「育休概論~育児休業を取得した男の人のお話~」④ | 海上寮ブログ「今日ものんびり」

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千葉県旭市の、海の近くの精神科病院です。海上寮のことを紹介しつつ、気持ちが沈みがちな時でも何となく読むことができる、そんなブログを目指しています。海上寮(http://rosario.jp/kaijoryo/)もよろしくね。

 みなさんこんにちは、海上寮ブログ番外編

『今日もしょあっかあんめぇよ(旭弁)』(わからない人は[検索]↖)です。

 

 暑い日が続きますね!子供の頃、

暑い日はビニール袋に氷を入れて作った氷嚢もどきで涼み、

氷が溶けてきたころ袋を破いて中の水を飲む、

というエコ活動をしていました。

 

 ということで、前回に引き続き、海上寮男性職員の私が、

育休取得についてのお話をしたいと思います。

 

 第3話『誰が為の育休』

 

 人が生活するうえで、あるいは、仕事においても、

『相談』という問題解決ツールは、

最も重要と言っても過言ではない。

そして、基本かつ高度なテクニックといえるだろう。

育休取得に関して、私は、

私の頭の中に棲み着いた混沌に対処すべく、

上司や職場と相談することにした。

 

 海上寮は、良い職場なのかもしれない。

職場は、私の育休取得に関して、快く受け入れてくれた。

 

 海上寮は、良い職場なのかもしれない。

職場は、優秀な職員ばかりだったため、

私は安心して仕事を託すことができた。

 

 患者さんと職場には感謝しかない。

結局、出産2週間後頃から、

4週間程育休をもらうことにした。

助かることに、時期や期間については、

都合により自分で決めることができるらしい。

 

 前述の通り、男性の育休取得率は6%で、

期間は半数以上が5日間以内であることから考えると、

4週間という期間は長い方であるが、

今後の育児を行う期間から考えると、

短いとも考えられるかもしれない。

 

 育児のことは想像しかできないが、

収入面や業務の関係で、

4週間という期間で取得することを決断した。

 

 長期休業を取るということは、不思議な感覚であった。

業務の事で、自分がいない間の段取りを考えるわけだが、

自分の役割を他の職員に託すということには、

なにか歯がゆさを感じた。

 

 定年退職する壮年期後期の男性職員は、

こんな気持ちなのだろうと理解し、景色がぼやけた。

30代で定年退職者の心の力動を

理解できたことは大きな収穫だった。

そして、ゆっくりとうなづき、私は海上寮を背に歩きだした。

 

 次回へ続く。次回より新章突入!

手に汗握る急展開にドキドキが止まらない!