かいたん☆かいたん 八ヶ岳縄文人への道


今日、同僚から見せてもらったチラシです。世田谷区八幡山にある自分のアパートの部屋に投げ込まれていたそう。

福島の瓦礫撤去の仕事。1日四時間で2万7千円也!但し、2カ月限りで、しかも40歳~70歳までに限るとのことです。

瓦礫は瓦礫でも、福島第一原発20キロ圏内の瓦礫撤去の作業なんですね!

まさに放射能の危険と隣り合わせでの作業。

この金額が高いか、低いかは何とも言えないところです。ただ言えるのは、実際に国から払われている金額は、この実額よりもはるかに高いこと。どのくらい手配師に取られていることでしょうか。

しかも、この業者も孫請けかも!原発の仕事はいつになっても、構造として変わっていませんね!

それに現状での放射能によるガンのリスクがほぼないと言われる40歳以上が対象とは、開いた口が塞がりません!

場所によっては、かなりの被爆が予想されるはず。安全対策は本当に大丈夫なのでしょうか?

でも、誰かがやらなければならないのも事実!今回ばかりは、誰も傍観者でいることはできません。少なくとも、その作業者が受けるリスクの痛みに対して、想いを馳せることくらいはしないと…

そうした時に社会の底辺に生きる人たちが駆り出されるのは、何とも忍びないことです!

私の親戚でも、定年退職後に東海村の原発の作業にアルバイトで行っていた人がいます。この人の場合は別にお金に困ってでなく、小遣い稼ぎだったそうですが、曾孫請けくらいの仕事でも、いいお金になったと言ってました。

だから、大阪の釜ヶ崎や東京の山谷から、たくさんの日雇い労働者が、バスで連れて来られていたそうです!


暑い時期は、防護服も面倒くさがって身に付けない人も多く、よく作業後の線量検査でヒゲや髪の毛、脇毛、それに下の毛も剃られる人もいたとのこと。

そんな労働者たちは、ある一定期間過ぎると、またバスで次の原発に運ばれていかれたそう。まさに原発ジプシーの世界です。

いま、その世界がより身近な事になって来ているにもかかわらず、未だに水面下のようなところで事が進行していることに、原発の不透明さを感じざるを得ません。

原発がなくならない限り、こうした人間の命を格付けするような社会はなくならないでしょうね。