【あらすじ】
エコノミー席のあまりの窮屈さに思わず膝を抱えたG&P。
あまりの窮屈さに抱えた膝も元に戻せないのであった。
日本時間、22時近く。
ようやく機内食の時間。
デルタ航空の為、殆どのCAがアメリカ人。
というわけで
C『Beef or chicken?』
G『ぶぃーふ!』
ほらっ通じた!
英会話なんてこんなものなのだ。
考え過ぎるからコミュニケーションが取れなくなるだけ。
実際はこんなにも容易いものなのさ!
続いて、ドリンク。
C『Would you like something to drink?』
G『とぅーびあーぷりーず!』
C『Sorry??』
!!
G『とぅーびあー!!』
C『ビールデスカ?』
…
ガイハの発音では全く理解されず、挙句の果てに片言の日本語で訂正される始末。
隣で爆笑するぴっぴ。
所詮中1レベルでした。
気圧の関係かなかなかビールが進まないものの、すぐさまおかわり。
C『ナニノミマスカ?』
何故かガイハにだけ日本語で尋ねるCA。
こいつは駄目だと思っているのか。
それは正しい!
だが正しいかここは男の意地で認めるわけにはいかぬ!
よし、それならリベンジだ。
こんなやつでもやる時はやるのだ!!
G『ビール頂戴!』
日本語返し!
もうこうなったらごり押すしかないのだ。
何故ならガイハは生粋の日本人。
完全純血に英語は必要ない!
C『OK!!』
あっさり…。
日本語で完璧に通じてしまった事に若干の釈然としない思いを抱えつつも、機内食を平らげ睡眠時間。
何せ21時出発の到着は現地時刻の朝9時。
ここで寝ておかなければ40数時間、完全徹夜となってしまいます!
いやむしろ明日の心配よりも足の心配。
少しでも気を紛らわせないとこの窮屈な痛みに耐えられなくなってしまうのだ!!
というわけで、アイマスクをし就寝。
就…
G『うーん…』
…
G『うーん…』
…
狭くて寝れない!
底なし沼の様なエコノミー地獄に陥れられたのであっ