家庭で性教育をするうえで
絵本を活用することはとてもおすすめです。
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私も講座などで絵本を紹介することもありますし
とりあえず絵本買ってみます!とか
絵本から始めてみます!って方も多いと思うのです。
抵抗感も少なく手軽に始められるのでそれはおすすめです!
だけど、絵本は性教育のきっかけにしたり
サポート的に使うのは大アリですが
絵本だけで性教育ができるわけじゃないのです。
できたらめちゃめちゃ楽なんですけどねぇ…。
実際は絵本だけで性教育を進めるのはとても難しいです。
なぜ難しいのかを書いてみたいと思います。
①家庭での性教育は伝え続けることが大切だから
そうなんです。
家庭での性教育って1回話したら終わりじゃないんです。
1回絵本読んだから、1回大事なこと話したから…
そんなんじゃ全然伝わらないんですー!!
子どもって、すぐ忘れるしそもそも聞いちゃいないしね。
何回でも何回でも繰り返し伝え続ける必要があるんです。
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これを絵本でやろうと思うとけっこう大変です。
同じ絵本を読み続ける?
色々な絵本を手あたり次第読んでみる?
それもちょっと違うのです…。
なぜかというと
②性教育はステップアップが大切だから
これね、なにげにめっちゃ大事です。
家庭での性教育はお子さんの理解度に合わせて
内容を少しずつステップアップしていく必要があるのです。
そもそもね、自分が知ってる知識を
ぶわぁ~って一気に話したって何も伝わらないです!
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子どもへの生理の伝え方~一度に一気に話さなくていいんです!~
数が数えられない人に
いきなり足し算や引き算を教えようとは
思わないですよね?
まずは、数字が読めるようにしたり
1~10まで数えられるようにしますよね。
性教育もそれと一緒なのです。
身体の各部分の名前も知らないのに
排卵の仕組みなんて伝えられるわけないのです。
そんでね
けっこうここ勘違いしてる方もいるかもしれないけど
年齢は関係ないです!
たとえば→→→って伝えていくとして
3歳でもを知ってたらは伝えられるし
10歳でもを知らなかったらを伝えられないのです。
で、このをどこまで知ってるか理解してるかは
年齢で確かめられるものではありません。
それからね
3歳だからはまだ知らなくていいとか
10歳なのにを知らないのはヤバいとか
そんなことは全然なくて
正しい知識を知るのに
早すぎることも遅すぎることもないのです。
何歳だろうと段階を踏んで
わが子がどこまで理解してるかを
確かめながら進めていくことが大切なのです。
じゃあ絵本で内容をステップアップさせて
伝えていけばいいじゃん。
・・・ってそれめっちゃ面倒くさくない!??w
最初はこの絵本で、内容理解してるっぽいから
次はちょっと進んでこっちの絵本で…
って探すのめちゃめちゃ大変よ…。
重くて大変
できるならそれも悪くないけど
でもそもそももう一つ大きな問題があります。
それは
③お子さんから必ず質問が飛んでくる
そうなんですよ。
絵本読んでて分からないところや興味があるところって
ぜったい聞いてくると思うのです。
それは絵本の内容を超えた質問かもしれないし
お母さんの意見を求める内容かもしれない。
「お母さんこれなに?」
「これってどういうこと?」とか。
そんなの性教育の絵本じゃなくても普通にある会話ですよね。
そうなったら絶対応えるでしょ?
あ、ちなみにここで大切なのは
「質問の答えを持っていること」じゃなくて
応える姿勢を見せることです。
答えが分からなかったり伝え方が分からなくても
いいところに気付いたね!
お母さんに聞いてくれてありがとう!
そんな姿勢が見せれれば
正しい答えを持ってなくてもなにも問題ないのです。
答えはあとで調べればいいのでね!
これ以上は話がそれちゃうのでまた別の記事で…。
で、↑のような会話がされた時点で
絵本だけで進める性教育ではなくなるんですよ。
だけど、それこそに価値があると私は思ってます。
なせなら…
長くなったので②へ続きます。