みなさんこんにちは、
海上寮ブログ番外編『今日もじゃぶくってる(旭弁)』です。
暑い暑い!けれど、今日も良い波(ビックウェーブ)が来ていてうれしい!
育休ブログなのに、まだ産まれたエピソードが
始まらないと嘆いているそこのあなた!
前回に引き続き、海上寮男性職員の私が、
育休、育児などについて、お話をしたいと思います。
第4話『嘆きの鼓動』
ある日、子供が産まれたのである。
(出産前後の感動秘話については、
『魁け!浜の育休男外伝(2019海上寮社)』[非売品]をご覧ください)
出産後の入院期間は4日程度、この入院期間中に、
育児に関わる知識や手技を身に付けなければならない。
私は仕事を終えた後、病院へ行き、
看護師さんの親切丁寧な指導を受けた。
看護師さんはやさしかった、
それは海上寮も同じであると、声を大にして言っておきたい。
そして、退院し、帰宅した。
初めてというものは、誰しも不安になる。
しかし現代は情報社会、情報は大きな武器になる、
と思っていたが誤算だった。
『新生児は18時間以上眠る』という情報を得ていたが、
それは一体誰のことを指していたのか。
うちの赤子のことは、どの教科書にも載っていないではないか。
精神科において、『睡眠』は非常に重要な意味を持つ。
それは赤子に関しても同様だと学んだ。
前述の18時間云々に関して、
うちの赤子はその半分も寝なかった。
トライアンドエラーの末、良眠を得るには、
空腹でないこと、おむつが清潔であること、
室温等の環境が整っていること、
精神的に安心していること、が重要なのだと知った。
しかし、簡単なようで難しい、
成功のカギはタイミングが握っていた。
例えば、授乳と排泄、この2つのタイミングが合っていれば、
連続した睡眠が得られるが、ズレが生じている場合は、
容易に睡眠が中断されてしまう。
授乳後、入眠したとしても、その30分後に排泄がきたら、
すぐに覚醒してしまう、といった具合に。
これは、精神保健福祉的に言うと、
自立支援医療(精神通院)の更新と、
精神障害者保健福祉手帳の更新時期がズレている場合に、
自立支援医療(精神通院)の有効期間を短縮し、
精神障害者保健福祉手帳の更新時期と合わせることにより、
同時申請が可能になる、ということと同じようなことである。
また、睡眠導入に関してもテクニックが必要である。
赤子は一人では寝ない。数十分は抱っこして、
寝かしつける必要がある。また、授乳やミルクを与え、
睡眠を誘う技術もある。
これは、精神科的に言うと、眠剤の頓服と似ている。
寝たとしても、昼夜関係なく、2~3時間おきには起きるため、
その都度、授乳、ミルク、抱っこ等を行う。
親の睡眠はめちゃくちゃになるのだと知った。
疲れてくると嘆きたくなる。抱っこは横揺れがいいのか、
縦揺れがいいのか、4ビートがいいのか、
8ビートがいいのか誰か教えてほしい、と。
そして、いつしか、「ミルクを頓服、じきに満腹、
できるか一服、たまには欲しいよ親への忖度」などと
縦揺れで呟いてしまうのだった。
次回、感動のビックウェーブ!もう涙が止まらない!