ミステリー専門劇団回路R ~ 回路R人のブログ -4ページ目

ミステリー専門劇団回路R ~ 回路R人のブログ

回路Rは、ミステリー、サスペンス作品を芝居と朗読で製作している劇団です。
メンバーの活動や、稽古日誌、公演後記などを綴っています。
2023年10月より金田一耕助シリーズ「不死蝶」にて、有観客での舞台公演も再開いたしました。

どうも!団長です。

連投5投目です。

夏休みの間に書こうと思っていたら、間に合わなかった…

あと少しだけお付き合い下さい。


さて、いよいよ稽古初日を迎えた所から戻ります。

台本もギリギリ間に合った6月7日。

出演者13人揃ってのリモート稽古の開始です。


最近の朗読サスペンス劇場に出演してくれているメンバーがほとんで、今回初参加組は山田純氏・三浦義和氏・森山直弥氏の3人。

実際に会って同じ空間で稽古をするのとリモートでの稽古は感覚が全然違い、なかなかテンポが掴めないので慣れるまで時間がかかる。


個々の自宅ネット環境や機器の状態によって配信の状態が悪くなる事もしばしば。しかもその日によって異なる。


衛星中継みたいに後からセリフが聞こえて来たり、宇宙と交信してるみたいに、途切れたり…

急に声が聞こえなくなったと思ったら、落ちてしまって画面から姿が消えている。なんて感じで。


どうゆう原理かよくわからないのだけど、聞こえずに固まったと思ったら、突然テーブの早回しのような感じで、固まっていた間に喋っていたであろうセリフがとんでもない早口で聞こえて来る。


これには笑ってしまうけど(笑)


なので稽古をしていても、ある程度掛け合いをする相手の間を想像で進めて行く感じになるのです。


あまり良いとは言えない環境の中、稽古を進め、7月23日、いよいよ稽古場集合!


☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


と思いきや、団長濃厚接触者という連絡あり、まさかの団長と副団長リモート…




そして8月7日…とうとう、とうとう全員揃う事が出来たのです!

最初で最後の全員揃った立稽古!✨





みんな衣装を着て、音楽も琴も入ると本番間近である事を肌で感じる。


そして、本番当日。

この日に証明有効期限を合わせて受けたPCR検査も、全員陰性だった。これで大丈夫。

あとは雨。

大荷物での移動。雨になりませんように…


願いが通じたのか、往復の雨は免れました。

神様ありがとう!!


少し早く現場に到着。

なんだか久しぶりの感覚でドキドキワクワクする。


スタッフの方々にご挨拶をし、早速打ち合わせが始まる。

劇場の時とはタイムテーブルの流れも異なり現場に入るまでは少々不慣れな環境に不安もありましたが、あさがやドラムさんのスタッフの方々が細やかに色々ご対応下さったおかげで、本番を安心して迎えられる事が出来ました!


今回色々忙しくて出演は出来なかった服部団員も、本番までの時間に顔を出してくれたので、こちらも2年半ぶりの再会。顔見ると安心します^ ^


そしていよいよ無観客LIVE!


どんな感じになるのかと思っていましたが、探偵堂さんが見てて下さったおかげで、やはり稽古とは違う空気に変わり、LIVEといういい緊張感を保つ事が出来たと思います。


今回、「本陣殺人事件」を朗読するにあたり、嬉しいという気持ちだけではなく、すごく大きなプレッシャーがありました。

有名な作品であればある程、皆さんそれぞれが作品に対する思い入れがあり、大事にされている事だと思います。

だからこそ、この「本陣殺人事件」を知っている人も知らない人も皆さんに、ちゃんと楽しんで頂ける作品をお届けしなくてはいけない。

その上で我々らしく。


ご視聴頂いた皆様にたくさんのありがたいご感想を頂き嬉しい気持ちの反面、今後も見続けたいなと思って頂けるよう、もっともっと我々も精進し、20周年に向けて歩みを進めて行かねばという、改めて気を引き締める機会となりました。


8/22のアーカイブ終了まであと5日、まだご視聴可能です。

是非、この思いの詰まった作品、観てやってください。












どうも!団長です。

連投4投目。


さて、今回は告知関係について少し。


3月末の段階で探偵堂さんより、早ばやと送っていただいたキービジュアル。

林団員、そして団長(劇団)の思いを汲み取って下さったステキな作品に仕上げていただきました♫


そのキービジュアルを元に、今度は劇団の宣伝美術担当・服部団員が、完全なフライヤーへと仕上げて行きます。


まずはweb広告用の横版を先に、KADOKAWAさんへ使用に問題が無いかを確認。

OKを頂けたので、こちらは早々に告知用としてwebで公開。


次はフライヤー。

裏面のデザインは服部団員が担当。

公演の詳細情報、出演者、掲載文と、探偵堂さんからご提供頂いた写真素材を送り、それらを元にデザインを考える。


表面のキービジュアルとかけ離れないよう、服部デザインの裏面が融合されるフライヤー。


どんなデザインになっているのか、ワクワクです。

そしてついに送られて来た完成版のフライヤー!

表裏一体の素晴らしい出来上がり✨







文字チェックなど繰り返し、6月の末にKADOKAWAさんにまたまた確認を行い、7月に入り印刷へ!


今回使用する紙は、デザインを見た時点で「厚くて艶のない質感」のイメージ。

服部団員にその旨を伝え、それに合う印刷用紙を選んでもらいました。


そして、届いたフライヤーの仕上がりは…

完璧!!!✨


まさにイメージ通りのものが完成!

すぐに出演者全員に事前に聞いていた枚数を郵送してフライヤーの配布を開始。


今回キービジュアルだけでなく、この告知の部分でも探偵堂さんには多大なご尽力をいただきました。

おかげさまで今まで以上に、多くの方に回路Rの存在を知っていただく機会になりました。

改めて感謝を申し上げたいと思います。


西浅草黒猫亭さんなど、起きチラシにご協力頂いた他店舗様にも感謝申し上げます。

ちなみに、ステキなマダムが待つ黒猫亭さんには、林金田一自ら持参しておりました^ ^


林団員にとって黒猫亭さんにて金田一の姿で過ごす時間は、金田一を演じる上でとても重要な要素でもあるようです。


7月中旬にようやく頭を悩ませていたPVも完成。

1分以内の動画ですが、なかなかイメージが固まらず、早く作らねば!と気持ちが焦るばかりで、編集ソフトを開いてもどこから手をつけていいのか作業が全然進まない…団長、思考停止(笑)


それでも遅い仕上がりとなりましたが、なんとかイメージを壊すことなく7月下旬に完成!

自画自賛!(笑)


これで今回の宣伝材料は全て揃い、また山陽新聞さんにインタビュー記事を掲載頂ける事も決まり、改めてお届けする作品の重さに気を引き締めるのでした。



続く



★金田一アーカイブ販売中

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どうも!団長です!

連投3投目!


さて、前回キャスト決定について書きましたが、全てのキャスティングが決まったのが5月。

3月にチラシ表面のデザインも決まり、裏に掲載する販売ページなどの情報を取得しなくては…

と登録を始めようとしたのですが、大変な事が判明!


Σ(゚д゚lll)


ライブ配信が出来る、あるチケット販売サイトを使用し、配信は外部サービスを接続。

しかしここが落とし穴でした。

youtubeは有料配信出来ないので、vimeoを使おうと思っていたのですが、vimeoのLIVE配信ができるプランは年額払いだったのです!!!


♫テテテッテテテッテーテー!

((((;゚Д゚)))))))


ダメだ、毎月やるわけでもないのに10万は払えん…

 

そこからまた検索を開始。

どれだけの方が見てくださるかわからないのに、大風呂敷を広がるわけにはいかない…

なのでまずは無料で使用できる事が大前提。


不死蝶が復活出来るかどうかもこのLIVEにかかってる、極力予算を抑えて抑えて…


そして、ひとまず大手のチケット販売サイトで、無料で使用できる所を見つけたので、速攻連絡。

担当者とのやり取りのあとこちらを使用させて頂く事にしたのですが、これがまた色々ありまして…


大手だけあってかなり細かい…

配信知識の浅い団長が間に入っているので、配信テストなどあさがやドラムさんにも多々ご負担をおかけしてしまい…本当に申し訳なかったなと💦


そんなこんなで思っていた以上に本格的過ぎて準備にも手間がかかるため、もう一度再検討。


実はツイキャスも最初から候補に出てはいたのですが、回路Rのお客様はご年配の方も多く、SNSに不慣れな方が多いため、SNS代表格のひとつであろうツイキャスと聞いただけで、視聴を諦めてしまわれる方も多いと判断し、除外していたのです。


ですが、配信方法と言う事だけを考えるとツイキャスが一番手っ取り早い。

団内でもう一度協議の結果、ようやくツイキャスプレミアムという事で落ち着きました。


ε-(´∀`; )ほっ



5月に入り、順調に書き進められているのだろうと思っていた台本。

もう後半に突入という頃に進捗を確認すると


「まだ、俺(銀造)登場した所」


冒頭?…えっ、冒頭⁉︎

まさかの冒頭でした(笑)


わかる、わかるよ。

いや実際には、生みの苦しみは生むことができる人にしかわからないけど、いくら原作ありきとは言え、1冊の本を2時間弱に纏めなくてはいけない事が大変なのは十分わかる。


でも!

稽古開始は6月から。

森本からは台本がメールに直接書かれた状態で分割して送られて来るため、これをwordで台本形式にする作業を行い確認後印刷して郵送する時間を考慮すると、もう悠長な事は言ってられない(ノ_<)


再び森本の尻を叩く日々再開。

そして6月3日、ようやく最後のメールが到着。

稽古初日は6月7日!


猛ダッシュで作成しデータ組には先に送り、郵送組には人数分印刷してクリックポストで発送!


良かった間に合った!

なんとか稽古初日にはみんなの手元には届く^ ^

ひと安心♫


6月5日、木村刑事役の森山くんが、zoomは初めてとの事で、接続テストの為zoomで久しぶりの再会。


元気だった?なんて近況報告してる中で発覚。

「台本まだ届いてないです」

「おかしいねぇ…ウチから近い方なのにね」


と言った所で一瞬頭によぎった。

「ん?モリヤマンの住所書いた記憶がない…」


「ごめん!間違えて門杉くんに送ったわ!」 


なんてこった!

翌日、雨の中最寄り駅まで受け取りに来てくれて、なんとか全員の手に渡りました。

モリヤマンごめんね、ありがとよ…σ(^_^;)


そして待ちに待った稽古初日を迎えるのです。




続く





という事で、団長です!
連投、2投目!

こうやって公演後期を書くのも随分久しぶりです。

劇団の記録、覚えてるうちに書いとかないと忘れそうなのでお付き合い下さい^ ^


15周年なんですよねぇ…その年に生まれたお子さんはもう中三になってるということですもんね。

早い💦


遡ること9ヶ月前。

「来年の15周年には、いつものリモート配信とは違う形で配信をしたいなぁ…」


そう考えた時、ただ漠然と無観客のライブ配信というのが頭に浮かんで来ました。


でもまだコロナは続きそうだし、いつどうなっているかわからない。答えを出すには慎重に…


年末の会合で団員に意思を伝えた所、林団員から『本陣殺人事件』の提案、今横溝作品で朗読をやるなら『本陣殺人事件』と考えていた森本副団長と一致し、作品が決定。


そして年が明け1月。

上演申請のため、まずは会場と配信方法を決めねばならず、毎日PCと睨めっこ。

何せLIVE配信は初めてだった為、どうやって配信するのか、必要な機材、セッティング方法、どこに頼めるのか、どこの会場ならやれるのか…全く未知の世界。

限られた予算内で何がベストなのかを毎日毎日検索する日々…


そして2月頭、ようやく見つけたライブハウスのあさがやドラムさん。



配信機材も揃っていて、カメラやセッティングを含む配信をお願い出来る。


最初は今まで使わせて頂いた劇場やレンタルスペースなどでやる事を前提に考えていたのですが、そうなると自分達で配信を請負うカメラ業者に外注するしかなく、セッティングもオペレーターもお願いするとそれだけで予算オーバー。


なので、あさがやドラムさんと出会えなければもう探す事に疲れ果て、断念していたと思います(^^;;


下見をさせて頂き、色々お話しを伺って小屋を決定!

その直後に探偵堂さんがキービジュアルを作って下さる事も決定!心強い!✨


どのプラットフォームを使用して配信するかも吟味に吟味を重ねてなんとか決定!

続々と詳細が決まっていざ申請!

あとは結果を待つのみ!


ε-(´∀`; )


そして申請の結果連絡を待っていた2月下旬。

ずっと頭の中で燻っていた事が…


「やっぱり生音使いたい」


がしかし、プロのお琴奏者の方にお願いする予算はなし、ちょっとだけご協力いただける琴を弾ける人を探すのは難しい。だったら、元々ずっとやってみたいと思っていたし、もう自分でやろう!


という事で、またまた検索に検索を重ね、

「ここだ!」

というお教室を発見。

とりあえず、体験教室へ行ってみました。


ですが…


「ダメだ、お琴高くて買えないんだ!無理だ…」


なんて思っていたら幸いお貸し頂けるとの事で、「GO!GO!」と頭の中でヒロミ・ゴーが猛プッシュ。

即決でした(笑)



4月から始める事を決めた数日後の3月頭、いよいよ許諾のご連絡が!


やったぁー!!!


再び林金田一の活躍が決定。

早速探偵堂さんにも許可が下りた事をご報告、その後探偵堂さんの方からは着々とキービジュアル案を送っていただき、コチラは早々と決まって行きました♪

これでようやく一安心…


と思いきや、いやいや、ここからがまた大変なのですよ…台本です。


早く台本書いてー!

キャスティング、どうするの⁉︎

早く決めないとオファー出来ないよ!


と、森本副団長の尻を叩く日々が始まりました。

森本は書き始めるまでがとても長い。

書き始めると結構一気に書いていく方ではあるのですが、それまでは全て頭の中でパズルのようにシーンやセリフを一番いい状態に組み立て、時代考証を調べに調べてようやく書き始める。

でも書いてる途中で書いてるものよりいいものが降りて来た時には、途中まで進んでいても初めから書き直す事もあるので、ヒヤヒヤしますけど…


今回は必要な役どころは決まっているし、ましてや原作の役どころを忠実にという事になると、全てのキャスティングが決まらないと台本は書き進められない。スケジュールが合うかどうかも大事ですが、何を置いても役のイメージに合っているかどうかが一番重要。


今回、どうしてもこの役をやってもらいたいけど、もう随分ご無沙汰しているし、受けてもらえるだろうか…と、森本が悩みに悩んで声をかけた役は賢蔵の山田純氏。


返事をもらえるまでドキドキでしたが、山田くんが引き受けてくれる事になり、これで森本の願うキャストは揃いました!

ここからはもう森本が書き終えるのを待つのみ。


そしてその間に、また別の問題にぶつかる訳です。。。


続く。










どうも!

団長です。


回路R旗揚げ15周年企画

朗読サスペンス劇場Special

名探偵 金田一耕助『本陣殺人事件』

無事にライブは終了いたしました!


今回の旗揚げ15周年記念企画としてLIVEを行うにあたり、改めましてご協力・ご尽力いただきましたKADOKAWA様、あさがやドラム様、山陽新聞様、探偵堂様をはじめ、携わってくださった方、応援してくださった全ての方々に感謝いたします!

誠にありがとうございました!


20周年に向けて、まだまだこれからも精進して参ります。


今回の『本陣殺人事件』LIVE動画は、8/22までアーカイブ配信しております。

まだまだご購入頂ける期間中ですので、ぜひこんな動画があるよ!とお声かけいただけると幸いです!


よろしくお願いいたします!


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