『本陣殺人事件』公演後記① | ミステリー専門劇団回路R ~ 回路R人のブログ

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回路Rは、ミステリー、サスペンス作品を芝居と朗読で製作している劇団です。
メンバーの活動や、稽古日誌、公演後記などを綴っています。
2023年10月より金田一耕助シリーズ「不死蝶」にて、有観客での舞台公演も再開いたしました。

という事で、団長です!
連投、2投目!

こうやって公演後期を書くのも随分久しぶりです。

劇団の記録、覚えてるうちに書いとかないと忘れそうなのでお付き合い下さい^ ^


15周年なんですよねぇ…その年に生まれたお子さんはもう中三になってるということですもんね。

早い💦


遡ること9ヶ月前。

「来年の15周年には、いつものリモート配信とは違う形で配信をしたいなぁ…」


そう考えた時、ただ漠然と無観客のライブ配信というのが頭に浮かんで来ました。


でもまだコロナは続きそうだし、いつどうなっているかわからない。答えを出すには慎重に…


年末の会合で団員に意思を伝えた所、林団員から『本陣殺人事件』の提案、今横溝作品で朗読をやるなら『本陣殺人事件』と考えていた森本副団長と一致し、作品が決定。


そして年が明け1月。

上演申請のため、まずは会場と配信方法を決めねばならず、毎日PCと睨めっこ。

何せLIVE配信は初めてだった為、どうやって配信するのか、必要な機材、セッティング方法、どこに頼めるのか、どこの会場ならやれるのか…全く未知の世界。

限られた予算内で何がベストなのかを毎日毎日検索する日々…


そして2月頭、ようやく見つけたライブハウスのあさがやドラムさん。



配信機材も揃っていて、カメラやセッティングを含む配信をお願い出来る。


最初は今まで使わせて頂いた劇場やレンタルスペースなどでやる事を前提に考えていたのですが、そうなると自分達で配信を請負うカメラ業者に外注するしかなく、セッティングもオペレーターもお願いするとそれだけで予算オーバー。


なので、あさがやドラムさんと出会えなければもう探す事に疲れ果て、断念していたと思います(^^;;


下見をさせて頂き、色々お話しを伺って小屋を決定!

その直後に探偵堂さんがキービジュアルを作って下さる事も決定!心強い!✨


どのプラットフォームを使用して配信するかも吟味に吟味を重ねてなんとか決定!

続々と詳細が決まっていざ申請!

あとは結果を待つのみ!


ε-(´∀`; )


そして申請の結果連絡を待っていた2月下旬。

ずっと頭の中で燻っていた事が…


「やっぱり生音使いたい」


がしかし、プロのお琴奏者の方にお願いする予算はなし、ちょっとだけご協力いただける琴を弾ける人を探すのは難しい。だったら、元々ずっとやってみたいと思っていたし、もう自分でやろう!


という事で、またまた検索に検索を重ね、

「ここだ!」

というお教室を発見。

とりあえず、体験教室へ行ってみました。


ですが…


「ダメだ、お琴高くて買えないんだ!無理だ…」


なんて思っていたら幸いお貸し頂けるとの事で、「GO!GO!」と頭の中でヒロミ・ゴーが猛プッシュ。

即決でした(笑)



4月から始める事を決めた数日後の3月頭、いよいよ許諾のご連絡が!


やったぁー!!!


再び林金田一の活躍が決定。

早速探偵堂さんにも許可が下りた事をご報告、その後探偵堂さんの方からは着々とキービジュアル案を送っていただき、コチラは早々と決まって行きました♪

これでようやく一安心…


と思いきや、いやいや、ここからがまた大変なのですよ…台本です。


早く台本書いてー!

キャスティング、どうするの⁉︎

早く決めないとオファー出来ないよ!


と、森本副団長の尻を叩く日々が始まりました。

森本は書き始めるまでがとても長い。

書き始めると結構一気に書いていく方ではあるのですが、それまでは全て頭の中でパズルのようにシーンやセリフを一番いい状態に組み立て、時代考証を調べに調べてようやく書き始める。

でも書いてる途中で書いてるものよりいいものが降りて来た時には、途中まで進んでいても初めから書き直す事もあるので、ヒヤヒヤしますけど…


今回は必要な役どころは決まっているし、ましてや原作の役どころを忠実にという事になると、全てのキャスティングが決まらないと台本は書き進められない。スケジュールが合うかどうかも大事ですが、何を置いても役のイメージに合っているかどうかが一番重要。


今回、どうしてもこの役をやってもらいたいけど、もう随分ご無沙汰しているし、受けてもらえるだろうか…と、森本が悩みに悩んで声をかけた役は賢蔵の山田純氏。


返事をもらえるまでドキドキでしたが、山田くんが引き受けてくれる事になり、これで森本の願うキャストは揃いました!

ここからはもう森本が書き終えるのを待つのみ。


そしてその間に、また別の問題にぶつかる訳です。。。


続く。