9月に初のオフ会を開いてからしばらく経ちましたし

そろそろ2回目のオフを開こうと思います(^∇^)




1月26日(土) 18:30~

場所は川崎です。




参加希望の方は携帯の番号とアドレスを書いて

1次会のみ参加か、2次会までの参加か明記してメールをください。



もし参加希望の方が多くて参加をお断りしてしまう場合は

こちらで携帯番号もアドレスも削除しますのでご安心を。


もちろん私以外の人間に個人情報を漏らすようなことは絶対にいたしません。




前回参加者さんが25名と多くて収拾がつかなくなっていたので

今回はもう少し人数を減らそうと思っています。




楽しい会にしたいので下に書くような方は参加しないでくださいね(;^_^A




・空気の読めない人


・私や参加者さんの写真を撮る人


・お金を払わない人


・ドタキャンする人


・ユキは絶世の美女だと思っている人(笑)




上記に当てはまらない人で参加できる方はメールをください。



yuki.rannmaru@gmail.com

何年も前まだ私がソープに入ってすぐ、遅番で働いていた頃のお店の出来事。



このお店のボーイさんは他のお店に比べて割と待遇が良くて、寮はそれぞれ個室を与えられ、他のお店よりも少しお給料も良かったらしいです。

ソープのボーイさんのお給料というのはお店によってピンキリで、そのあまりの違いにビックリしたことがあります。



安いところだと月に2日のお休みしかないのに18万円ってところもありますし、高いところではその倍以上のお給料プラス大入り手当てや、出勤日の食事代まで出るところもありました。



これは平のボーイさんのお給料ですから、店長やマネージャークラスになるともっと差が出るのかもしれませんね。



ボーイさんたちは健康保険に加入していない人も多く、嫌なことがあると給料日後に荷物と一緒に居なくなってしまうこともよくありました。



こういうふうに忽然と消えてしまうことを「飛ぶ・飛んだ」と言います。




この日、あがり時間が最後の方だった私は、最後のお客さんを送り出し、個室を片付けると着替えてフロントに行きました。


このお店ではサービス料は自分でお客さんから受け取り、帰り際に雑費などをフロントで精算する仕組みになっていたんです。



フロントに行くとマネージャーがその日の売上金を前になんだか慌てて電話をかけています。




マネージャー「いやそれが…○○万円しかないんですよ!………はい、…はい、わかりました。」




電話を切ると頭を抱えてお金とにらめっこしているマネージャー。




ユキ「…あの、精算は……どうかしました?」



マネ「…うん……やられたよ。高木だな…。」



ユキ「高木?あの若いボーイさん?」



マネ「今日は中番で9時に帰ってるんだよ、さっき電話したら出なかった。」




ここまで聞いたらなんとなく私にもわかりました。


ようするに高木さんはこの日のお店の売り上げを持って、飛んでしまったわけですね(汗)








これは風俗ではよくある話で、まだこのお店は女の子のサービス料を別に取っていたので被害が少ないほうなんです。


それでも被害額は100万円ほどにはなったはずです、フロントでサービス料を一緒に取っていたらこの3倍の金額になっていたでしょうね。



この日はもう時間も時間だったので、気にはなりましたがそのまま帰りました。




そして翌日、出勤してマネージャーに話を聞くと




マネ「昨日はあれから社長が警察に連絡して、結局朝まで………寝る時間もなかったよ。」



ユキ「警察に連絡したんですか…で、結局高木さん?」



マネ「そうだろうな。昨日のうちに荷物をまとめていなくなってるし。」




こういう事件は風俗ではよくあるんですが、警察には連絡しない場合もあるんです。



警察に連絡しても、ボーイさんは名前も本名かどうかわからない場合が多いし、住所不定で出身地さえわからないので、捕まらないことが多いらしいです。




控室に行くとこの話でもちきりでした。




ユキ「おはよ~♪みんなもう知ってるんだね。」



カオル「ユキちゃん、聞いてよ!私の友達が高木さんと付き合っててさ、お金持ってかれちゃったんだって!!」



ユキ「えっ、盗まれたの?友達ってどこの子?」



カオル「○○○の子なんだけど、高木さんに100万貸してて、そのまま音信不通だって!」



ユキ「じゃあ、フロントのお金も高木さんで間違いなさそうだね…。」




結局高木さんは捕まらなかったので、フロントのお金と彼女から借りたお金合わせて200万は高木さんの物になったわけです。


ボーイさんによる窃盗事件はかなり多いはずなんですが、それでも身元を確かめないで雇うのはなぜなんでしょうね?


せめて運転免許証のコピーをとるとか、住民票を提出させるくらいは必要だと思うんですけど…。



この話を書き始めてから気になったので、知り合いのボーイさんに聞いてみたところ、今でもやはり偽名で働くことは可能だそうです。



運転免許の提示はしてもコピーまでは取らないようですし、送迎のないお店だと免許も提示する必要がないそうです。



これでは安心してフロントを任せられないですね…。





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この前、マットきらいさんのブログを読んでとても共感したので、私も叩く人について書いてみようと思います。



(マットさんの該当記事)



叩く人ってけっこういますよね。


頭を叩く人、身体を叩く人…。


誰でも人に叩かれて良い気分はしないはずなんです。


もちろん叩いている本人も、反対に叩かれたら良い気持ちはしないでしょうね。



ソープのお客さんでも親しみを込めてなのか、クセなのか、嬢の頭をパンパン叩く人は多かったです。


これは接客をしている側は「やめてくれ」と怒るわけにもいかないですし、困ってしまうんです。


バカみたいにヘラヘラして「ヤダ~痛い♪」なんて言ってるしかないんですから。



できればもう来ないで欲しいお客さん、というふうに思われても仕方のないことですよね。




数年前、しつこく頭や背中を叩く人を叱ったことがあります。


この人は私のお客さんではないんです。




仲の良い友達と飲んでいるときのことです。


二人で飲んでいると、友達にお客さんから電話が入りました。



「近くで飲んでいるから一緒に飲まないか?」というお誘いだったので、私も一緒に連れて行かれることになりました。



お客さんは会社の友達と飲んでいて、ちょうど女性二人男性二人になったので、自然と私はそのお友達の方とお話することになりました。


もちろん初対面の方なんですが、この人が「バカだなぁ!」と言いながら私の頭や背中を叩く!叩く!



何回叩かれたか数え切れないほど叩かれて“カチン”ときてはいたんですが、友達のお客さんの手前怒れない。


最初のうちは「そんなに叩いたら余計バカになるでしょ(笑)」なんて言ってやめさせようとしてたんですけどね…。


酔っ払いのやることですから、手加減もなし。



小さな居酒屋さんには、私の頭を叩く“パーンッ!”という音が何度も響いて、他のお客さんや店員さんもこちらを振り返って見ているような有様。



叩かれるたびに助けを求めて友達とお客さんのほうを見るのですが、すでに私以外は泥酔状態で誰も気付いてくれません。


私の酔いは醒めていくばかり。



だんだんと不機嫌になる私を楽しませようとしてか、その男性はさらにハシャギながら一人ボケツッコミで、なぜか私を叩く。


黙っていても叩くし、痛いと伝えても叩く。



こんな人とは一緒に飲めませんよね、楽しくなんかありません。



ソープで接客中だったら、ここまで酷いようだと私はフロントにコールしてお帰りいただきます。


このときも何回か優しく注意しながら我慢していましたが、最後にはどうにも我慢ならなくなって怒ってしまいました。



「ちょっと!もういい加減にしてくれない!?初対面で人の頭をパンパン叩く人っておかしいと思うよ?」



しばらくは言い訳してました。



「いいじゃないか、酒飲んで楽しいんだから。これくらいで怒る女っていないぞ?」



普通は怒りますよね?


この男性とても不機嫌になって、そそくさと一人でお帰りになりました。



男女二組で私たちはソープ嬢ですから、なんとかしてその気にさせようとしていたようですけど、パンパン叩かれてついていく女性っているんですかね?


もしいたら相当のMですよね(汗)



叩かれた分、ほんの少しだけ毒を吐かせていただきます。





不機嫌になって帰りたかったのはあんたじゃなくて私のほうだボケッ!!




いまさらですが、やっとスッキリできたような気がします。

このとき友達のお客さんがマットさんみたいな人だったら、こんなことにはならなかったんでしょうね。



もしこれを読んで、思い当たることがある人は気をつけたほうが良いですよ(笑)




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これは数年前、私がしばらくお店を休んだときの出来事です。


お店を休んでいたので当然私はその場にはいなかったんですが、後から聞いて面白かったので印象に残っています。



ある日ひさびさに出勤してみると




ジュン「ユキちゃん久しぶり~!ユキちゃんが休んでる間に栞さんが大変だったんだよ!」



ユキ「久しぶり♪栞さんがどうかしたの?」



ジュン「うん、せこい話なんだけどさ…」




そのお店でナンバーワンだった栞さん。


彼女はS着店であるにも関わらず生接客で有名でした。



栞さんいわく…


栞「私なんかもう歳なんだから、生じゃないとお客さんに指名してもらえないじゃない?」



それだったらNS(ノースキン)店に行けば良いと思いますよね?

S着店でNS接客は、他の嬢に迷惑です。



栞「S着店で生だから指名が取れるんじゃない、NS店で生でしたって若い子が良いに決まってるもん。」



お店側も見てみぬフリ状態でした。



その栞さんに困ったことが起こったんです。



ある日、一人のお客さんがフロントで押し問答していたそうです。


このお店はフロントを通らないと控室に行かれない造りになっていたので、お客さんとフロントとのやり取りはそこを通った嬢全員の耳に入ることになりました。



しかも控室もフロントから近いので、だんだんと声を荒げるお客さんの声が筒抜け。




客「栞に病気を移されたせいで女房にも移っちまったじゃないか!」



ボーイ「それはお客さまの自己責任ですよ、うちは完全着用店なんですから、生でしたお客さまの責任です。」



客「完全着用してないからこうなったんだろ!」



ボーイ「女の子とお客さんの行為は、店は関知しないことですから。」




こんな内容だったようです。




フロントの対応に怒ったお客さん、「栞をだせーっ」と大騒ぎだったとか…。



こういうお客さんはときどきいるようです。


自分も生でしておきながら、性病を貰ったから慰謝料よこせなんて言う人までいるといいます。


恥ずかしくないんですかね(呆)



このお客さんも最初は治療費よこせとか、今まで払ったお金を返せとか言っていたようですが、もちろん認められません。



風俗嬢は一般の女性より安全だと考えるお客さんもいます。


理由は性病検査をきっちりしているし、性病の知識もあるからだとか。


でも安全なのは、きちんとS着を守って気をつけて接客している嬢だけです。



この場合は性病に気をつけて接客していた嬢ではなく、自分の指名本数のために生接客をしていた栞さんです。


性病になるのは当たり前の話で、慰謝料を支払えなんてとても言えないはずなんですよね。


お客さん本人もリスクをわかっていたでしょうから。



HIVなど取り返しのつかない病気を移されなかっただけマシだと考えるべきです。



このお客さんは毎回来るたびにプレゼントを持ってきていたようで、最終的にはそのプレゼントをまとめて返せと言って帰って行きました。


そして数日後、本当にお店に取りに来たんです(笑)





わざわざお店に足を運んで返してもらうほどの物ではなかったようですけど…ハンカチとか、ストラップとか、お土産のキーホルダーとか…。



金額で物の価値を決めるようなことはしたくないんですが、あきらかに数百円程度のプレゼントばかりです。



これを揉めたからといって後から返せと言うことは、このお客さんはただ自分の男を下げているだけでしかないんですよね。


きっと自分がプレゼントした物を栞さんが使うのが悔しかったんでしょうね。


その気持ちはわかるような気も…でもやっぱりせこいですね(汗)




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かなり昔の話です。


私がソープに入ってすぐの頃、お店でちょっとした事件がありました。



嬢のためにもお客さんのためにも警察沙汰にならなかったのは良いことだったんですが、彼女は結局ソープの仕事が怖くなって旦那さんと離婚して実家に帰ってしまいました。



他の嬢やボーイさんに聞いた話で、私はその日お休みだったんですが、もうここで書いても大丈夫なくらい昔の話です。




その日、ランさんが出勤するといつもの常連さんの予約が入っていました。


ランさんのその常連さんは自営業で、ランさんの出勤日の殆ど全ての日を貸切予約で埋めていました。



ランさんは主婦で、週に3日一日6時間程度しか出勤していなかったんですが、それでも毎月すごい金額です。


多分その常連さんがお店に支払った金額は、月に200万は軽く超えるでしょうね。



そのお客さんとランさんの縁が切れたときの出来事です。



ランさんは旦那さんの借金を返すために、旦那さん公認でソープの仕事をしていました。


ランさんが仕事に来ている間は、旦那さんは子供の面倒を見ているわけです。




そんな理由で働いていたランさんですが、話が面白く一緒に居て楽しい人柄でとても人気があったんです。



一番の常連の島村さんがお店に来なくても、他の指名のお客さんがやってくる…そんな人気の嬢でした。





ある日、私が出勤するとランさんの名前がフロントから消えています。




ユキ「あれっ、ランさん辞めたんですか?」



店長「うん…一昨日ちょっとあってね。怪我しちゃったんだよ。」



ユキ「怪我?じゃあ治ったら戻って来ます?」



店長「いや、もう戻らないだろうね…残念だけど。例の貸切客と揉めちゃったんだよ。」




こんな話をフロントで聞かされて不思議に思いながらも控室に行くと、私が聞くまでもなくそこに居た嬢達が話してくれました。




ケイコ「ユキちゃん聞いた?ランさん辞めちゃったんだよ。大怪我して、可哀想だったよ~。」



ユキ「大怪我って…お客さんと揉めたって店長が言ってたけど?」



ケイコ「例の貸切の島村さんっていたじゃない?その人が灰皿で殴ったんだよ。」




ランさんがお休みのときに一度だけ島村さんについたことがあるケイコさん、彼女が全て話してくれました。




ケイコ「一昨日さぁ、自分の部屋をセットしてたら6号室から大声が聞こえてきて、あんまり酷いからフロントにコールしたのよ。」



ユキ「6号室ってランさんの部屋ですね。」



ケイコ「そうそう。島村さんが来てるって知ってたから問題ないと思ったけど、凄かったからさ。そしたらドタンバタンしてて悲鳴まで聞こえてきて…。」



ユウカ「あれは凄かったよ~。私は5号室にいたんだけど、お客さんと一緒に廊下に出ちゃったもん。」



ケイコ「それでボーイがドアの外で声をかけたらランさんが飛び出てきたんだけど、もうボロボロ!!」



ユキ「………ボロボロ?」



ユウカ「うん、ボロボロ。殴られて顔も真っ赤だし、髪もボサボサだし、服も破れてるし………。」




島村さんがランさんに怒って、部屋にあったガラスの灰皿で殴ったり投げつけたりしたようです。


もちろん部屋もボロボロ…6号室はガラスなどの入れ替えをするために、翌日まで使用不可だったんです。




後日、店長が詳しく話してくれたところによると、この日ランさんは島村さんのしつこい求婚を断るために、自分が結婚していて子供も居ることを話したんだそうです。



それまで2年間もランさんに恋して通い続けた島村さんは、その話にキレて暴れてしまったんだそうで………。



ランさんは手をガラスで切って数針縫った他に、身体の数箇所を骨折や打撲する怪我。



島村さんはこのお店には出入り禁止、ランさんの治療費や生活費、慰謝料など、かなりのお金を支払うことになりました。



どんな理由であれ、女性にこのような暴力を働く人間は許せませんね。




この事件以降しばらく、既婚の嬢は素直に結婚していることをお客さんに話したとか話さなかったとか…。



私は話しませんでしたけどね(笑)




   今回セイさんのイラストはお休みです

               

数年前に川崎の町からちょんの間が消えました。



ちょんの間とは最終的にやることはソープと同じですが,お風呂もシャワーもなく小さな部屋で座布団の上でいたすところです。


ちょいの間とも呼ばれていますね。



お店は入り口がガラス張りになっていて、そこで女性を選ぶことができました。


女性はお店に一日いくらかの部屋代を自分の稼ぎの中から支払っているシステムなんだそうです。



料金は1回(30分程度)で1万円くらいだそうですが、交渉次第で安くもしてくれるようです。



働いている女性は外国人や年配の女性が多いというのが昔のちょんの間でしたが、ここ数年はびっくりするくらい若くて可愛い子もいました。


そういった若い子はソープのサービスを嫌って、殆ど何もしなくてよいちょんの間で働いていたようです。




そんなちょんの間が規制によって一斉に店を閉じたんです。



もちろん川崎だけではなく、次には横浜のちょんの間も消え、そこで働いていた女性や通っていたお客さんがソープに流れてくることになりました。




ソープ嬢はちょんの間を嫌っている子も多かったんです、私もその一人でした。


理由はお風呂もシャワーもない不衛生さ、考えてみれば即即をするソープも同じようなものなんですけどね。




私の指名のお客さんでもちょんの間から流れてきた人がいました。



年配の金子さん、もともとはソープに通っていた人ですが、ある女性と仲良くなりちょんの間に通い始めたんだそうです。




初めて金子さんにフリーでついたときはビックリしました。


金子さんのお腹には、まだ赤みの残る大きな大きな手術痕があったんです。







ユキ「これ手術してまだ日が浅いんですか?大きな傷ですねぇ…」




普段は手術痕などには触れないことが多い私ですが、さすがに黙っていられる傷ではありませんでした。




金子「そうなんだよ、まだ退院して2ヶ月くらいなんだ。今日も病院帰りでね。」



ユキ「そうですか、大変でしたね。こんなに切ったら痛いでしょうねぇ。」



金子「ここにマークがあるだろ?」



ユキ「はい、バッテンになってますよね?なんですかこれ?」



金子「放射線治療をしてきたんだよ。手術だけじゃもうダメみたいでね。」




金子さんは余命宣告を受けたガン患者さんだったんです。




金子「やっと川崎に遊びに来れると思って喜んで来たんだけど、いつもの店は閉まってて馴染みの子とも連絡が取れないんだよ。みんなどこへ行ったのかねぇ?」



ユキ「一斉に取締りがあったとかで…働いていた人達はソープや横浜のちょんの間に流れたんじゃないですかねぇ…。」



金子「そうかぁ…もう探せないなぁ……病院にお見舞いに来てくれていたんだけど、急に来なくなって心配していたんだよ。」




金子さんの話をよく聞くと、彼女は日本語は達者なものの中国人だったようです。


きっともう中国へ強制送還されてしまっているだろうと思いましたが、それは彼女の身を案じる金子さんには言えませんでした。



金子さんはしばらく病院帰りに私を指名してくれていましたが、それも数ヶ月のことでした。




最後に彼女に逢いたかったことでしょうね…。


きっと彼女のほうも中国で金子さんを心配しているんじゃないでしょうか?




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これは知り合いのボーイさんに聞いた話です。



このボーイさんは北川さんといって一緒のお店で働いたことがあるんですが、とても仕事熱心でよく働くボーイさんでした。



北川さんから久々に電話がかかってきたんです、話の内容はとても込み入ったものでした。




北川「あそこの店をクビになっちゃったんだよ、女の子に嫌われちゃったみたいでさ…。」



ユキ「なんで嫌われたの?クビの原因は?」



北川「嫌われた原因なんかわからないよ、普通にこの前まで仲良くしてたんだから…その子が社長にあることないこと言ったんだよ。」



ユキ「どんなこと言われたの?そんなに簡単にクビになるなんて…。」



北川「俺が個室に女の子を監禁して帰そうとしなかったってさ。ドアにカギもないのにどうやって閉じ込めるんだよ!?」




ソープの個室のドアにはカギがありません。


個室内でなにか問題があるといけないのでカギを付けないとか、法律上マズイとか聞きますが、理由は両方なんでしょうね。




北川さんが部屋に女の子を閉じ込めて、無理に講習をしようとしたと言われたようです。


それを聞いて私は、その相手の女の子が勘違いしたのかもしれないと思いました。



私も北川さんと一緒に働いているとき、北川さんから講習をしてあげると言われたことがあったんです。




北川さんは前のお店で働いていたときに、不人気嬢をナンバーワンの人気嬢にしたことがあるとかで、自分の講習に自信を持っていました。


その話を個室内で女の子にしたのかもしれないと思ったんです。




個室で二人っきりでそんな話をされれば誰でも勘違いしますよね?



その結果がクビだったのかな?と。





北川さんの講習は服を脱ぐこともなく、身体に触れることも殆どない講習なんです。



北川さんは会話が下手で、自分の言いたいことを相手に伝えたい場合には、相手の言葉を聞かないところがありました。


相手の女の子が帰りたがっているのに気付かず、自分の話を続けてしまったのかもしれませんね。








そんなわけでお店をクビになってしまった北川さんですが、彼はこの後いろんな嬢に電話やメールで愚痴ったようです。


あらゆるところから北川さんの話が聞こえてきました。



私は実際には北川さんの講習は受けたことがないんですが、噂を聞くうちに実際に講習を受けた嬢に出会ったんです。



彼女の名前はアンズちゃん、私より1つ2つ若い嬢でした。




アンズ「私も前に○○にいたとき北川さんの講習受けたんだ~。あれは講習なのかなぁ…。」



ユキ「なんで?すごくためになる講習だって聞いたけど…。」



アンズ「うん、確かに役にはたったけど…。なんか北川さんってネチッコイよね。服は脱がなかったけど、逆にそれは北川さんの性癖なんじゃないかな?」



ユキ「へ?なにかされたの?」



アンズ「いや、直接的なものはなにもないんだけど…なんていうか、脱いで講習するよりいやらしい感じだったよ。」




このアンズちゃん自身も何がいやらしいとは説明できないようでしたが、同じ意見の嬢がもう一人いたんです。




その二人の話を聞いているうちに、北川さんとクビの原因になった嬢のどちらが正しいのかわからなくなりました。


実際に私が講習を受けたわけではないし、北川さんをボーイさんとしては信用していましたが、他の部分は知りません。




でも今でも北川さんの講習がどんなものなのか試しておけば良かったと思うことがあるんです。


不人気嬢がナンバーワンになるほどの講習ですから、気になりますよね。



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これはつい最近、今年の夏の話です。



仕事帰りに知人と待ち合わせして、自宅から数駅離れた居酒屋さんに行きました。


このお店は何回か飲みに行っていて、お気に入りだったんですが、この日以来もう行っていません。




小さなお店の2席だけのテーブル席の一つに座ると、まずはいつも通り生ビールからスタート。


1杯2杯と飲んでいるうちに、もう一つのテーブルも埋まり、残る席はカウンターの3席だけになりました。



そこへ新しくまたご夫婦のお客さんが入って来ました。




そのご夫婦、とっても可愛らしいお連れさんが一緒だったんです。



ヨークシャーテリア………どこからどう見ても犬です。




ドッグカフェでもなんでもない普通の居酒屋なので、ビックリして旦那さんの顔を見ると、知っている顔。



去年まで私の元へ通ってくれていた神田さんだったんです!



その神田さんが、犬を連れて当たり前のようにカウンターの席に座り、奥さんと飲み始めたんです。



私達の席は神田さんの真後ろ、少し振り返れば私に気付くはずの距離でした。




神田さんの膝の上には犬が乗っていて、隣のお客さんはにこやかに話しながらも、神田さんが見ていないスキに犬の口を握って押さえている(笑)






犬のオモチャやオヤツまで持ち込んでカウンターで犬と戯れるバカ飼い主…。



大きな声で話す神田さん、話の内容は筒抜けでした。



相変わらずとっても偉そう。


この人は私のところへ通っていたときも、女性とは、人間とは、なんてお説教をするのが大好きな人でした。



人間とは…なんてお説教をする人が、まさか居酒屋に犬を連れてきて




神田「アンコちゃんは家族だからね~」




なんて言葉を吐くとは…世も末です。



いつもより短時間で飲み終わると、帰り道の私と知人の会話は神田さんの話ばかりでした。




知人「それにしても、あのオヤジ声でかかったなぁ~。」



ユキ「私のお客さんだったんだよ。」



知人「だからかぁ、マズイことがあると声が大きくなるんだろうな。」



ユキ「もともと声はでかいと思う、個室から外に筒抜けだったし。」



知人「あの犬も飼い主が悪いのか、躾のなってない犬だったよな。隣のおじさん犬の口ガバッと押さえてたじゃん(笑)」



ユキ「吠えてたからね(笑)」




迷惑なのは犬ではなくて、連れてきちゃいけない場所に連れてくる人間ですね。



知人がその場で文句言わなくてホッとしました(汗)



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長いソープ嬢生活の中で一度だけ、お客さんに対して変な気持ちになったことがあります。



今回はそのときのお話。




そんなに古い話ではないんですが、初対面のお客さんに惚れてしまいそうになったことがあります(笑)


惚れるというよりは、「好きになったらどうしよう…」って心配になった程度なんですけどね。



私の男性の顔の好みというのが偏っていて、中性的な人が好きなんです。


この好みというのは実際に好きになるタイプではないんですが、街中や電車で見かけると目で追ってしまいます。



芸能人でいうと、ラルクアンシエルのhydeとか、小池徹平君のような感じでしょうか…。



Gacktは男っぽいのでちょっと違うんです、綺麗なんですけどね。


好みというよりは、見ていて惚れ惚れするような綺麗な顔、ですかね?



実際に好きなのはもっと男性っぽい人なんです。




でも綺麗な顔をした男性がお客さんで来たら………顔に見とれて仕事になりません(汗)



そういうお客さんが来てしまったんですよ。



朝イチにネット指名で来店したお客さんですが、ご対面のときに固まりそうでした。


あまりにも理想の顔で、笑顔で立っているんですもん。





自分が消えてなくなりそうなほど綺麗な男性って、女性としてなんだか恥ずかしくなってしまいます。


思わず言ってしまいましたよ



「綺麗ですね~」



って。


男性への褒め言葉ではないのはわかっているんですが、もうその言葉しか出ませんでした。



個室に入ってからも普通は男性がそわそわするはずなのに、私のほうがそわそわしてしまって。



そのお客さんは初風俗で、緊張していたようですけど、多分私のほうが緊張してました(笑)




しかもこのお客さん口が上手いんですよ、女性を喜ばせる言葉をよく知っている。



ベッドでも私の顔をジッと見つめながら




客「ゴメンネ、顔に穴が開いちゃうよね、すごく綺麗だから…」




なんて普通の人が言ったら寒イボ出そうな言葉をサラッと言うんです。



私きっとこの言葉をマットさんから聞いたら笑いすぎて死んでしまいます(爆)




友達にいろいろ聞いてはいたんですよ、好みの人が来たら顔が見れないとか、恥ずかしくて仕事にならないとか。


まさにそういう状態一歩手前でした。



帰りにアドレスを聞かれたんですが、怖くて渡せませんでした…なんかハマってしまったらどうしよう?とか思って(汗)




お客さんが帰ったあとフロントでボーイさんと話したんです。




ボーイ「えらい綺麗な顔したお客さんだねぇ、大丈夫?顔赤いよ(笑)」



ユキ「いや~、綺麗過ぎて恥ずかしくなっちゃった(笑)」



ボーイ「芸能人じゃないの?オシャレだし。」



ユキ「さぁ…でも好みだったなぁ~。」



ボーイ「惚れるな惚れるな、ホストかもしれないぞ(笑)」



ユキ「あの人がいるんだったらホスト通うかも…」




でもアドレスは渡さないで正解ですよね!



『ユキ危うきに近寄らず』


(君子はおこがましいので)



あそこでアドレスを渡してお店に通われたり、メル友になったりしたら、本気でマズイことになったかもしれませんものね(汗)




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ソープの講習でセクハラ講習があるという話はよく聞きます。



今回は実際に私が体験したセクハラ講習のお話。




あるお店の社長さん、この人は新人さん全てに自ら講習するので有名だったんです。



講習が有名なのは私がこのお店を辞めてから知ったんですが、どのお店に行っても面接で講習の話になるんです。




面接官「あのお店の社長はすごく講習熱心だって聞いたよ、みんなマット上手だもんね。」




必ずと言っていいほど、面接でこういう話になっていました。




その社長の講習は、私は1回しか受けていないんですが、多い子だと最高8回って嬢もいました。


きっと気に入られてしまったんでしょうね(汗)



私が社長の講習を終えて控室に行くと、初対面の嬢達が私に聞くんです




アズサ「ねえねえ、講習やった?」



ユキ「はい、社長にやってもらいました。」



アズサ「社長さぁ、乳首舐めてって言わなかった?(笑)」



ユキ「言ってました(笑)」



アズサ「絶対言うんだよね~、乳首舐めないと勃たないの(笑)」






これはアズサさんとの会話ですが、周りにいた嬢も笑いながら話に参加してきます。



このときはセクハラ講習なんて言葉も知らず、『ソープってこんなもんなんだろうなぁ』と思っていたので、何も疑問を持っていなかったんです。



私が社長の講習をセクハラ講習だと知ったのは数ヶ月経った頃です。




レイカ「本当はソープの講習っていうのは抜いたらダメなの、抜いたらその時点で教えている立場でも料金が発生するしね。」



ユキ「エッ!?だって社長は抜きましたよ?ダメなんですか?」



レイカ「エエッ、そうなの!?お金もらった?」



ユキ「もらってません…知りませんでした…。」



レイカ「新人だとそういうこともあるから………知らないもんね。」




こういう話になってから初めて知ったわけですが、他の嬢に聞くと社長が抜いているのは、素人新人で入店の嬢だけなんです。



他のお店から来た嬢の場合は講習をしないか、しても抜きまではしていない。



私が聞いた数人の経験者の嬢も抜くまでの講習ではなかったようです。



最初に書いた8回も講習を受けた嬢は、社長の講習が嫌で結局お店を辞めてしまいました。



お客さんを相手にするのとはまた違いますし、仕事をしているという気持ちにはなれませんもんね…。




この次に男性から講習を受けたときは、講習のプロで何をしても勃たない人だったんです。



普段は大丈夫なのでEDではないそうですが、講習になるとダメなんだとか…。



ソープ嬢が仕事中には感じないのと同じで、仕事だからなんでしょうね。




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