ガイハ日記。 -7ページ目

ガイハ日記。

ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

【あらすじ】
危うく『書いて書いてマニープリーズ』詐欺に引っかかりそうになったG&P。
貧乏人にはセントを寄付する余裕もないのであった。


13時半。
柴崎一家もホテルに到着し、チェックイン時間も過ぎた為、ガイハ達も宿泊先に向かう事に。


とその前に、お土産を早々調達。
だって悩むのも面倒…


帰国日に空港まで届けて貰えるサービスを利用し、任務完了。
センターでの用事も無事済み、バス停に向かおうとすると、背後から日本人スタッフの声。


ス『すみません、忘れものです!』


『OLIOLIカード』でした。
そう、所構わず忘れ物をするガイハ。
鍵は財布はもちろん、年3枚ペースでパスモを無くし、何を隠そう日本を旅立つ前もSuicaを無くして来たばかりの落し物大王。

さっそくやっちまった!
やっちまったなクールポコ!
このペースなら次はドルか。
はたまたパスポートか!?


ウケる。


いや笑えない!!
パスポートを無くしたら帰れない!


カードを慌ててポケットにしまい(落し物コース)、トロリー乗車。
全面オープンエアーの為、油断をしていればいつぞやの時の様にデジカメや財布を落としかねません。

地図を片手に、英語案内に耳を欹てるふたり。


乗『Hotel Ilikaiー!』
G『イリカイ?どこだ?あっここか!』


その様な調子で、地図に注意をとられていると


P『うぉぉ!!』
G『わっ!!』


ガタン!!


一瞬、横転したのではないかと思う程、傾くバス。
その勢いで柱に身体を強打するガイハ。


G『いてて…』


どうやら何かに乗り上げた模様。
青ざめた様子で、驚きを隠さない日本人客。
しれったとした様子で、何のアナウンスも無しに運転を続ける運転手。

どうやらハワイでは日常茶飯事なのかも知れません。


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風が強すぎて帽子も飛びそう。


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風が強すぎて髪も飛びそう。


20分程して最寄のバス停に到着。

宿泊先である『Sheraton Princess Kaiulani』に向かう途中、建物隙間から海岸線を見渡すと透き通る様に真っ青な海・海・海。


P『早く泳ぎてぇ!』


はやる気持ちを抑えつつ、ホテルに入り片言の英語でチェックイン。


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部屋番号は『590』。
ひとまず、柴崎一家の元に挨拶をする為に、BenBenの泊まるホテルに向こうと準備をした時、一通のメール。


B『いま家族全員でアラモアナセンターでショッピング!あとで合流しよう!』


完全なすれ違いでした。


まさか『また後で』が半日以上先になってしまうとは!?
もうこれは会えないかも知れない…。


というわけで

G『よしっ!泳ぎに行こう!!』

【あらすじ】
ハワイ初の食事で、英語が全く受け入れられなかったガイハ。
『Twelve』を『Twenteen』と連呼していれば、至極当然の事なのであった。


空腹も満たされたので、再び『アラモアナセンター』へ。

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すると褐色の男女が『Japanase?』と尋ねながらやって参りました。


ここのスタッフなのか、思わず『イエス』と答えるガイハ。
すると、バインダーを取り出しここに署名をするように求める2人。

1枚目には欄ぎっしりに日本人の名前とその横に謎の数字。
20代が多いのでおそらく年齢か。


よくわからないので『山田太郎』と四番捕手を気取り、理想もこめて25と記入。
いったい何の署名なのか。
まぁ偽名だし…

とその場を立ち去ろうとすると


男『Oh Please!』


男が2枚目の紙をめくると寄付の文字。


詐欺だ!
英語のわからない日本人を狙ってサイン詐欺だ!


G『No!!』


よくわからない状況によくわからない感じになり、ぴっぴを置いてよくわからないままダッシュで逃亡。
その様子を見たぴっぴも事態に気付いた様子で追いかけるようにダッシュ。
危うく騙されるところでした。


※騙されるガイハもガイハです


もう柴崎家と会える気配がしない為、翌日の結婚式に備えてアロハを調達する事に。
まずは3階へ。
そして外のフロアに抜けようと扉を開けようとすると


G『固い…』


なんとか力づくで開く事は出来たのですが、閉め様とすると反対側から力がかかりなかなか閉まりません。


P『固ぇ!!』


強引に扉を閉めるぴっぴ。
これが海外なのか!
やはりアメリカ人の強靭な力はこういった日々のトレーニングから培われているに違いない!!
とそのパワーの秘訣に思わず唸るふたり。


ところが

よくよく壁の下の方を見ると、丸いボタン。


G『…』
P『…』

自動ドアでした。


適当にセンターをぶらつき、アロハ屋さん発見。

店内を物色していると

店『ヨカッタラキテミテネ!』


気さくな日系人のおばさんのおかげで、気負う事無く買い物が出来、無事白の花柄のアロハシャツとサンダルと購入。
とその時、BenBenからメール。


B『到着した?兄貴たちはホテル着いて、今合流したよ』


完全にすれ違いでした。

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【あらすじ】

入国審査で無事、ハワイに受け入れられたG&P。
『なんとかなる』と理由無き自信に満ち溢れながら、ホノルルの地に足を降り立つのであった。


エスカレーターを降り、トランクを受け取った後にJTBカウンターへ。
ここでも柴崎一家にめぐり合う事が出来なかったので、荷物を預けた後に身分証明代わりの『OLIOLIカー

ド』等を受け取り、2階のバス乗り場へ。


15分程待ち、送迎バス到着。
当然車内は日本人のみ。
そしてJTBの係員によると、JTBツアー初心者の人間はこのままホテルには向かわず『アラモアナセンター』で行われる説明会に参加しなければならないとの事。
おそらく柴崎一家も先に向かっていると思われるので、センターに向かう事に。


マクドナルド…
セブンイレブン…
サブウェイ…
マツダ…
そして、後ろ姿でそれと分かる日本人のおばさん集団…


バスから覗く外の景色は日本とほぼ変わらず。
通りも日比谷辺りとたいして変わらないような…。
強いていうなら右側通行な事くらい。
ハワイに来た感が…



20分程走り『アラモアナセンター』到着。


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説明会まで15分程、時間があったのでぴっぴは外で一服。


そして会場へ。


またも柴崎一家を発見出来ず、学校の授業を思い出す様な眠気いっぱいの昏睡状態に睡眠薬を盛るような長々とした解説を右から左に華麗にマタドールの如くいなし、時刻も12時になろうとしていたので昼食を取る事に。
センターの向かいに『ケンタッキーフライドチキン』を発見したので、ハワイはじめての食事は海外仕様ケンタに決定。


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30カウントの信号を渡り、ドアを開けると店内にはいかにもゴスペルの上手そうな大柄の黒人女性店員が3人。


店『アロハー』
G『アッアロハ…』


はじめての海外の雰囲気に若干戸惑いつつも、メニューを確認。
当然全て英語表記で中身がわからないので、写真で判断をするしかありません。
さすがアメリカ、チキンが10本以上入っているセットなどもあり全体的にボリューム満点、ほどほどに食べられそうだったのが『12番』のチキンバーガーセットだった為、単品のフライドチキンと合わせて注文する事に。


G『あ…とぅえんてぃーんぷりーず!!』


すると


店『はん?』


明らかに『なんだこの馬鹿は?』といった表情でガイハの顔を覗きこむ褐色の店員。


何なのだ。
12だ。
12だと言っているだろう!?
何故伝わらないのだ!!
馬鹿はいったいどちらだというのか!?


G『でぃす!でぃす!』


やけくそで『This!』を連発し、『あー?』とため息交じりのレジを打つ店員。
そしてチキン1本を追加しオーダー完了。

するとトレイにボンっとコップを置き、無言で去っていきました。

さっきから何なのだこの接客は。
日本ならクレームもの。
おそらく馬鹿な観光客には馬鹿に似合う対応しか出来ないという事なのだろう!
許せん!実に許せん!!

ところが、先に会計を終えたぴっぴを見ると、コップにサイダーを注ぐ仕草。
セルフサービスでした。



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暫く待っていると、セットが到着。


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何故かチキンが2本でしたが、美味しかったので全て許す!


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だって海外だものね!


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※後日談
日記を書きながら調べていたら、12はTwenteenではなくTwelveでした。
本物の馬鹿はガイハでした。

【あらすじ】

付け焼刃の英語で全くコミュニケーションを計れなかったガイハ。
日本人として闘う事を誓うのであった。


数時間後、朝食の案内で起こされるガイハ。
結局、寝たり起きたりの繰り返しで2-3時間しか眠る事が出来ず、膝と痛みと合わさって不快倍増。


G『…はぁ。』


ハワイ時刻では朝7時。
という事は残り2時間でホノルルの地に降り立たなければなりません。


朝食の時間。
パンにジュース等、僅かな食料が供給されるも写真を撮り忘れる程の眠気で口につけず。
いっそこのままホテルのベッドまで搬送しておくれ!


それから程なくして、耳鳴りと頭痛に耐えながらハワイ上陸。
顔も洗えず、髭も反れず、外タレの来訪ならさぞかしがっかりされる“いでたち”で飛行機を降りるガイハ。
先に降りた柴崎一家を探すも、立ち止まれるような雰囲気ではなかった為、出口付近で集合出来ると見込み、先を急ぐ事に。


一旦外に出た後、ぎゅうぎゅうのバスに乗り、別フロアでいよいよ入国審査。

ところが、飛行機を降りたのが遅かった事もあり、大行列。

20分程並び、あと残り半分くらいとなったところで、係員に『こちらに来い』というようなジェスチャーを受け、訳も分からぬまま隣の列へ。
よく見ると、先ほどの列よりこちらの列のほうが人が多い!!
しかも背後には“次の便”の人々。


まさにアウェーの洗礼でした。


そして、緊張の入国審査。

1-7までブースは7つ。
それぞれひとりひとり呼ばれるのを待ちます。


1番は肌の黒い強面の審査官。
どんな事があっても1番は避けなければなりません!


審『Please come…』


呼ばれたのは…


1番!

終った…


審『May I see your passport?』

G『イエスイエス!!』


ビクビク…


よくわかりませんが、パスポートと言われたのでパスポートを提出。


審『What's the purpose of your visit?』

G『さいとしーいんぐ!』


ビクビク…


よくわかりませんが、恐らく目的以外聞かれないだろうと思い、適当に返答。

写真を撮られ、指紋採取。


審『アリガトウゴザイマシタ!』


あっさり通過。
実は良い人でした。


ところが、隣のブースで審査を受けていたぴっぴがなかなか出てこず。

いったい何があったのか。

パスポートか。
急増パスポートで疑われてしまったのか!?

英語か。
英語がわからず思わずファ○クと答えてしまったのか!?

もしや髪…


ようやく、通過。

P『いや、滞在先を聞かれてホテルの名前を知らなかったんだ…。』


宿泊先すら知らない男がここにいました。



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【あらすじ】
エコノミー席のあまりの窮屈さに思わず膝を抱えたG&P。
あまりの窮屈さに抱えた膝も元に戻せないのであった。


日本時間、22時近く。
ようやく機内食の時間。


デルタ航空の為、殆どのCAがアメリカ人。
というわけで


C『Beef or chicken?』
G『ぶぃーふ!』


ほらっ通じた!
英会話なんてこんなものなのだ。
考え過ぎるからコミュニケーションが取れなくなるだけ。
実際はこんなにも容易いものなのさ!


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続いて、ドリンク。


C『Would you like something to drink?』
G『とぅーびあーぷりーず!』

C『Sorry??』


!!


G『とぅーびあー!!』
C『ビールデスカ?』



ガイハの発音では全く理解されず、挙句の果てに片言の日本語で訂正される始末。
隣で爆笑するぴっぴ。
所詮中1レベルでした。


気圧の関係かなかなかビールが進まないものの、すぐさまおかわり。


C『ナニノミマスカ?』


何故かガイハにだけ日本語で尋ねるCA。
こいつは駄目だと思っているのか。
それは正しい!
だが正しいかここは男の意地で認めるわけにはいかぬ!

よし、それならリベンジだ。
こんなやつでもやる時はやるのだ!!


G『ビール頂戴!』


日本語返し!
もうこうなったらごり押すしかないのだ。
何故ならガイハは生粋の日本人。
完全純血に英語は必要ない!


C『OK!!』


あっさり…。



日本語で完璧に通じてしまった事に若干の釈然としない思いを抱えつつも、機内食を平らげ睡眠時間。
何せ21時出発の到着は現地時刻の朝9時。
ここで寝ておかなければ40数時間、完全徹夜となってしまいます!
いやむしろ明日の心配よりも足の心配。
少しでも気を紛らわせないとこの窮屈な痛みに耐えられなくなってしまうのだ!!

というわけで、アイマスクをし就寝。


就…


G『うーん…』



G『うーん…』



狭くて寝れない!

底なし沼の様なエコノミー地獄に陥れられたのであっ