レイチェル・プラッテンの Fight Song に思うこと… | Talking with Angels 天使像と石棺仏と古典文献: 写真家、作家 岩谷薫

レイチェル・プラッテンの Fight Song に思うこと…

 東京に居た頃は、マンションで勝手にMTVが入っており、洋楽シーンもかなり詳しかったのですが… 今ではサッパリ…
 先日、TVで大成建設のCMソング(『Fight Song』)のサビの部分が、「トンデモナナク! オーラを発していたので」 思わず検索、検索…!! 勿論、大成建設の回し者ではない。笑 
 建設など、どーだっていい…むしろ、ゼネコン仕事はもう止めようゼ…とさえ思う…大阪万博など心底ウンザリ… オリンピックやスポーツも心底、ウンザリ…
 私、楽器を弾く才能は無いですが… 幼少のイヤイヤながらのヤマハ音楽教室のおかげか、良い曲と、悪い曲くらいの違いは解かるつもりです… 絶対音感もそのイヤイヤ教育で、培った気がします。だから、音楽的天才には気付くつもりです。違うのか…爆!
 
 その感覚では、レイチェル・プラッテンのファイトソングは スゲー!!!
(知ってる人には、今更ですが… 2015年の歌ですもんね…汗… 選挙にも利用されているのね…)
 私、ニーチェの名著『悲劇の誕生』の影響で聖歌とヘビメタしか聞きませんが、私の異分野のポップスとしてのファイトソングは、ある意味スゲー……
 とても素直に30代や40代のネーバーギブアップの気持ちを歌っているかと…
 
 私、英語も堪能ではないんですよ。でもその曲と声、ハートで「必ず伝わるものがあるもので」、だから、その感覚でこの曲はCMの一瞬の歌で、トテモ見過ごせませんでした…
 歌詞を見ると、2年とありますが、オレなんて2年どころではないぜ!笑
 正直言うと7年どころでもない…!!
 
 ●でも、この歌詞の御本人の意図したいところはとても、解る……
 私自身は、2009年以来、『笑とる仏』や『新釈 中国古典怪談』や『Talking with Angels-コート・ダジュール―の天使達』『亡くなる心得』が
 人類智として「もったいないな…」と現在も、思うので創っただけなんだ……
 もうこの世に居ない、間に合わなかった人は、「これが世に出ないのは「人類の損失」とまで言っていた」のに… 『Talking with Angels-コート・ダジュールの天使達―』の段階で…… 私の作品群は現状…人類智として、もったいない…それだけなのです…
 それに気付いていただけたのは、青山学院大学教授、日置俊次氏もですが…

 レイチェル・プラッテンのファイトソングを聞くと、私は、自然に涙が出てしまいしますガ……
 近頃、涙もろくなったのは事実です。
 でもさ…、「老人 涙もろい」で検索すると、「脳の感情抑止機能が低下した為だ!」なんて書いているが、絶対違うゼ!!!! この論には、少々 怒!
 ●「もうね…半世紀以上も生きると、他人のツラサが。トテモ解かるからこそ、「見えてしまうから」 理解できるからこそ、涙もろくなるんだぜ…」と私は思います!!!
 (私は2009年以降、時間が止まっているので、尚更!肉体的にも老化を感じない)
 私自身で言うと「他人の気持ちが解るから写真が撮れ、天使が撮れ、仏が撮れるのです…!」 小 怒!
 
 興味深い事に、歌繋がり、涙つながりで言うと、NHKの『ドキュメント72時間』の主題歌もいいのですが…

 私自身は、「独りで生きていけるから」ではないのです…
 人生を積み重ねると、人は独りで生きていけないのも解るし、「人の痛みが、逐一、とても解るから涙もろくなるのです!」(人や天使、仏の心情がとても解るから独りでいたいのです…)
 こうした事実は、人間界の性です!
 こうした事は、老化の脳障害では、絶対ありえません!!! 小 怒!!!
 他人の痛みや想いを感じる事が、どれだけ重要なことであるか……『亡くなる心得』でも記したハズ!
 少なくとも、「独りで生きていけるから」ではございません……人はそんなに強くはありません……

 まだ若いから、解らないのです。それはそれで詩人として、シャーマンとしては、いいのですが……。これは、レイチェル・プラッテンとて全く同じで、彼女は、どうして「Fight」という言葉を選んだのか????
 と私は、思いました。
 今回、私は、改めて「Fight」という語源まで調べた始末!
 「結局、闘いなのです……」
 どうして彼女は日本語でいう「がんばろう!」という英語表現を選べなかったのか?? とも思います……
 彼女にとっては「闘い」なのでしょう……その「闘い」の先には、究極的には「相手を打ち負かす」 虐殺でしかありません。バカみたいなスポーツの競い合い」もそうです! 現在のガザを見るように… なんだが実に皮肉なことにヒトラーの方が正しかったのか…と今日では思うほどに… ジェノサイドがあった民族が、更にジェノサイドを繰り返す実にバカらしい皮肉。愚かさ……ユダヤの神はいつも罪深くクレージー……嘆……スレイヤーの言う「Hall Awaitts」です。
your God has fell to slave for me eternally
Jesus knows your soul cannot be saved

 とは言え、30代40代の気持ちとしては、とても解ります!
 でも 究極は「Fight」ではないハズでなのす……
 泣きながら、「頑張らなくていい…」といっていたマギー司郎さんの方が、私は断然 偉いと思う……

 一馬クンの精進を妨げたのは、間違なく、保嶋さんだと思う!
 これは、悪魔のささやき…
 今、一馬クンの人生を振り返ってみよう……
 一馬クンの人生が狂い始めたのは、間違いなく、愛犬、シロの喪失です……(愛するものを失った時、どういう事が起こることか…目は身体のあかり。
 このことからも「独りで生きていけるから」ではないのです!断言! この歌を非難しているつもりは毛頭ございません…… ただし、ハッキリ言えるのですが、年齢によって、人生経験によって、思考方法は違うという事です。 紹介した2曲のように、20代や30代の思考方法は違うのです。たかだが35歳のイエスに何が解かるって話です…。私自身、イエスは偉大な御仁であることは重々、重々、認めていますが。

 ただし、シャーマンとしてこの2曲は、いい曲だと思います。

岩谷薫(Kaoru Iwatani)『Talking with Angels』ー天使と仏の写真家ー | Facebookページも宣伝