【あらすじ】
危うく『書いて書いてマニープリーズ』詐欺に引っかかりそうになったG&P。
貧乏人にはセントを寄付する余裕もないのであった。
13時半。
柴崎一家もホテルに到着し、チェックイン時間も過ぎた為、ガイハ達も宿泊先に向かう事に。
とその前に、お土産を早々調達。
だって悩むのも面倒…
帰国日に空港まで届けて貰えるサービスを利用し、任務完了。
センターでの用事も無事済み、バス停に向かおうとすると、背後から日本人スタッフの声。
ス『すみません、忘れものです!』
『OLIOLIカード』でした。
そう、所構わず忘れ物をするガイハ。
鍵は財布はもちろん、年3枚ペースでパスモを無くし、何を隠そう日本を旅立つ前もSuicaを無くして来たばかりの落し物大王。
さっそくやっちまった!
やっちまったなクールポコ!
このペースなら次はドルか。
はたまたパスポートか!?
ウケる。
いや笑えない!!
パスポートを無くしたら帰れない!
カードを慌ててポケットにしまい(落し物コース)、トロリー乗車。
全面オープンエアーの為、油断をしていればいつぞやの時の様にデジカメや財布を落としかねません。
地図を片手に、英語案内に耳を欹てるふたり。
乗『Hotel Ilikaiー!』
G『イリカイ?どこだ?あっここか!』
その様な調子で、地図に注意をとられていると
P『うぉぉ!!』
G『わっ!!』
ガタン!!
一瞬、横転したのではないかと思う程、傾くバス。
その勢いで柱に身体を強打するガイハ。
G『いてて…』
どうやら何かに乗り上げた模様。
青ざめた様子で、驚きを隠さない日本人客。
しれったとした様子で、何のアナウンスも無しに運転を続ける運転手。
どうやらハワイでは日常茶飯事なのかも知れません。
風が強すぎて帽子も飛びそう。
風が強すぎて髪も飛びそう。
20分程して最寄のバス停に到着。
宿泊先である『Sheraton Princess Kaiulani』に向かう途中、建物隙間から海岸線を見渡すと透き通る様に真っ青な海・海・海。
P『早く泳ぎてぇ!』
はやる気持ちを抑えつつ、ホテルに入り片言の英語でチェックイン。
部屋番号は『590』。
ひとまず、柴崎一家の元に挨拶をする為に、BenBenの泊まるホテルに向こうと準備をした時、一通のメール。
B『いま家族全員でアラモアナセンターでショッピング!あとで合流しよう!』
完全なすれ違いでした。
まさか『また後で』が半日以上先になってしまうとは!?
もうこれは会えないかも知れない…。
というわけで
G『よしっ!泳ぎに行こう!!』