かめおかゆみこ です。
メルマガ「今日のフォーカスチェンジ」 15周年記念企画
THE量稽古★150日チャレンジ
あさって8月12日(日)は、大阪で、 「ドラマルシェ」というイベ
ントのなかで、「自己表現」の講座を担当します。
NPO法人 日本学校演劇教育会関西支部さんの主催です。
ところで、「自己表現」と聴いて、一般的にはどんな印象をも
つのでしょうか?
自己、があるからには、他者、があるわけで。でも、表現って、
自分の表現は自分でしかできない。あえて、自己、をつける
意味は???…なんてね。
いえいえ、それは、誰かがつくって、あたえられた何かではな
く、「自分自身そのものを表現する」意味をこめてのことば?
との解釈もできます。(主催者さんの意図は?)
こんなときは、漢字のなりたちを調べるのが、私のシュミ。
※こちらのサイトから拝借しました。
「自」は、そのまんまの意味ですが、「己」は、音を借りて成り
立っているので、ちょっと意味が通じにくくなっているのかな。
「己」(おのれ)ということばそのものの意味は、
1★反射代名詞。その人、またはそのもの自身。自分。自分
自身。
2★二人称の人代名詞。目下に対して、または相手をののし
2★二人称の人代名詞。目下に対して、または相手をののし
っていう。おまえ。きさま。
3★一人称の人代名詞。わたくし。卑下して用いることが多い。
[副]自分自身で。ひとりでに。
[感]激して発する語。やい。ちきしょう。
3★一人称の人代名詞。わたくし。卑下して用いることが多い。
[副]自分自身で。ひとりでに。
[感]激して発する語。やい。ちきしょう。
※こちらのサイトから引用しました。
と、いまひとつ、肯定的ではない意味もふくまれているもよう。
…なんてことが、調べてみると感じられます。
実は、個人的には、この「じこ」という音が、少し固い感じが
して、最近は、あまり積極的には使っていないのです。
数年前に、名古屋と東京で開催した「表現」の講座も、あえ
て、「自己表現」ではなく、「じぶん表現」と、わざわざひらが
なにして使ったりしています。
「自分」ということばそのものは、「自他を分ける」意味での、
自分ということで、わかりやすいですね。
ちなみに、「自分」を辞書で引くと、「おのれ」ということばも
出てくるのですが、ここでは、ネガティブな意味はふくまれて
いないようです。
ええと。なんだか、主催者さんのネーミングにけちをつけて
いるみたいですが、そうではなく、「じぶん」(自分・自己)
の表現というものに、あれこれこだわってみたいなあと。
たっぷり1日講座ですから、かなりいろいろ楽しめますよ。
まだ、空きがあるそうなので、興味をもっていただけるかたは、
主催者さんのサイトをのぞいてみてくださいね。
※写真はイメージです。本文とは直接関係ありません。