【あらすじ】
荷物検査を簡単にスルーする事が出来たG&P。
もはや存在自体がスルーされているに違いないのであった。
20時40分、『DL578』乗車。
チケットに書かれた席を探していると
M『よぉっ!』
G『あっ!』
目の前にまこっさん発見。
隣に座っている柴崎父・母にも会釈をし
M『また後で!!』
後ろに人が詰まっている為、ほんの1-2秒の挨拶を交わし、後ろの席へ。
座席は『3-4-3』の真ん中の右2席。
荷物を置き、腰掛けると
G『!!』
狭い!
なんだこれは!?
これがエコノミーというやつなのか!?
身体を動かす事が出来ないのはもちろん、膝を曲げるのが精一杯の座席間に加えて、足を少し伸ばすのがやっと。
もちろん足を組む事など出来る筈も無く、身長の高いガイハにとってはエスパー伊東の心境そのもの。
気分はもうエコノミー症候群。
エコノミー!ヘルプミー!!
21時半。
予定より遅れる事15分、離陸。
窓際の席から遠い為、景色も見れず、頭の中は足の痛みの事しかありません。
もはやエアクッションも焼け石に水。
ハワイに向かう高揚感も一気に吹き飛び…
G『降りたい…』
P『帰りてぇ…』
G『帰りもこれだよ…?』
P『もう嫌だ…』
G『…』
P『…』
まだ離陸間もないにも掛らず、既に帰りの心配で無言になるふたり。
ただただ憂鬱。
頭の照りもいつになくまぶしいwww
目が笑ってないwww
足は痙攣。
ハワイまで約6時間。
長くつらい戦いは幕を開けたばかりなのであった。