かんくろう日記へようこそ~
ドールハウスのことや、毎日の出来事、ドジな日記ですがお付き合いください。
大阪から広島県三原市に移住、ちょっと町はずれで花の老後生活を楽しんでいます
そんな田舎暮らしの珍騒動を紹介しています
同じ思いの方の参考になるといいのですが。
コメントもよろしくです!
虫退治
田舎生活にもれなくついてくる「虫」(笑)
カメムシから始まって、ゴキブリや蜘蛛。最強はムカデ。
久井町も御多分に漏れず、カメムシの襲来に会いました。
あちこちの隙間を一生懸命ふさいでも、朝になったら廊下に「こんにちは」ってカメムシさんが来ています。
カメムシは神虫といって、触らぬなんとか~で、叩き潰すととんでもなく臭いです。
だから、ガムテープでそーっと挟み込んでごみ箱へ引き取ってもらいます。
そしてその周辺の隙間さがし。見つけたらまたふさぐ。
この繰り返ししか手立てがありません。
でも、季節が春から夏に移ると激減、代わりにムカデが出てきます。
うちもムカデの襲来に会いました。
それも、2週間後にお客様を迎えるというときに。
慌てて、薬局へ走って手あたり次第効きそうな薬をゲット。
ムカデの嫌がる香りを部屋の中に置いておくと来なくなるというやつ。
これはあまり効き目がなかったです。
ムカデが出そうなところに吹き付けるスプレー。
これは、ムカデが出た時に吹き付けたらムカデが固まって、その間に部屋の外へ出せてたのでちょっと有効。
最後に、家の周りに決壊を作る白いこな薬。
これが一番効きましたね~
決壊付近にはマル虫もゴロゴロ死んでました。
虫退治に1万円以上かかりましたが、ムカデに刺されて痛い思いをすることを考えたら必要経費ですね。
ちなみに、網戸も手製で取り付けましたが、あまり活用していません。
畑作り
家のリフォームと同時に、庭の手入れも始めました。
なにせ、家を借りる時の条件の一つが庭の管理でした。
それなりに好きに手入れしていいとのことでしたし、畑もOK。
玄関前、勝手口前、裏庭、納屋の前と、広い!
まぁこの辺の家の中では狭いのですが。
一番手入れがしやすく、日当りのいい所ということで勝手口の前に畑を作ることにしました。
はじめて鍬を使い耕しますが主人からはへっぴり腰を笑われ、悪戦苦闘です。
でも、道具を作ってくれたりと、土は触りませんが一応手助けしてくれます(笑)
冬の間に土を作るといい土になるそうで、寒さに耐え頑張りました。
おかげで今、収穫の時を迎えています。
畑の主役は、きゅうりにトマトにお茄子です。
脇役は、野イチゴとハーブ。
賑やかな畑になってます~
移住2ヶ月
キッチンの壁が出来上がると、主人が慌てて床の補修をやってくれました。
言うより見せた方が早いですね、綺麗になるのが楽しくなってきたようです。
床に合った2cmの段差を、コンパネを敷き詰めてフラットに。その上にクッションフロアーをひいてくれました。
これで完璧!
大きな流しの上に出窓があったんですが、大きすぎて殺風景なので本で見た棚を作ってもらいました。
ワンバイフォーの木を組み合わせた大きな飾り棚です。
小物を色々飾ると一気におしゃれ~
ついでに、流しの前にオリジナルのカウンターを置きました。
これは、CD収納棚を2台並べて、100均シールを貼ってパイン材の天板を固定しただけです。
でも、とってもいい雰囲気が出ます。
ドールハウス教室に使うキッチンなので、流し台が丸見えにならないようにしたかったのでナイスです。
左官修行
2階は主人が頑張ってくれましたが、壁は私が担当。
まぁ、ドールハウスでやってる延長だし、12倍大きく作業したら行けるかな?という安易な考えでスタートしました。
家の壁は土壁で、吹付の壁材で出来ていました。経年劣化して触るとボロボロ落ちてきます。
特に玄関の壁が汚くて塗り替えたい。素敵な玄関に生まれ変わらせたいと取り組みました。
とりあえずシーラーを塗りまくって、ボロボロ剥げてくる土壁を固めます。
これがすごいにおいがするんですよね。寒い日が続くのに、戸をあけっぱなしにしないといけないので辛い。
おまけに、カメムシ君の訪問を受けちゃうんで要注意。
何とか乾いたらペイントです。
今はペンキのように塗ったら珪藻土を塗ったようになる塗料が出ています。
鏝でペタペタ、これはドールハウスの壁をつくるのを12倍にしたような作業で面白かったです。
でも、かなりの量がいりました。畳2畳ほどの玄関で大きな缶3つ要りました。
まずは天井から
なんとか補助の許可が下り、材料を発注しました。
二階の床に使うコンパネやベニヤ板、断熱材や壁紙。ペンキやブロック、セメントなど三原市内で購入しないといけません。
尾道の友達に助けてもらって、自分たちで運びました。
一番にしたのは、すきま風を防ぐこと。
久井町は高原の町です。半端ない風が吹き、雪も降らないのにとっても寒いです。
それでも、今年は暖かい方だそうで、水道が凍らなかったとご近所の方はおっしゃってました。
まずは、断熱材を二階の床と裏の窓の壁に入れました。
これでなんとか、天井からの風の侵入は防げます。
もう一つ、困ったのがLPガスです。
今まで都市ガスで、暖房はガスが安くつくので愛用していましたので、久井でもガスストーブを用意していました。
でも、確かにあったかいのですがガス代が高い!都市ガスより3割ほど高いのです。
おまけに夏の間に払う基本料が高すぎる。
年間のコストを考えると石油の方が安くつきそうなので、すぐさま石油ストーブに替え、LPガスを辞めました。
やめて唯一困ったのが、台所でお湯が使えないことでした。
井戸水なので、常に15度くらいの冷たさなのですがやはり冷たいです。ゴム手袋で何としのいでお湯が欲しい時はポットで沸かして使いました。お風呂は石油ボイラーなので助かりました。
都会では当たり前のことが、結構こちらでは問題になります。
実際に暮らすと、こまごま問題が出てきますね。
でも、何とかなると夫婦で励ましながら笑うことにしました。これってとっても大事なことでした。
リホーム始まる
さてさて、引っ越し後の我が家の様子を紹介します。
12月から本格的に住み始めたのですが、三原市の空き家バンクを利用したので修繕の補助対象になりました。
ただし、申し込みが少々面倒でした。大家さんの勧めで、白紙の状態から市の住宅対策課の空き家対策係に相談に行きました。
受付してくれたのは若い職員の方でしたが、とても丁寧に教えてくれました。
おかげで、ややこしい書類もすべてそろえることができ、申し込みの締め切りに間に合いました。
特に、修繕前に現場の写真をすべて撮っておかないといけないなどは、教えてもらわないとわからないことでした。
審査の結果が出るまでは、何もできないのですが、工事の費用の半額を補助してもらえるのでありがたいです。
もちろん、上限は在りますが自分たちで直す気でいましたから、材料費の半額というのは魅力的でした。
申請箇所は、二階の床(イコール1階の天井)の補修、玄関の壁、廊下の床、すきま風を防ぐ個所全部、台所など。
そして、井戸水のポンプと空調でした。
許可が下りたら翌年の3月末までに完成させないといけない決まりです。
少々焦りながら、待つこととなりました。
心のケア
本郷町船木での活動は、遊ぼう会プラスの未就学児とママさんが中心でしたが、学童保育の子供たちもお願いしたいとのことで、小学生30人にも教えることになりました。材料費は市の方から援助がありました。
はじめて教えた時、ほんとにお利口さんばっかりでおとなしいなって思ったのですが、のちに児童心理学の先生にお聞きしたら、おとなしいことがストレスをため込んでいることだと教えてもらいました。
本来の子供とは、自由に走り回り騒ぐのが当たり前ですと。
そのお話を聞いてから、どうしたら子供たちの心を開いてあげられるかと、問いかけ合っての教室となりました。
ドールハウスキットを作る時も、どこか一部分、好きにできる部分を作りました。
それは色塗りであったり、粘土の形であったり、お花の飾りつけであったり。
どこかで心を開放する瞬間を作るということでした。
そして、どんな些細な問いかけにもこたえる、話を聞く、一生懸命褒める。
この事を半年続けていくうちに、ほんとに子供たちが自分を取り戻して、自由に自分を表現できる子に代わっていきました。
ドールハウスを作るという作業を通じて、大人も子供も少しづつ心を開き、つらかったことを口に出して言えたり、我慢してきたことから解放されたり変化していきました。
皆さんの中にも、心のケアと向き合わなくてはならない時が来るかもしれないので、この事を書き留めておきたいと思います。
こうして半年がたち、今年の3月にボランティアセンターのあり方が変わるのを機に、本郷町から一旦離れることになりました。
まだまだやり残したことがあるのかもしれませんが、コミセンが人々の憩いの場になり、力を寄せ合い笑顔で集う場所になるためのお手伝いを少しだけできたかなと思います。
子供ドールハウス教室始まる
三原市本郷町の南方・北方で子供たちにドールハウスを教えだしました。
初めはもじもじしていた子供たちも、机やいすが出来上がるたびに笑顔がこぼれてきます。
色は好きに塗っていいよって言うと、赤やピンクのカラフルな椅子と机が出来上がります。
机の上には、うんこドリルのミニチュア本です。
これは、うんこドリルのメーカーさんからドリルの許可を頂き作ったものです。
被災地の子供たちのためになるのでしたらと許可してくださって、子供たちにプレゼントのノートやシールまで送ってくださいました。
このご支援は、子供たちの保護者の方やボランティアのスタッフに大きな勇気を与えてくれました。
地震の後のシャープさんの支援のように、心を強くしてくれるものでした。
大阪のうちの教室の生徒さんも、カンパで100セットのキットの材料費を出してくれました。
そして、浸水の被害がきつかった本郷町へボランティアに入ることにしました。
旧船木小学校は床が水につかってしまい、なんとか泥を出して使えるようにしてボランティアセンターとして使用しているところでした。
そこで市会議員さんのIさんや遊ぼうかいプラスのAさんと繋がりました。
センターに月2回、来ていただけないかとの要請でした。
定期的に来てくれる講師が居れば、市から助成金が出るそうです。
その中から、謝礼も出せるとのお話でしたが、謝礼はお断りして全額センターで使ってもらうこととして講師を引き受けました。
子供たちのドールハウス教室と、大人たちの交流会のための音楽会を開くことにしました。
このころ、家の方も引っ越しの荷物が入れられようになり、本郷へ通うたびに荷物を運び入れました。
一年前の夏
地震の後片付けもやっと落ち着いたころ、移住先付近で豪雨被害が出ました。
7月の七夕の晩、すごい雨の様子をネットで確認してました。
河川の増水が、
とんでもないスピードで上がっていきます。
そして、ついに決壊や土砂崩れが。
そんなニュースで眠れませんでした。
幸い移住先の久井町も少し被害が出たのですが、家は大丈夫そうです。
でも、隣町の大和町・本郷町で洪水や土砂崩れの被害が出ました。
翌日のニュースで、続々と被害の様子が入ってきます。
その日から、被災地の役に立ちそうな情報をリンクし始めました。
給水場所や、物資支援の方法、お風呂の提供先と、様々です。
タオルの提供などすぐできることはやりました。
ボランティア支援が始まりましたが、泥カキなどの力仕事はできないので、支援のための情報をリンクしていました。
力仕事が落ち着くと、避難先での子供たちのケアを手伝ってくださいとの募集が出ました。
もしかしたら、ドールハウスや音楽が役に立つのではと、すぐ連絡を取りました。
お盆に主人の実家の広島へ帰った際に、本郷町のボランティアセンターに寄りました。
すぐに、ボランティア登録をして北方コミセンへの準備を始めました。
三原市へ向かう高速道路の優先許可書を吹田市が出してくれることも知りました。
写真はボランティアのために作ったドールハウスキットです。