止まない雨に紫陽花は喜んでいるように見えた。 



別府湾SAでキャンプの買い出しを済ませる。 



天候回復を期待しつつ、遅めに家を出たものの、

未だ霧雨の雨雲が広がっている。 



その後、日出町のホームセンターに寄って、

忘れて来たフットプリント代わりのシート購入。



キャンプ場に到着する頃にやっと雨が止んだ。 



「この後は天気は回復すると思うよ」 



受付の男性スタッフさんの言葉に期待して、 

フリーサイトへ。



 今回は去年からお蔵入りだった

THE NORTH FACEホームSドーミー3の出番。 



鮮やかブルーシートを六角形に畳んで敷く。 

悩んだが、お値段の安さに負けました(笑)



今回はタープは張れない。


設営をひと通り終えて


一服する。



お湯を沸かす。


鶴見園さんの特別新茶「知覧茶ゆたかみどり」



今しか味わえない新茶の華やかな香り。



前回のリベンジ?で買ってきた

みやびさんの上生菓子「あじさい」を用意。



バランスの良い旨味と渋みにひと息ついた。



寝床を設えて、あらかた落ち着いたら、

早めの晩御飯に取り掛かる。 



夕食メニューは麻婆丼と日清カップヌードル。 



シンプルで簡単ながらも美味しい取り合わせ。 



食後はホテル「ソラージュ」へ。 



日出温泉は今回キャンプの楽しみのひとつ。


日暮れる前に入って、

露天風呂からの海の眺めを楽しみたい。 



内湯にはお客が1人入浴中で、サウナにも1人。

露天風呂には誰もおらず、

ゆっくり浸からせてもらった。



沈む夕陽に慌てて、キャンプ場へと戻る。



風呂上がりは「地獄蒸しプリン」



カムイは皿に出す派……



地獄の有り様😢のプリンを味わったら出動。 



近くの「桜川ホタル生息地」へ。 



この時期は地元の方々が

ホタル見物に訪れる車両を誘導している。 



係の方に促され、路肩に縦列駐車。

まだ明るい19時半だが、すでに4台程来てる。 



この辺りは「真那井」と言う地名だとか。

「まな」とは「神様の」と言う意味。 

ここも大神一族らに関係した土地だろうか? 

綺麗な水の証しの名前でもある。 



「(下流の)この辺りのホタルは先週終わったよ」 


地区の方の言葉に、暮れ泥む田圃の農道を

小川に沿って上流へと歩く。



20時に近付くにつれて、

川沿いの茂みで蛍がちらほら光り出した。 



「ここが一番居ますね」



居合わせたご家族と光を眺めて過ごす。

蛍の光にはしゃぐ子供達。



カムイもそうだったように、

きっとこの蛍の舞う美しい風景は

子供達の記憶に残るのだろう。



キャンプ場へ戻るとグルキャンの灯り。



今夜はカムイの他は3名グループが1組だけ。 

ソロテントを各々張っている。



髄分話し込んでいるご様子だが、

程々の距離で余り気にはならない。 



波の音を聴きながら、22時就寝。
















一度明け方近くにトイレに目覚めたら、

東の空に月と土星が輝いていた。 










 











4時起床。

穏やかな波音に目覚める。 



片付け中に豊後水道に地震発生。 

津波の心配は無いらしい。 

ここは震度1で大した揺れではなかったが、

テントの中では少しでも感じやすい様だ。 



「ケッキョ、ケッキョ」



 夜明けを待ちかねるホトトギス。



朝焼けに染まる東雲が美しい 。



湯を沸かしながら日の出を待つ。 



今朝の一杯はコメダ珈琲。 



「日出(ひじ)」という地名の由来の日出ル。


日の出を見届けて、朝食に取り掛かる。 


今朝は照り焼きチキンバーガーを作る。 



照り焼きチキンをレタスとマヨネーズで挟む。


コーンスープと胡麻ドレキャベツもつける。


すぐ側の木にメジロが飛んできた。 



ここは森もあって野鳥も多いのが嬉しい。 



引き潮が沖へと帰ってゆく。 



テントが乾くのを待つ。


テントを片付けてブルーシートを干す。


シートが無事乾いたのでそろそろ引き上げる。 



やはり糸ヶ浜キャンプの〆は「大神ファーム」 



先月の観光に続き、再び訪れたが、 

今は薔薇と紫陽花が混在するタイミング。



薔薇の花が風にそよぐ。



カナブンも薔薇の香りを楽しんでいる。


餌場にヤマガラが飛んで来た。


カムイの好きな野鳥でもある。


紫陽花の涼しげな色に癒される。



紫陽花の道に導かれ、海岸沿いの林の中へ。


潮風の流れる木陰に紫陽花が群生している。 



カフェを訪れる。


外の陽気とは打って代わり、 

ひんやりとした店内にホッとする。 



いつものカウンター席へ。 



通り抜けるそよ風が気持ちいい。 



前回の来園で時間が無くて、食べ損ねてた

薔薇ジャムのケーキを注文。 



この季節を味わい、心にしっかり刻む。



今回も晴れて良かった。 



きっと梅雨はまだあの空の向こうで

足踏みをしているに違いない。 



澄みわたる青空を仰いで深呼吸してから、

カムイは出口へと向かった。