったそうだ。 全くひどい話である。そんなわけで、どうするか3人で会議だ。 ボストンまでは州を超え1時間半かかる。 もう電車もない。バスもない。 もはやタクシーか!? しかしタクシーだと間違いなく恐ろしい金額になる、しかし泊まる用意もしていないしホテルも高い。 いっそファミレスで徹夜するか!? とも考えたが、さすがにクタクタで無理とみた。 しょうがなくホテルに泊まる事にした。 諦めがつくと人は開き直るもので、急に元気が出てせっかくだからチェックイン後、街に繰り出し飲みに行く事にした。 あまりヴォーカリスト同士、話し合う機会も意外と無いので、ちょっと楽しかった。 3人それぞれいろんな悩みや壁があり、しかし共通する点は、「いかに力を抜いて歌えるか」という事だった。 3人とも似た様な時期にバークリーに入学したのだが、やはり基礎がしっかりできていない時点でバークリーに来てしまうと、いくら高度なテクニックを学んでも吸収しにくいというか、浅く上っ面を重ねるだけになってしまいがちだね、という結論が出た。 私も卒業間近にしてもっともっと基礎を徹底的に見直さないといけないと痛感する思いで、体感を得られる様な発声だけの自己練習やレッスンを特に意識するようになった。 写真右の友達は、さんざん迷い抜いた結果、思い切って秋からバークリーをやめ、アレキサンダーテクニックを本格的に学ぶ道を選ぶと言う。
「アレキサンダーテクニック」とは一体何か? バークリーのヴォーカルテクニックのクラスでかする程度に説明があって、1度だけ専門の先生がゲストに来て講義をしたことがあった。 私もちゃんとした内容は忘れたが、声を出す仕事、例えば俳優や歌手、コメディアン等、いかに体の力を入れずに通る声が出せる様になるか、というのを勉強取得していくメソッドのようだ。 何やらその昔、アレキサンダーという人が突然、体調を壊し、もう声を使う仕事が出来なくなって、それを克服する為に自ら研究を重ね、あみ出した処方らしい。 発声法というよりも、どうしたら力を抜いた状態で響く声が出せるか、という所まで体を作り上げて行くことがポイントのようである。 私もとても興味があるのだが、バークリーにはクラスがなく、お隣のBoston Conservatoryというバークリーよりも敷居が高い音大で1つクラスがあるのみで、あとはアレキサンダーテクニックを取得し、免許を持っている人に個人レッスンを受けに行くしか方法はないようだ。 専門的に教えている学校はニューヨークにしかないらしく、取得に3年かかる。 日本では東京に1カ所しか学校がないそうで、まだまだこれからどんどん開拓されていく分野のようである。 その友達は、夏の間、個人レッスンを受け続け、その有効性を体感したという。 まだまだ声を出す所まではいってないそうだが、人は自分でも気付かない所で体のいろんな所に余計なテンションがかかっているそうだ。 でも体の力を抜くコツを少しわかってきた今、声を出す時にかかるテンションをどのようにしたら取り除けるか、というのがなんとなく体で解って来たと言う。 彼女は来年からNYに行き、取得後は、アレキサンダーテクニックをもっと日本にも広めたいという夢を語ってくれた。 自分に合っているものを遂に見つけた人の目はキラキラと輝いていて私もそんな彼女からいっぱい勇気をもらった。 遠回りでも焦らず夢を諦めず、人に夢を与えられる仕事をしていきたいな、と改めて思った。 バスには乗り損ねたが、とっても貴重な会話をすることが出来て、今年のジャズフェスも忘れられない日になった☆ 夏はやっぱりいいなあ~♪