2023/8/13 その5 再び「SL人吉」で筑後路を上る | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

 

「SL人吉」に再び乗車

これまでの旅路

 

 

大牟田からは「SL人吉」に乗車します.筆者にとっては2度目(前回のは後述)であり,今回は「乗車した感覚を噛み締める」ことを重点において乗車することにしました.当記事で申し上げたいことはほとんどこの動画にしておりますので,ぜひご覧下さい.

 

8620型の汽笛はC57やD51と異なり甲高いのが特徴です.

 

出発前,先ほど乗車した「水都」が先に出発していきます.西鉄とJRはもはや互いにライバルではなく,一致団結してクルマ利用者を取り込む必要があると筆者は感じていますが,少なくとも大牟田駅ではこれが重点的に紹介されることはありませんでした.ちょっと残念です.見送りの方もいらっしゃいますが,「SL人吉」にだけ手を振られるケースが多いです.

以前から申し上げておりますが,「SL人吉」の運行終了の最大の要因は客車の検査期限切れ・老朽化です.「SL文庫」には多くの鉄道本・児童書が並べられており,小さいお子様を連れていても旅に飽きない仕掛けとなっています.客車は団体臨時列車としても運行されますが,その際は「SL文庫」は用意されないことが多いです.

 

あっという間に鳥栖に到着してしまいました.

おそらく,筆者がSLに引かれる50系を見る・乗るのはこれが最後でしょう.50系客車は大変お疲れ様でした.

1988年・2009年の復活の際にほとんどの部品が新造された,100歳とされながらも実質35歳であるSLには,今後活躍の場が再び与えられることを願います.

 

続く

 

 

 

  前回の「SL人吉」乗車

 

 

元々はこの8/13の乗車だけで見送りを済ませる予定でしたが.「みんなの九州きっぷ」の発売,久大・豊肥本線の梅雨被害のケア(実際に,短期間で復旧しましたが久大本線に被害がありました)を踏まえて5月に旅行を追加しました.この後の行動も自ずとわかるというものです.