これまでの旅路
8分で「のぞみ43号」に接続します.今にも「乙女の祈り」が聞こえてきます.
乗車するのはご覧の通り,K14編成です.東海道・山陽・九州新幹線では少数派の川崎重工製の編成です.
今回はグリーン車を利用しました.JR西日本の株主優待券はグリーン料金も割引の対象となり,上越妙高〜敦賀は2,090円,新大阪〜博多は3,300円になります.通常はなかなか利用できませんが,この価格であれば利用したいと思えてきます.
こちらがその椅子です.床下にはカーペットが敷かれており,明らかに普通車と一線を画すものとなっています.このような座席が今後「こだま」指定席で利用できるのは大変嬉しいです.
この記事のタイトルを「山陽新幹線の急行一等車」としていますが,その通りです.そもそも,「のぞみ(とみずほ)」の指定席には追加の特急料金が設定されており,まさしく急行列車といえます.
発車してすぐ進行方向左側を見ると,「サロンカーなにわ」の2両,オロ14 709・710の姿がありました.2022年以降は「サロンカーなにわ」はこの2両を外した5両で運用されており,今後の去就が注目されます.
廃止される設備も画像に収めておきます.
山陽新幹線の「のぞみ」のグリーン車では3/16以降も車内販売が継続されますが,それはこれまでと同様,ワゴンサービスによるものです.
奥の紙は東海道新幹線区間内でのみ使用できるサービスの案内です.編成ごとにQRコード・サイトが作り分けられており,山陽新幹線区間内では「サポートコールサービス」は接続できず,「モバイルオーダーサービス」は注文受付を停止していると表示されます.
今回はコーヒー・サンドイッチ・瀬戸田レモンのアイスにしました.
程なく完食しました.おしぼりの配布もグリーン車ならではです.
7号車は「S work」車両として,主に列車内でのPC作業を行うために無線LANのセキュリティが強化されている,「EXサービス」のみの限定販売であるなどの対応がなされています.喫煙ルームは閉鎖されていました.
グリーン車にはAGCのLAMISAFE防弾ガラスが使用されています.
乗ること約1時間21分,広島に到着しました.
その後,「こだま859号」に乗り換え,ようやく新岩国駅に到着,と言いたいところですが,もう2つ行いたかったことがありました.それが,「【旅行記】23/11大糸線雪月花」の一連の記事の内容でした.
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以上で,「【旅行記】23/11大糸線雪月花」の連載を終了します.4泊5日の旅行を,3ヶ月弱・29記事をかけてじっくりと紹介することができました.最後までご覧いただきまして,誠にありがとうございました.まだご覧いただけていない記事がある方は,この機会に以下の目次記事からご覧いただけますと幸せます.
また,ツアーの企画・実施,そして筆者を抽選で招待し,様々な相談に対応していただきました糸魚川市観光協会のみなさま,列車を運行したえちごトキめき鉄道・JR西日本・JR東日本の皆様,ツアー参加者・列車代行バスを運行した糸魚川バスの皆様,列車の運行で様々なサポートをしていただきました新潟県・長野県の県庁・県警察,新潟県糸魚川市・長野県小谷村の関係者の皆様に,改めまして深くお礼を申し上げます.ありがとうございました.お疲れ様でした.糸魚川市に関しては,筆者の時間と資金が許す限り今後も1〜2年に1度は訪問できればと考えています.