カイゴ物語~Tさんとレク地獄その1
現在過去未来~とっちらかったまま進みますーそろそろ今年最初の頃の記憶が薄れてきてますので…その頃出会った、個性的なお爺さんお婆さんのお話を。(個性の無い年寄りっていない気もするけど)愛想の良いかわいいお爺さんTさんは「床屋」さんだったのでTさん。前のほうの席に座り新顔の私をニコニコと見つめていました。例によって「技は目で盗め」的な、そんな無理だろ?な空気の中デイサービスのメインイベント、レクリエーション(=レク)の時間が朝も昼も、昼後も続きます。。。こんなに何回もレクタイムがある施設も珍しいんじゃないかー入浴はベルトコンベアー式で雑だし、お金もらってやっている「機能訓練」もあまり力を入れてないようなので、ここはレクに重点を置いてるんだろうか?と、いってもちゃんと準備をしているレクタイムは昼過ぎの一回だけで午前中のレク、帰り間際までやってる暇つぶし的?レクはその場で適当に見繕ってる気がする・・・・。と、思っていたら。やっぱりそうだった。。だって当日、直前 に言われた。おばさんA 「ちょっとあなた」私 「なんですか」おばさんA 「これからレクなんだけど。 なんかやってくれない?」!!!!なんかって何だよなんかってなんかって・・・こっちは日常的な仕事すらうろ覚えでオロオロ動き回ってるのに「なんか」なんて思いつくわけ無いだろばか!とはいえず。。おばAにすすめられるまま、その日は何故か強制的に「しりとり」をやった。・・・・・まったく盛り上がらなかった。そりゃそーだ。。。いい大人が集団でしりとりなんて。 「りす」「するめ」「めだか」 「・・・・・・・・・は?(聞いていない) 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(寝ている)」私のせいじゃないけど、何か傷ついた(涙)ので!翌日から何かしらの「ネタ」を持ち歩くようになる。雑学話・おりがみ・体操・クイズ・塗り絵・パズル・・・そしてその日がやってきた。やっぱり唐突に言われた。おばさんB「ちょっと、この後なにかやって!」ライブのMCみたいなもんだ。と思いながらやったけど。違った。。 何が違うって 「反応が薄すぎる」老化や病気によって表情がとぼしくなったり反応速度が遅すぎたりするわけです。耳も普通に遠いし。私の初回レクは、アウェイで行われる独り芝居のような(普通もう1人ついてくれるハズですが、何故かたった1人でやらされた)孤立無縁な中、赤面しつつ、大声出しすぎて汗かきながら終わった。。そんな中、数人だけは心を開いて私のやってることを受け入れようとしてくれたように思う。なかでもTさんは、「ハハハー」と笑ったりうなずいたりして、参加してくれたので後半はほとんど「Tさん向けに」に喋っていたように思う。。そんなTさんが、レク後ニコニコして私を手招きした。何だろうーと私もニコニコして寄っていく。Tさん「私はTです。○○に住んでますよ」私「そうですか、じゃあここの近くですね」Tさん「よろしくお願いしますね」私「こちらこそよろしくお願いします」Tさん「さっきだけど。アナタが黒板に書いた文字はこれだね」私「そうです」Tさん「漢字、間違ってるよ」(それがずっと言いたかったのか・・・)