こんにちは!徒然ママです。
いつもありがとうございます。
今日も、
一冊の本を自分勝手に解釈して、
皆さんにお伝えさせていただきまーす!
あくまでも、自分勝手な解釈ですので
正しくお知りになりたい方は、
ぜひ実際に読んでみてくださいね。
さて、前回から引き続きご紹介するのは
枡野俊明(ますのしゅんみょう)さんの
「仕事も人生もうまくいく 整える力」という本です。
今日はその6回目。最終回です。
今回は、「1年を整える」というテーマでお送りしたいと思います。
どうぞ最後までよろしくお付き合いください。
さて、前回までで、日常的な日々の整え方をご紹介してきました。
そんな日常が積み重なった1年。
誰でも一つずつ年を重ねていきます。
心穏やかに年を重ねていきたいものです。
最近は、核家族化が進み、家族が顔を合わせる機会が少なくなってきました。
だからこそ、家族が集まる行事を
面倒がらずに行ってほしいのです。
お正月、お彼岸、お盆、
また、法事、親の長寿祝い、子や孫の進学祝いなど
考えれば、たくさんあります。
すべてとは言いません。
いくつかの行事を、
家族が顔を合わせる絶好のチャンスだと捉えてみましょう。
1年を健やかに乗り切るための行事食があります。
例えば、
七草がゆ、
正月につかれた胃腸をいたわり、冬に不足しがちなビタミンを補います。
お彼岸の牡丹餅、おはぎ、
魔よけの力があるとされる小豆を食べ、
邪気を払います。
夏至のタコ
関西では、田植えの時期、疲労回復効果が期待できる
タコを食べるそうです。
また、水分豊富で体を冷やしてくれる冬瓜を食べる地方もあるそうです。
土用のウナギ
夏バテ防止効果があります。
冬至のかぼちゃ
栄養価が高く、風邪を予防すると考えられています。
また、痛風にならないという説もあります。
これらの行事食は、
季節ごとの食生活を整え、
心身を健やかにする昔からの知恵です。
ぜひ学びたいものです。
また、旬のものをいただくと、、
自然から直接、恵みをいただいているようで
ありがたく感じられますね。
旬のものは、栄養価も高いようです。
旬のものをいただくことで、
食べ物を通して、季節を感じることもできます。
季節に合った食べ物をいただくのに、
1年中同じ食器を使うのは
少し味気ない気持ちがします。
何も高価なものでなくてもいいのです。
季節に応じた食器を普段使いする。
そんな心の贅沢も、
食べ物と一緒に味わいましょう。
人生の彩も豊かになっていきますよ。
日本には、季節を楽しむ行事がたくさんあります。
お正月、節分の豆まき、端午の節句、お花見、
花火、夏祭り、秋祭り、
十五夜のお月見、紅葉狩り
などなど、季節の行事が目白押しです。
機会を見つけて、参加して楽しみましょう。
季節の行事に参加する良さは、
なにより心が華やぐことです。
季節の花をめでては、その美しさにうっとりします。
また、お祭りに参加することで、
心地よい興奮に身をゆだねたり、
親しい人が集まって、宴会を楽しんだり。
疲れている心も元気になるでしょう。
季節の行事は、ある種の自然の恵みです。
心身のバイオリズムにいい波をもたらす、
滋養強壮にもなるのではないでしょうか。
日本の四季は、心を豊かにしてくれますが、
油断すると、不摂生に陥ってしまうことがあります。
特に、夏と冬にはご用心。
暑い夏は、体を冷やしてあげる必要がありますが、
だからといって、冷たい飲み物をがぶ飲みしたり、
体を冷やす食べ物を食べすぎたりすると、
おなかを壊してしまいます。
また、冷房も適度に温度調節して
体を冷やしすぎないようにすることが大切です。
また、寒い冬は、体を温めてあげる必要がありますが、
温めすぎは禁物です。
熱いものを食べたり、
衣服を重ね着したり、
部屋を暖めたりするのはいいですが、
汗をかくほどだと、やりすぎです。
養生しすぎて、不養生を招くことのないように注意しましょう。
年末に大掃除をされると思いますが、
それ以外に、
季節の変わり目に普段よりちょっと念入りな「中掃除」をお勧めします。
次の季節を新たな気持ちで迎えることができますし、
汚れをためない分、
年末の大掃除が楽になります。
また、それと合わせて春と秋には衣替えをするといいでしょう。
中掃除や衣替えで、身の周りがすっきりすると、
家の中で過ごす時間がより快適になり、
心も整理され、
新たな元気もわいてくるでしょう。
いつも通る道で目にする風景。
ほとんど変わらないと思っていませんか。
いえいえ、一日たりとも同じ風景はありません。
自然は、季節の変化をともに、
微妙に移ろいでいます。
道路や建物のような人工的なものだって、
経年変化というものがあります。
毎日通る道のささやかなところを注意深く観察し、
微妙な変化を感じ取りましょう。
それは、感受性を高めることにつながります。
そして、心は、幸福感で満たされるでしょう。
最後に、年に一度はお墓参りに行ってみませんか。
お墓は、ご先祖様とつながる場所です。
綿々とつながるご先祖様を感じ、
そのご先祖様が一人でも欠けていたら、
自分は存在しなかったと思うと、
ご先祖様への感謝の気持ちが、自然と湧いてくるでしょう。
同時に、自分が今ここにいる奇跡に感じ入るのではないでしょうか。
お墓参りは、命の尊さが改めて身に染みる機会でもあるのです。
ぜひ、心静かにお墓参りをして
心を整えてください。
以上が、「1年を整える」のご紹介でした。
日本には四季があり、
それは風景を美しくしています。
また、季節に伴い、
古くから様々な行事が執り行われてきました。
それが日本のよさでもあるでしょう。
どうか、季節を感じ、今そこに生きていることの喜びを感じてください。
今回も、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回は、また違う1冊をご紹介させていただきます。
それまで、さようなら。