湘南陽光電しゃ館 神仏と自然館+精進落としと飯 -29ページ目

湘南陽光電しゃ館 神仏と自然館+精進落としと飯

ヤフーブログから引っ越してきました!。
鉄道館とは別に、神さま仏さまの居られる景色、
花/木、そしてその場所の空気感をお伝えいたしたく、
撮影した写真を掲載しています。
そして、お詣りの後は精進落としを。
「気」がピュアのままだと、疲れちゃいますからね!。

八幡さまを辞しましたあと、先だってから懸案になっておりました、浄智寺さまの三世仏座さま※阿弥陀如来/釈迦如来/弥勒如来さま、へ初参りのご挨拶に参上いたしました。

併せて、境内の蝋梅を撮影するつもりでございます。

 

2020/01/24 撮影 北鎌倉浄智寺さま 参道と山門(鐘楼門)

流石にまだこの時期ですと、花色はございませんね。

拝観受付で志納料を納めまして境内へ入らせていただきます。

春になれば銘木のエドヒガンの桜花もまだまだ、硬い蕾でございます。加えて、昨年の大嵐に三度も見舞われておりますから、今年はちゃんと花芽が付くか心配です。

お茶室前の蝋梅はこんな↑感じで、大分蕾が膨らんでおりますが、開花はまだ今少しかな、と。

エドヒガン下の素心蝋梅の花は結構、開いておりました。

順路を逆回りで布袋さまへ、ご真言を唱えてご挨拶申し上げます。

ここは梅雨時期になると、谷戸やぐらの岸壁にイワタバコが可憐な花を咲かせる、最近注目の小生の隠れ撮影スポットです。

布袋さんの後ろに観音様が居られるのですが、お賽銭を体中に乗っけられて不自由そうです。僭越ながら、全てどけて布袋さん前のお賽銭箱へお納めしました。仏様のお体にお賽銭を乗せるのはちょっと・・・。

お賽銭が邪魔をして、もし仏様に魂が入っていたりすると、仏様の動きを阻害してしまいそうですので、お賽銭は直接、仏様へ載せたりせずに、近くのお賽銭箱へお納めいたしましょうよ。お社の狛犬さまも同様です。

離れていても、お賽銭箱へとお納めすれば、心根はちゃんと狛犬様も仏様にも十分伝わりますとね。

墓地前を通らせていただいて、本堂曇華殿裏の観音さまへも、ご挨拶。こちらの観音さまは順路で境内を回ると本堂の裏手にひっそりと居られるので、振り向かないと気が付かれない方が多いです。

鎌倉三十三観音の一つであられます、由緒ある古い観音さまでございますから、ご挨拶申し上げると喜んでいただけます。

本堂裏、観音さま前のお庭には落ち椿の花が綺麗に散っております。

本堂曇華殿の正面に回りまして、三世仏座の仏さま方へご挨拶。般若心経を上げさせていただきました。で、こちらのベンチで小休止です。

鐘楼門をくぐって受付前へ回り、今度は山茶花を撮影してお暇致しました。流石にまだ、花色は少のうございます。

さて、なんやかんやと用事を終えて帰宅いたしましてね。

今年は拙宅の荒れ庭の木花達も少し早めに花をつけておりまして。

もう、あまり長くない木々達でございますから、少し撮影して記録を残しておこうと、機会があるたびにシコシコと撮影しておこうと思いまして。

 

自宅 山茶花

もう、昨年末からずっと咲きっぱなしで・・・。

花芽は年末からたくさんついておるのですが、一向に咲かず、やっと一凛咲いた、椿。

だいたい、白梅より紅梅の方が先に咲き出して、先に散ります。

満開になったら、亡き伯父宅の二階から撮影しておこうと思います。

庭の木は小生が小学生の時、藤沢市の緑化事業で学校で斡旋販売されて購入して植えた木花以外は、爺様が植えた木花ですので、小さ目ではございますが、もう樹齢60年の物ばかりです。

あと、数年でこの木花達ともお別れとなります。なんだか、寂しいですが、これも運命ですので、木花達も納得して、残りの日々で精いっぱい花を咲かせてくれるのでは、と。でも、寂しいなぁ~。

今月最後の八幡さまの大祭でございます、厄除大祈祷祭へ行ってまいりました。

小生、早生まれなので、本厄60歳メンバーと学年は一緒なのですが、一歳若いので前厄となりますからです。

八幡さまが、厄除大祈祷、と銘打って公に神事を大きく報じられたのは、ここ最近の話だと思います。

以前から前/本/後厄はしっかりと神様/仏様に祓っていただこうと考えておりまして、その時は成田のお不動さまか川崎大師さまで、と思っておりましたが、やはり昔からの氏神様である八幡さまへお願いできるのであれば、それに越したことはございません。

なので、1/24の初日に、お伺いいたしました次第です。

昨日、9時前にお伺いいたしましたら、もう141番!。通常の御祓いも本殿でなされておりますから、厄除大祈祷をお願いなさる方々は舞殿前で受付をいたしまして、休憩所の二階へと案内されます。

ここでお納め※1万円です、を致すと受付で受付札と厄除お札、焼納割札をいただけます。待合室には150名くらい入れますでしょうか。

ちなみに、この焼納割札が本命のお札!?でございまして、真ん中から割れるようになった木札で焼納する方は厄除消除、いただいた厄除お札と持ち帰ってお祀りするもう一方の割札は開運招福と記され、割らずに、どちらにも名前を事前に書いておきますです。

30分弱、待合室で待ちますと自分の受付札の番号が呼ばれますので、舞殿へと移動します。昨日は100名一組ごとでした。

舞殿に入る前に受付札を係の方へ渡し、舞殿特設殿へ着席。ここで、ご祈祷が始まります。神官様の一通りの祝詞奏上のあと、祈祷者名が奏上されて、巫女さんの神楽が納められ、金幣での御祓いと巫女鈴での御祓いがなされ、祈祷終了、舞殿を出る時に厄除大祈祷特製の破魔矢を頂戴します。

舞殿でのご祈祷が始まり半ばを過ぎると、舞殿脇の境内で御焚き上げと大祓詞の祝詞が奏上され始めておりまして、先に氏名を書いておいた割札を二つに割り、焼納札をお焚き上げの浄火へ入れれはご祈祷神事はもう終わり、お神酒となおらいのお菓子を頂戴して、ご祈祷は終了となります。

ここでふと気が付いたのですが、何年か前の大雪で倒れてしまった、ご神木「公暁の隠れ大イチョウ」でございますが、その後、根っこは枯死せず若芽が出てきたのは知っておったのですが、その若芽がこんなに大きくなっておりましてね。元の大樹になるには、まだ数百年かかる※元樹は樹齢800年、でしょうが、この若木はこののち何年経て、また八幡さまのシンボルになれるのか、楽しみです~。

時間の関係で後先になってしまいました八幡さま神様方への参拝を終了して、駐車場へ戻る道すがら、おお~!!。

鎌倉で一番気の早い早咲きで知る人ぞ知る、境内脇参道の大島桜が1月だというのにもう!咲き出しておりました。

こりゃ、鎌倉の桜は今年はめっちゃ早そうです~。

ちなみに、厄除大祈祷は1/31まででございます。

そして、次の大きな八幡さま行事は2/3の節分でございますね。

小生、子供時分より鎌倉の八幡さまには、随分と親しませていただいておりました!。

というのも、親父が早逝してしまった小生は、自営業を営んでいた母親と別居して、祖父母の家で育てられたんです。

で、祖父母は昔、川崎で駄菓子屋というか食品店というか、こちらも自営業を営んでおりまして、その関係で家に「神棚」をまつっておりましてね。

その関係で、お札を毎年、八幡さまへ頂戴に行くときにくっついて行ってました。

なので、氏子でなければ知らないような、八幡さまの社務所やお札の種類、祀られていた神様のこと、神棚の祀り方まで、小学生のころから、ある程度はもう知識として頭に入っておりました。

祖父が亡くなり、祖母もいなくなり、母親もあの世に旅立って、さあ、家に残された「神棚」の神様の面倒を見るのは小生しかおりません。

見よう見まねで覚えた、神様のお祀りの仕方でやっておりましたが、そのうち、識子さんの本に出合いまして、「ああ、これはこういう事だったんだ」「え!、こうすると神様に失礼だったとは・・・」などと、直感で分かるようになって、いつの間にか、祖父の時代にはお伊勢さまと八幡さまの二柱のお札だけだった神棚は、今では増床した元神棚に、出雲の神様用に新設した神棚となんちゃって神棚として使用している神棚もどきの三棚に増え、御祀りさせていただいております神様もたくさんおられて、とても賑やかになっております。

一時期、洗濯場が無くなって途絶えておりました、荒神さまの荒神棚も台所へ復活して、お祀りいたしております。

これだけ神さまも増えますと、毎日の「お賄」も大変です。加えて、仏さまも居られますから、毎朝のご挨拶とお水上げだけで30分はかかります。

でも、歳を重ねるうちに随分と神仏さま方には助けていただいたり、戒めていただいたりしておりますので、感謝の気持ちを忘れたことはなく、一人住まいをもう何十年と重ねていても、寂しく思ったことは一度もございませんです。

そうそう、一昨日まではもう一柱、神さまがお見えになられておりました。歳神さまです。

15日の未明にお帰りになられましたようで、ちょっと寂しくなりまして。

 

2020/01/15撮影 鎌倉 鶴ヶ岡八幡宮 左義長神事

檀家様や信者様方からお納めいただいたお正月飾り、を綺麗に美しく整然と組み上げて作られた、左義長のとんど(歳徳)が二つ。

テントは明け方まで雨が降ってましたので神官様方用のもの。三宝に乗せられたミカンは点火後「なおらい」で配られるものです。雨に濡れてしまうと燃え上がりにくくなるようで、とんどには油が施されているようで少し香りが漂っておりました。

神官の祝詞奏上の後、二つのとんどに点火されます。

最初のうちは二本共々、同じような火の周りでしたのですが・・・。

向かって左側のとんどの方が燃えが良くて。

阿含宗の星まつりでは、このお焚き上げの炎の中に、仏様のお姿が現れたりするのですがね。

とんどの中は空洞ではなく、しっかりとお納めされましたお飾りやお札、松などが収められておりました。それらが燃え落ちますと、とんどもだんだんとへこんで高さが無くなっていきます。ちなみに最初は5~6m弱の高さがあったはず。この辺りで、「なおらい」のミカンが参拝者へ配られ始めます。

大分、クシャッとなりました。ね、左側の方が燃えが良いでしょ。テントも撤収が始まります。

ほとんど、とんどの形が無くなってきますと、火かき棒で燃え残りを均しつつ、自然鎮火を待ちます。ここまでで1時間ちょっと。ちょうど近隣の小学校へ通学する生徒の通行が多くなってきます。こういう、神事を身近に触れられる子供達はきっと、神さまがずっと見守り続けていただけるのでは。幸せですね!。

一年間、お家や家族の皆様、会社やお社や神棚を邪鬼など、悪いものから守り、幸せを招き入れていただいた、しめ縄やお飾り、お札やお守りさん方が一年間の効力を使い切って、お焚き上げなされる。

それに感謝の気持ちをささげて見送る神事が左義長だとしたら、これも日本人ならではの「心」のこもった行事なのでしょうね。

左義長神事が行われたとは言え、15日は平日、しかもまだ8時過ぎ。あれだけ三が日は初詣の皆様方でにぎわった境内も、人っ子一人おらず、上がった雨に濡れて、しっとりとした雰囲気が漂っていました。

神奈川県といいますと、大都会の中核をなす都市圏ですが、意外とこういう昔ながらの神事が多く残されておりまして、特に「大磯の左義長」は知る人ぞ知る、壮大などんと焼きです。ある意味、全国各地で行われる「火祭り」にも匹敵するくらい、荘重で大規模なものだそうです。

お正月もこの左義長神事をもって、お終い。さて、次は節分。

今年も読者の皆様方にとりまして、幸多き良い年でありますように!!。