こんにちは!徒然ママです。

 

いつもありがとうございます。

 

 

今日も、

 

一冊の本を自分勝手に解釈して、

 

 皆さんにお伝えさせていただきまーす!

 

 

 

あくまでも、自分勝手な解釈ですので

 

 正しくお知りになりたい方は、

 

 ぜひ実際に読んでみてくださいね。

 

 

今日は、林健太郎さんの

 

「否定しない習慣」という本の最終回をお届けします。

 

どうぞ、最後までよろしくお付き合いください。

 

 

 

 

 

第5章 「いい人間関係」をつくる会話の技術

 

 

前回、相手が話し終わるまで黙っているという方法をご紹介しました。

 

でも、黙りこくっているのは、なんとなくつらかったり、

 

相手もしゃべりづらかったりするものです。

 

そこで、今回は、相手にいやな気持ちをさせないですむ会話の技術を

 

7つご紹介します。

 

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

 

①合いの手

 

相手の話の息継ぎのタイミングで

 

まるで、餅つきをしている2人になったようなつもりで

 

うまく合いの手を入れてみましょう。

 

合いの手の基本フレーズは、次の5つです。

 

1)そうなんですね。

 

2)もう少し詳しく

 

3)ほかには?

 

4)というと?

 

5)だとしたら?

 

極端な話、これを順に繰り返すだけでも、

 

会話は成立するそうです。

 

 

相手と会話しているときは、

 

一枚の皿が、棒の先でくるくると回転している様子をイメージしてください。

 

そこに、否定の言葉が入ると、

 

回っているお皿を手で払ったり、止めようとして落としたり、

 

別のお皿を横で回し始めたりするようなものです。

 

否定しない会話とは、

 

一枚のお皿をきれいに回す状態をキープするのにもっともよい方法なのです。

 

 

 

 

2)2つの質問メソッド

 

質問は、大きく2つに分けることができます。

 

この2種類の違いを理解し、

 

使い分けることができたら、

 

相手との会話をうまくコントロールできるようになり、

 

否定しなくてもよくなります。

 

 

 

まず、クローズドクエスチョン。

 

こちらから質問して、

 

相手がほぼイエスかノーかで回答できる質問方法です。

 

こちら側の話す時間が長くて、

 

相手は答えを選択するだけなので、

 

とても答えやすいです。

 

そのため、相手の心理的安全性を作りやすくなります。

 

ただし、相手の自主性や創造性は、生まれにくいでしょう。

 

 

 

次に、オープンクエスチョン。

 

こちらからは具体的な例を挙げず、

 

相手に自由に回答してもらう質問方法です。

 

答える側の話が長くなります。

 

相手の自由度は増えますが、

 

精神的な負担も増えます。

 

でもその分、相手の自立性や創造性も向上しやすいです。

 

 

 

これらのクエスチョンを効果的に使うにはどうすればいいでしょうか。

 

まず、オープンクエスチョンで聞いて、

 

同じことをクローズドクエスチョンでもう一度聞く。

 

この方法です。

 

これは、セールス話法では当たり前のように使われているものだそうです。

 

 

「今日はどんなことがしたい?」

 

と聞いて、相手が何かを答えてくれたら、

 

それについて

 

「今日は、〇〇をしたいんだね。」と投げかけるのです。

 

2つを意識して使い分けると、

 

会話の方向を管理しやすくなるでしょう。

 

 

 

3)アイコンタクト

 

話し始め、相手の話の句点のタイミング、話し終わりで

 

相手の目を見る。

 

話している相手にとって、

 

あなたが自分を見ているかどうかというのは、

 

最初と最後しか印象にのこっていないものだそうです。

 

そして、相手の言葉の「。」の部分。

 

そこだけにとどめると、

 

相手は「ずっと見られている」というプレッシャーを感じませんし、

 

全然目を合わせてくれないとも思いません。

 

 

 

4)分かる気がする

 

会話の中で「わかる」というあいづちを打ったことがありませんか。

 

便利な言葉ですが、

 

よく考えてみると、

 

相手と自分とは、考えも育ってきた環境も違うのに、

 

相手の気持ちが本当にわかっているのでしょうか。

 

もしかしたら、相手は、

 

「何もわかってないくせに」と思うかもしれません。

 

ですから、簡単に「わかる」を使うのは要注意です。

 

それより、

 

「わかる気がする」

 

「半分くらいわかったかも」

 

「なんとなくわかる」

 

「8割は理解した」

 

などと、全部はわからないけど…という含みを残す方がいいでしょう。

 

一見すごく細かい話ですが、

 

こういった言葉一つ一つにこだわることで、

 

否定しないコミュニケーションは習慣になっていくのです。

 

 

 

5)相手に提案する

 

否定ではなく、相手の言葉に対して提案したい場合ってありますよね。

 

否定と提案は違いますから、

 

相手に提案することはありでしょう。

 

では、どうやって伝えたらいいのでしょうか。

 

 

まず、相手に必ず許可をとります。

 

「提案があるんだけど、いいかな?」といった具合でしょうか。

 

それからその提案を採用するかどうかの選択権は相手にあることを伝えましょう。

 

相手に採用、不採用の選択肢がないなら、

 

それは提案ではなく、

 

「上から目線のアドバイス」つまり、命令にすぎません。

 

 

 

6)強い意見を伝える会話術

 

提案よりも、もっと強い意見

 

もしかしたら否定に聞こえてしまうのではないかというぐらいの意見を

 

相手に伝えるときにはどうすればいいのでしょうか。

 

 

その時に必要なのは、

 

会話のモードを変えることです。

 

 

相手が話し終わって、どうしても厳しい意見を伝えたいときは、

 

それまでの温和な表情を少し曇らせて、

 

声のモードを低く変えて、

 

例えばこんな言葉を伝えてみてください。

 

「少し厳しい意見を言ってもいいかな?」

 

などです。

 

相手に強い意見を言いたい時には、

 

聞く覚悟を促すような許可を取るのです。

 

すると、相手はどんな厳しい意見が来るのだろうと、覚悟します。

 

そして、あなたの強い意見に対して、

 

「この程度でよかった」と拍子抜けしてくれるのです。

 

初めから覚悟を決めているので、ショックが少なくて済みます。

 

 

 

7)相手の言葉に感情的になってしまったとき

 

最後に、相手と話をしていて、

 

否定したいどころか、腹が立って、感情的になってしまったとき

 

いったいどうしたらいいかについてお伝えします。

 

 

まず大事なのは、自分が感情的になっていることを、

 

自分で認識できているということです。

 

 

相手の反応は自分の反応の写し鏡だといわれます。

 

あなたが、内心、怒りながらも最後の一線で冷静にそれを言葉で伝えれば、

 

相手も冷静に受け止めて、

 

「あ、すみません。言いすぎました。」とかえしてくれるでしょう。

 

感情的になって、声を上げれば、相手も

 

「ふざけてなんかいませんよ。」って、

 

売り言葉に買い言葉となってしまうのです。

 

 

 

感情的に言葉を発しても何もなりません。

 

大切なのは、

 

感情を伝えた方が相手も安心するという事実です。

 

例えば、何回も遅刻してくる部下に、こんな風に伝えてみるのです。

 

 

「君が毎日のように遅刻することに対して、

 

私はとても腹が立っていて、

 

それを改めてもらいたいと思っているのだけれど、

 

君はどう思う?」

 

 

「どう思う?」と投げかけるので、

 

相手は必ず自分の考えを答えなければならなくなるのです。

 

 

 

 

〇以上です。

 

いかがでしたか。

 

否定しないコミュニケーションを使うことによって、

 

対話はより豊かなものになるでしょう。

 

その結果、より良い人間関係を築くことができるでしょうし、

 

また、たくさんのアイデアが生まれ、

 

能力をさらに開花させることができるのではないでしょうか。

 

目の前の人と丁寧に向き合っていけたらいいですね。

 

 

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

次回はまた新しい1冊をご紹介したいと思います。

 

それまで、お元気でお過ごしください。

 

それでは、さようなら。