男は育休を取るべきか? | 海上寮ブログ「今日ものんびり」

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千葉県旭市の、海の近くの精神科病院です。海上寮のことを紹介しつつ、気持ちが沈みがちな時でも何となく読むことができる、そんなブログを目指しています。海上寮(http://rosario.jp/kaijoryo/)もよろしくね。

 こんばんは、海上寮ブログ「今日ものんびり」です。

 

 「育休概論~育児休業を取得した男の人のお話~」

みなさまいかがだったでしょうか?

記事を書いた火起こし男(仮)さん、子育てで忙しい中、

奥さんに怒られなかったかな。

楽しく力のこもった記事、ありがとうございました!

見逃した方はこちらからどうぞ↓

       

 

 普段このブログを書いている中の人は、

出身は鹿児島です。

九州は男性が強い社会と言われますが、

その中でも鹿児島は別格で、

九州の他の県の人から恐れられるくらいです。

親戚が集まると、男性たちが盛り上がる中

女性が給仕する光景が当たり前のように見られます。

 

 男性は外で働き、女性は家の中にいるというのは、

男尊女卑と言うわけではなく、役割分担。

男らしさ、女らしさというのはあると思う。

女性が家を守れるようにするというのは、

男の甲斐性だったりもするわけです。

 

 そんな文化で育ちつつ、関東に出て来たわけですが、

大学生までは、男性も女性も一緒に学びます。

うちの学年のトップは女性だったし。

でも、そういう優秀な女性たちは、結婚して子供を産むと

仕事を辞めて家に入っていくのです。

(あるいは結婚をあきらめるか・・・)

 

 一方私たち男性の企業戦士たちは、

すっかり暗くなった病院で、夜1時ぐらいまで

毎晩仕事をしていたりする。そして思うわけです。

 

 仕事も家庭も、半々でいいじゃん・・・

 

 女性の社会参加率と出生率は、比例関係にあります。

下のグラフで女性参加率が低い国は、

イタリア、ギリシャ、スペイン、そして日本など。

何だか財政破綻しそうな国ばかり・・・

逆に北欧の高福祉国は、女性参加率も出生率も高いです。

 

 でもよく考えたら、これは当然だと思うんです。

男性は仕事だ、女性は家庭だなんて分けるより、

仕事だって2倍の人が関わった方が、いいアイディアが

出るだろうし、育児だって1人より2人の親が

関わった方がいい子育てにつながるはずです。

そして長い目で見ると、それが国力につながってくる。

 

 海上寮も正直、男性が育休をとれる部署と

とれない部署があります。その人が休むと

まわらない部署もあるんです。

本当は育休を取りたいけど取れない職員も

いると思うんです。申し訳ないです。

でもその人がいないとまわらないって、

危機管理の面でも課題ですよね。

 

 ちなみに、男性も女性が両方育休を取ると、

パパママ育休プラス制度の適応になり、

子どもが1歳2か月になるまで、実質手取りの8割の

育児休業給付金を受け取ることができます。

(画像は育児LIFEより)

 

 これからは日本も、もっと男性も育休を

取る社会になっていくでしょう。

海上寮もまだまだですが、育休を取りたいと

言われた時にきちんと育休を取ることができ、

職員にも子供たちの将来にも貢献できる、

そんな海上寮を目指していきたいと思います。