かめおかゆみこ です。
メルマガ「今日のフォーカスチェンジ」 １５周年記念企画
THE量稽古★150日チャレンジ
毎日メルマガを出しているので、ブログの内容とかぶらない
ように意識していますが、
ときどき、「これ、メルマガのネタにもできたんじゃね？」と想っ
て、１日２通、メルマガを書いた気分になることがある、今日
このごろです。
ま、それはともかく、メルマガを１５年つづけていると、「よくつ
づきますね」と言われるので、なぜつづくのかという話を、こ
れまでと、別の視点から書いてみたいと想います。
…って、これも、メルマガネタになりそうな話なんですけど。
ギリシャ神話の、オルフェウスとエウリュディケの物語を知
っていますか？
急逝した妻を取り戻すために、黄泉の国に行ったオルフェウ
ス。その竪琴の調べに心を打たれた黄泉の国の王は、特別
に、妻を生き返らせることをみとめます。
が、それには条件がありました。地上に出るまで、けっして、
後ろを歩く妻をふり返らないこと。オルフェウスはもちろん約
束します。
ところが、地上に近づくにつれて、ついてきているはずの妻
の気配が、感じられないのです。オルフェウスの胸に不安が
湧き上がります。
そして、何度目かの誘惑に負けて、彼はついに後ろを振り向
いてしまうのですが、
その瞬間、すぐ後ろにいた妻は、あっというまに、黄泉の国に
ひきもどされていき、二度と会うことはかなわなかったといい
ます。
ま、諸説あるのですが、ざっくり言うと、そんなお話です。
何かものごとを達成しようとするとき、私たちは、無意識のうち
に、「あきらめるタイミング」をさがしています。
ここまでがんばったんだから…。これだけやったんだから…。
もう無理だ。これ以上やっても、きっと成果は出ない…と。
もしかしたら、望む未来は、あと１０分後におとずれるかもしれ
ないのに、自分で、勝手に限界をつくってしまうのです。
メルマガを書く作業も同じです。「書きたい」という想いさえあ
れば、ネタは、そこらじゅうにあふれています。
ひとは、フォーカスしたものしか見えないようにできています
から、「書けない」「ネタがない」「時間がない」などと想うと、
その「ない」ばかりが、鮮明に見えてきてしまうのです。
時間にしても、〇字以上書かなければならないとか設定が
あるなら別ですが、みじかめでよければ、そんなに書く時間
はかからないでしょう。
私も、たまに、〇時の飛行機に乗るから、〇時までに書き上
げなければ…なんてことがありますが、
そんなときは、「〇分で書ける！」と自分に暗示をかけて、
書きます。すると、本当にほぼその時間どおりに書き上げら
れます。
「できない」にフォーカスしなければ、「できる」が見えてきます。
あとはただそこに向かってすすむだけです。
ただし、「やりたくもないのち、無理やりやる」というのであれば、
「やめちゃえば？」とオススメします。
人生の時間はかぎられています。やりたくないことのために、
時間を使うのはもったいないです。いやいや出すようなメルマ
ガなんて、誰も読みたくないでしょう。
せっかくやるなら、楽しんでほしいです。私が１５年つづけてこ
れたのは、文章を書くことが好きだったからです。書くことで、
誰かとつながれることがうれしかったからです。
それさえあれば、あとは量稽古
よく、「１万時間の法則」とか言われますが、つづけていくうち
に、こつもわかってきて、楽に書けるようになりますから。
ちなみに、この記事も、約３０分で書きました。これは、よくわ
かっている話なので、内容を吟味せずに書けたからですね。
ということで、メルマガにかぎらず、何かをつづけたいと想う場
合は、まず、その、つづける内容のなかに、おもしろさや楽し
みを見つけてください。
あるいは、それによって、よろこぶひとたちのようすを、イメー
ジするのもいいでしょう。
地上の光をもとめて歩きつづけたオルフェウス。その光だけ
を見ていればよかったのに、背後の不安に足をすくわれてし
まったのです。それが私たちが決めている「限界」なのです。
突破、しましょ
かめおかゆみこの、今年１１月で１５年になる
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