カイゴ物語〜髪切ってふりだしに戻る
こちらが言ってることは理解しているのだけど言葉を上手く発することは難しい、という人がいます。頷いたり、首を振ったりすることで意思は表現できるのだけど。さらに食事なども1人では出来ません。つきっきりで対応しないとならない。ちびまるこに似ているので、マルコさんと呼びます。それでもマルコさんが、気立ての良い単純な人であればこちらも楽だった。。しかしマルコさんは気難しい人でした。気むずかしい上に人見知りで、対応も難儀となると・・・最初の頃は、介助をしようとしてもプイっとそっぽを向かれます。スプーンを差し出すと、差し出した手をグッと掴まれ「要らないよ!」という顔をされます。困り果てていると、ベテランさんが来て変わってくれました。最初はベテランさんも同じ感じで拒否されているのですが・・・じきに、素直に食べ始めます。コツがあるのかもしれないけれど、知らない人にはココロ開かないよ時間がかかるんだよ。と先輩らは言っていました。それから数ヶ月経ち、どうにか顔を覚えてもらいとうとうとうとうとうとうプイッとされずに食べてもらった時の感動・・・!!やっと認めてもらったさらに、移乗時も協力的に頑張ってもらったおかげで前はすんごい大変だったのに軽々出来た!!!やっとやっと、ここまできたかーー・・・そんな感慨にふけっていた翌週。バッサリと髪を切った私。そしてマルコさんに「どうぞ〜」とスプーンを差し出すと・・・・ぷいっ・・・・・・え?「私の事、覚えてる?・・よね??」聞くとマルコさんはじーっと私の顔を見た後頷くとも頷かないとも言えないような微妙な動きをした後 目を逸らした。ガーーーン髪切ったら「知らない人」に戻ってしまった。顔は全く変わってないのに〜 °・(ノД`)・°・