【あらすじ】
『また後で』から30時間後、6430キロ離れたハワイの地で再会を果たしたGPと柴崎一家。
『母を訪ねて3000里』を越えたのであった。
送迎バスに乗車。
チャペルは…
G『どこにあるの?』
P『知らないよ。』
G『えっ、まこっさんは聞いてる?』
M『全然。』
G『お母さん、聞いてます?』
母『何も知らないのよねぇ。』
誰一人知りませんでした。
まさにミステリーウェディング。
そもそもこの『GBP TOUR』、何1つ決まっていない…
いつの間にかフリーウェイに乗り、景色は一気に田舎に。
G『高速でも時速60キロまでしか出しちゃいけないんだね!』
P『…』
G『体感では80キロ以上出てる様が気がするよね!』
P『…』
G『バスだからかなぁ!』
P『…』
M『それキロじゃなくてマイルだよ!』
G『…。』
1時間程走り、チャペルに到着。
当たり一面、ハワイアンブルー。
まさに“海に囲まれた教会”。
程なくして、リムジン到着。
本日の主役たちとパパラッチ集団。
熱愛ですか?
交際宣言?
むしろBenBen視線でカメラ片手に群がるガイハ達を撮りたいw
そんな中、ひとり全く動じない男が一人…。
ぴっぴだ!
そもそもハワイに来て殆ど何も撮っていないような…。
『思い出は心の中に焼き付けておくものだ。』
さすが男の中の漢、ぴっぴ。
果たして本当に言ったかどうかは知りませんが、くさいぜこの野郎!
ただ臭いガイハとは正反対。
そして、新郎新婦リハーサルの為、客人は待つ事に。
全15人。
いくさん側のご家族に、柴崎一家、そしてふたりを知る上司2人に友人2人。
つまり友人はガイハとぴっぴのみ。
なんというか完全な場違い。
空気の読めないふたりでごめんなさい。
責任は全てBenBenが持ちます。ええ。
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20・30分と時は過ぎ…
『おかしい…いくらなんでも遅すぎないか。』
『ちょっと様子を見てみよう。』
…
『たっ大変!新郎・新婦が見当たらない!!』
『どういう事だ!?』
『いったい誰が…』
『いや我々は皆、この待合室に居たはずだ!いわばここは密室。誰もチャペルに向かえる筈が無いんだ!』
『いや、待て!何かトリックがある筈だ!そうか…これは!?』
陸の孤島で起きた新郎・新婦失踪事件。
そして次から次へと姿を消していく招待客。
はたして犯人はこの中にいるのか!
現代の『嵐の山荘モノ』ミステリーが今幕を開ける!!
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…等という展開がある筈もなく、30分後
ス『では、皆様チャペルにお越し下さい。』
いよいよ幕を開けた結婚式。
参加者を見渡し、わざわざ革靴を持参した事を著しく後悔したのだった。