皆さんはオードリー・タンさんをご存じですか?
とても頭の良いことで有名な台湾の方ですよね。現在は大臣として、大活躍をされています。
この方の本がいくつか出版されていて、カクザンは嫁さんが図書館で借りてきたものをたまたま読ませてもらったのですが、とても面白いことが書かれています。
オード―リー・タンさんはなぜ頭が良いのか?それはどうも睡眠に秘密があるようなのです。
少し難しい話をすると、人間の記憶には長期記憶と短期記憶の2種類があります。前者はいつまでも忘れないのですが、後者はすぐに忘れてしまうものです。
次の日に学校でテストがあるとします。カクザンも覚えがあるのですが、前の晩に遅くまで勉強して、教科書や参考書の内容を一生懸命暗記した経験は誰しもあるでしょう。しかし、そういう勉強で覚えた知識というのは、短期記憶としては頭の中に残るものの、すぐに忘れてしまうのだそうです。テストには間に合ったとしても、テストが終わったら忘れてしまう。そういう勉強はむなしいですよね。少なくとも、将棋が強くなる勉強法とはいえません。
オードリー・タンさんが頭が良いのは、長期記憶に残る勉強法を実践していることが大きな原因になっているように思われます。睡眠をとにかく大事にしていて、睡眠時間の確保することを常に優先させているようなのです(これって凄くないですか?)。
そして、寝る前にすることがあります。それは、次の日に解決策を考えなければならない問題についての参考資料に目を通しておくこと(頭が良いので、資料を読むスピードもとても速いのですが・・・)。そうしておけば、本人が睡眠中に、脳が情報を整理してくれて、朝、目覚めた時に、解決策につながるアイデアが浮かんでくるというのです。
私たちが寝ている間でも脳は働いているのです。というか、寝ていないと、脳はそういう働きをしてくれないのです。
毎日、十分な睡眠時間を確保するためには、逆算で、寝るまでに何をしておかなければならないかが決まってきます。つまり、日々の生活のリズムをどうはかるかが大事になってきます。
将棋が上手になりたい方は、ぜひ、参考にしてください。