「ファンタジー&ラブ史劇」部門発表
「カケコ的ドラマ大賞」も今年で4回目!
毎年この企画を楽しみにしてくれているみなさま、お待たせいたしましたー
本日は、第一夜
「ファンタジー&ラブ史劇部門」の発表です。
カケコ的ドラマ大賞 選考基準
カケコが2023年内に最終回まで完走した初見のドラマをノミネートし、各賞の選考を行います。
ノミネート作品
山河令
蒼蘭訣
星漢燦爛
长月烬明
長相思
侠客探偵 簡不知
古相思曲
天龍八部
雪中悍刀行
恋する美食の宮廷記
各賞発表
最優秀 ドラマ
山河令
主演男優賞
呉磊(星漢燦爛)
主演女優賞
趙露思(星漢燦爛)
助演男優賞
李岱昆(山河令)
助演女優賞
陳意涵(星漢燦爛)
特別賞
李昀锐(星漢燦爛)
総評
作品賞
今年は、ファンタジー、武侠系をめちゃくちゃ見たな。秀作、大作が多くて本当に悩んだ。
山河令 と 星漢燦爛 が甲乙つけがたく、悩みに悩んだあげく山河令に決めた。
作品全体を見た時に無駄なエピがなくて、とにかく感情をグワしと捕まれたのはやはり山河令だった。終盤は泣きに泣きまくって目を腫らしたのも懐かしい。とにかくエモかった。元々、男主二人のファンではなかったけど、陳情令は途中離脱してしまった私が何故か山河令にドハマったのは、やはり何か特別な魅力があったのではと思っている。個性豊かなサブキャラや、あらゆる妄想を掻き立てるストーリーの「余白」の多さも高評価のポイント。
星漢燦爛も同じく夢中になったが、終盤の展開がいらなかったと感じたのがマイナス点。長相思、雪中悍刀行は一季だけでも充分楽しめた。二季が控えているので評価は来年に持ち越したい。长月烬明、蒼蘭訣はファンタジーとしての評価は普通かな。後半はセオリー通りの展開が多くて少し飽きてしまった。天龍八部も武侠の王道に恥じない作品だった。
まさかここまで楽しめるとは思ってなかったけど、ハーレム死を迎えた段パパとか、腹違いの妹達とことごとく恋に落ちる段誉くんとか。求めても得られない求不得苦の悲哀が主人公を通して語られていて、様々考えさせられた。
その他、無名俳優だらけの「侠客探偵簡不知」や、「古相思曲」は見るまではノーマークだったけど、とにかく脚本が素晴らしかった。こういう短編の面白いドラマがもっと増えて欲しいな。
主演男優賞
もう、呉磊しかいなかった。
そうそうたる男主達を押さえ、堂々のナンバーワン。凌将軍役で魅せた鬼気迫る演技は圧巻と言うしかない。特に復讐を遂げるシーンは殺気が凄まじく彼がまだ20代前半だとは思えないくらいだった。全般を通して痛みをこらえる場面が多かったけど、その苦悶の顔も絵になるのよね。愛情を秘めた深い眼差しも素敵だったし、とにかく全ての表情が秀逸すぎた。
助演男優賞
蠍ちゃん、君に決めた!
葉っぱパイセンと悩んだけど、やっぱりピカイチ蠍ちゃんだった。醸し出す雰囲気がもう別格。作中ではそこまで重要なキャラではなかったかも知れないけど、リー・ダイクンの崇高な演技で蠍王という役が一段上に昇華した気がする。善か悪かはもうどうでもいい。そこに存在してくれるだけで良いと感じた稀有なキャラ。
主演 & 助演女優賞
ルースーちゃんが演じた少商というキャラは、今まで見た事のない破天荒なヒロインで、好き嫌いが分かれそうだけど私は好き。
ヒロイン🟰善良🟰正義
というセオリーを気持ちよく裏切ってくれた。
一方、助演に選んだのは、陳意涵。
彼女が演じた何昭君はヒロインをいじめて自滅するキャラと思いきや意外な運命を背負っていたね。彼女が復讐を遂げ、一度は捨てた男に縋らざる得ない刹那というか、鬼気迫る開き直りがゾクゾクした。
特別賞
ザ☆面倒くさい男。でも可愛い袁慎君
彼はこのドラマが初見だけど、最初はただの嫌味な男だと思ってたら、まあ裏切られた(良い意味で!)つまらないインテリ男、その実はめっちゃ愛情に餓えたツンデレちゃん。このギャップにやられた人も多いはず。今後も期待したい。
OST
蒼蘭訣のオープニング曲。これは満場一致では?
さいごに
若手実力派が各賞をゲットした第一夜。
皆様の評価はどうでしょう?
次回は第二夜「本格時代劇」部門
をお送りします。長安二十四時、風起隴西、君子盟などがノミネート。こちらも秀作揃いの大混戦!何が大賞をとるのかお楽しみに!
ではまた
昨年のドラマ大賞はこちらから💁♀️