いにしえに想いをのせて。


天川村から大神神社までには明日香村があり、
大神神社から石上神宮に向かう途中には
箸墓(はしはか)古墳纒向(まきむく)古墳群崇神(すじん)天皇陵景行(けいこう)天皇陵など
たくさんの古墳や遺跡がありました。


またこの辺は次回、ゆっくり巡りたいなと考えています。


明日香村は4回目なのですが、ここを通るといつも懐かしさと悲しさと怖さと様々な感情が行き交います。

今回は涙が止まらなくて。

色んな事があったんでしょうね。

けれど大好きな場所なんです。


今回、何となく気になって立ち寄ったのがホケノ山古墳(桜井市)。








こういう小高い丘を見ると懐かしさが溢れてきます。




その原因をつきとめる旅に出たいなぁ〜



玉響 ~たまゆら~ →
(えちこちゃんのブログ)


ホケノ山古墳 →
(奈良県桜井市箸中636)

【ホケノ山古墳(空撮)】


・テーマ「日本の歴史・文明」の記事一覧 →
名古屋市美術館
『ベラルド・コレクション 流行するポップ・アート』(2005年)



ポルトガルのシントラ近代美術館に寄託されている
ベラルド・コレクション
オーナーはポルトガル屈指の実業家ジョゼ・ベラルド氏で、
20世紀モダン・アートの個人コレクションとしては
ヨーロッパでもトップクラスに入るのだとか。

そんな貴重な作品による、
今となっては懐かしい「ポップ・アート」の展覧会ですキラキラ
(展示総数80点)


コカ・コーラにハンバーガー、キャンベル・スープ、そしてマリリン・モンロー……。
これら、私たち大衆にすっかりお馴染みのものたちは、いずれも60年代のアメリカを象徴するものともいえるでしょう。そして、ポップ・アートのモチーフとして大衆に浸透していったものでもありました。
それまでの高尚な芸術作品からごくごく日常的なものを芸術にしてしまうポップ・アートへの転換は、当時、非常に革新的なものでした。

1950年代、イギリスに始まったポップ・アートは、アメリカで大きく発展し、大消費社会を背景に大衆の間に「流行」していきます。ヨーロッパのほかの国々にも伝播したポップ・アートは、60年代には世界を席巻しました。そして、現在に至るまでその影響力は絶大なものがあります。

(展覧会のチラシより)


ポップ・アートの「ポップ」は、
もともと「大衆」を意味する言葉。
毎日大量生産される商品や、
大衆文化がアートになります。


ミンモ・ロテッラ(イタリア)
《抜群の洗浄力》
キャンバスにコラージュ
1963年 136×189.8
ベラルド・コレクション

ミンモ・ロテッラのサイト →


トム・ウェッセルマン(アメリカ)
《グレート・アメリカン・ヌード No.52》
パネルにアクリル、生地、紙のコラージュ
1963年 152.3×121.9×4
ベラルド・コレクション

トム・ウェッセルマンのサイト →


エロ(アイスランド)
《ドッグ・フード》
キャンバスに油彩 1964年 130.7×97.8
ベラルド・コレクション

エロの作品サイト →


メル・ラモス(アメリカ)
《ヴィルナバーガー》
キャンバスに油彩 1965年 152×127
ベラルド・コレクション

メル・ラモスのサイト →


ロイ・リキテンスタイン(アメリカ)
《鏡》
キャンバスに油彩 1971年 183.1×91.4
ベラルド・コレクション

ロイ・リキテンスタインのサイト →


アンディ・ウォーホル(アメリカ)
《ジュディ・ガーランド》
キャンバスにシルクスクリーン
1979年 101.6×101.6
ベラルド・コレクション
アンディ・ウォーホル ジュディ・ガーランド

アンディ・ウォーホルのサイト →


ジャン=ミシェル・バスキア(アメリカ)
《おやじ》
キャンバスに油彩、アクリル
1982年 213×183
ベラルド・コレクション

ジャン=ミシェル・バスキアのサイト →


展示作品を見ていて、ふと思ったこと……
どれも似たような絵柄に感じる
アメリカン・コミックが「アート」なら、
日本のコミックは、もう「神アート」の領域だっキラキラ

これまでイギリスとアメリカの
ポップ・アートしか知らなかったワタシタラー
今回は、ドイツ、フランス、イタリア、
スペイン、ポルトガル、アイスランドの
ポップ・アートにも触れることができ、
勉強になりました~ウインク


【2016年・追記】
2007年、ジョゼ・ベラルド氏のコレクションをもとに、
ベラルド現代近代美術館
ポルトガルの首都リスボンに開館しました。


『ベラルド・コレクション 流行するポップ・アート』
◆2005年9月10日(土)-10月30日(日)
 名古屋市美術館
・Twitter →

ベラルド・コレクション →


名古屋市美術館 →
(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)

ベラルド現代近代美術館 →

【リスボン : ベラルド現代近代美術館】


・テーマ「現代アート」の記事一覧 →
しまなみ海道渡って来ました(´∀`*)

前回行った時は雨で霧が出てて何も見えなかったんだけど、今回は青空と青い海がきれいに見えましたニコニコ






大三島の大山祇(おおやまづみ)神社(今治市)。

私は知らなかったのですが、結構有名らしいですね(^^;)

平日だったからか、ほとんど人がいなくてゆっくり出来ました。


立派な山門。




ここまで向き合ってる狛犬さんって見た事なかったです。

個性的な狛犬さんを見るのも神社詣りの楽しみですね♫




これは違う場所にいた狛犬さんですが、可愛かったので撮影させていただきました(^^;)


そして会いたかった御神木ですおねがい






もう一つ天然記念物の木がありました。






百人一首でも有名な能因法師の句が添えてありました。




境内の真ん中に御神木がある感じですね。

とても静かな空気が流れていた気がします。


少し離れた場所にある「生樹の御門」




石段を進んで樹の根元をくぐる道があります。




樹の根元をくぐるなんて初めての事で、なんかちょっとザワッてしました(^-^;




どう表現すればいいのかわからないのだけど汗

上から見るとこんな感じ。




機会あればまた行ってみたいですスマイル


玉響 ~たまゆら~ →
(えちこちゃんのブログ)


大山祇神社 →
(愛媛県今治市大三島町宮浦3327)

【大山祇神社】


・テーマ「神社」の記事一覧 →
名古屋 古川美術館
『名品コレクションⅡ 女性を描く 〜少女から婦人まで』(2016年)

1


今年最後(たぶん…)の絵画観賞は、
古川美術館の「女性像」のコレクションピンクハート
かわいい女の子も、きれいなお姉さんも、
大好きです。

女性像は、太古の昔から世界中の画家たちが描いてきたテーマのひとつですが、日本では洋画と日本画とで、表現の仕方が違っていたりするんですね。
少女から大人の女性まで
さまざまな女性美を観賞しつつ、
和と洋それぞれの絵画の持つエッセンスを堪能しましたグッ
(全3章、33作家、展示総数38点)


ではでは、
展示作品の一部をご紹介しまーすキラキラ


◆ テーマ1 女性表現の多様性―日本画と洋画

上村松園
《紅葉狩》
絹本着色
古川美術館
1 247×800

毅然たる中につつましやかさ、優しさ、女らしさを備えていることは日本女性のもつ美徳であり、これあってはじめて、いざという場合、真のよさが発揮される。(上村松園)

ただ外見が美しいだけじゃなく、
意志を持ったひとりの人間としての内面的な美しさも感じられます。


鏑木清方
《夕立》
絹本着色
古川美術館
2 246×800

こちらも女性の心情を美しく捉えております。


小磯良平
《踊り子》
紙に水彩、ペン 1967年
古川美術館
3

私はむしろコスチュームの人物に終始惹かれている。
踊り子を描く場合も、そのコスチュームに関心があった。

(小磯良平)

なるほど、そうでしたかひらめき電球


◆ テーマ2 艶やかなる女性像

伊東深水
《香衣》
絹本着色 1927年頃
古川美術館
4

深水の師匠、鏑木清方が言うところの
「ねっとりとした煉りものを見るような妖しい感触」
を感じさせる作品。

「艶やかなる女性像」ということで、
洋画の裸婦の絵も展示されています。
それに対し、日本画では裸の女性を描くのではなく、
着衣の中にちらりと見える腕や足、うなじなどで色香を表現。
和と洋、両者の表現方法の違いを楽しみましたニコニコ


◆ テーマ3 咲き誇る女の一生

藤井 勉
《モルゲンロート》
キャンバスに油彩 1987年
古川美術館
5

作者の娘さんをモデルにした作品のひとつ。
髪の毛一筋一筋や衣服の襞が、精密に描かれてます。
静謐で詩的な雰囲気が漂う作風は、
アンドリュー・ワイエスの作品に感銘を受けたからなのだとか。(←納得)
「モルゲンロート」は登山用語……
「朝日で山肌や雲が赤く染まること」でいいのかな。

実は、先のテーマ1の展示室に
このかたの《春浅く》(1992年)という絵があり、
そちらが今回のイチ押しキラキラなんだけど、
ポストカードになっていなくてとっても残念〜〜泣
もうリアル過ぎる作品です。ぜひ、実物をご覧ください!!


三輪良平
《大原女》
紙本着色
古川美術館
6

京都ならではの風俗として登場する
大原女(おはらめ)。
京都北部の大原の女性で、
炭や薪などを頭の上や牛に載せて
京の町まで売りに歩いた人たちを指します。
労働する女性の飾らない美しさと逞しさ。
舞妓とともに、京都特有の美人画の題材になっています。


梶原緋佐子
《清香》
絹本着色
古川美術館
7

ウェーブがかかった髪を結い上げたモダンな女性。
ほんのりと赤みのさした頬、ふっくらと柔らかな手の描写が、
健康的な美を感じさせる一枚。


伊藤小坡
《春寒》
絹本着色
古川美術館
8

「読書をする女性」の図は、
江戸時代の浮世絵によく見られるモチーフだそう。
色香の中にも知的な印象を感じさせる美人です。


レオナール・フジタ(藤田嗣治)
《Femme(婦人像)》
紙に水彩、パステル
古川美術館
9

面相筆を用いた鋭い描線と乳白色の絵肌で知られる、
レオナール・フジタ(藤田嗣治)。
彼の芸術の根底にあるのも日本の美術です。
喜多川歌麿や鈴木春信などの浮世絵から
「肌という最も美しいマチエールを表現しよう」と決意し、
独自の女性像を完成させたんだそうな。


というわけで、
今回も眼福にあずからせていただきました〜拍手キラキラ
ほんに、古川美術館のコレクションは
いつ見ても素晴らしい!!
爲三郎さん、ありがとうピンクハート
来年もまた、素敵な企画展をよろしくです。


2

『名品コレクションⅡ 女性を描く 〜少女から婦人まで』
◆2016年10月29日(土)-12月18日(日)
 古川美術館(名古屋)
・Twitter →
・Instagram →
・Facebook →
・YouTube →


古川美術館 →
(名古屋市千種区池下町2-50)

【古川美術館&爲三郎記念館】
お久しぶりです。クマ太郎ですクマ

半年近く前の話ですが、水戸芸術館(茨城県)に行って来ました。
仕事で何日か水戸に滞在しまして、オフ日に出かけてみた訳です。


水戸芸術館


水戸芸術館タワー



やっぱりねー、このタワーの異彩ぶりが目を引きますねー。
くねくね、ねじりんぼう、大蛇か、新発売のうまい棒か?
水戸芸術館のウェブサイトに説明がありました。


『水戸芸術館のシンボルとして建てられた塔は、水戸市制100周年を記念して地上100mの高さになっています。
1辺9.6mの正三角形で構成された正四面体を規則的に積み重ねた形態は、チタン製の外装と作用しあい、未来的なイメージを喚起させます。また、その稜線をたどっていくと、三重らせんが空に向かって上昇していくデザインは、無限に発展する水戸を象徴しています。
内部は4階建ての構造になっており、地上86mにある最上部の展望室へはガラス張りのエレベーターで内部構造を見ながらのぼることができます』


市制100周年で建てられたんだね。
中々に先進的かつ異彩な外見なんですが、この水戸芸術館の中に在るとそうでもないんですね。広場の芝生の青さと建物との不思議なバランス。


広場にある宙吊りの巨石オブジェ




ところで、タワーは意外と閑散としてまして(笑)、受付のお姉さん二人が目をハートマークにして大歓迎。
エレベーターで展望台までの1分間、色々と解説してくれます。
(入場料は大人200円、小中学生100円)

扉が開いた向こうは、今までに出合った展望台とかなり違ってます。






何だかSFっぽい。
周りや天井も金属製で、そこに丸い窓。また、通路が狭いんですな。
展望台というより、宇宙船の疑似体験が正しいです。

展望タワーという括りで行くと裏切られますが、このタワーひとつがアートだと考えたら逆に楽しめますよ。


水戸芸術館のエントランスホール

【エントランスホールのパイプオルガン】




この日は、劇場で「謡と仕舞の会」が開かれるとのこと。
芸術館のエントランスホールには長蛇の列ができ、とても盛況でしたくま




水戸芸術館タワー →
(茨城県水戸市五軒町1-6-51)

水戸芸術館 →
・Twitter →
・Instagram →
・Facebook →
・YouTube →
(茨城県水戸市五軒町1-6-8)

【水戸芸術館上空からの空撮】


・テーマ「展望施設」の記事一覧 →
愛知県美術館
『ゴッホ展』(2005年)



世界最大のゴッホ・コレクションを誇る、オランダのファン・ゴッホ美術館クレラー=ミュラー美術館キラキラ
そのコレクションを中心に、ファン・ゴッホの芸術を生んだ時代背景や文化的環境を紹介しつつ、画家としての彼の素顔に迫ろうという展覧会です。
(全5章、展示作品約60点+資料約60点)


目玉がいくつも来てたんですが、
名古屋ではまずお目にかかれないのがこちら。


フィンセント・ファン・ゴッホ
《ひまわり》
キャンバスに油彩 1888年 100.5×76.5
SOMPO美術館

1987年、ロンドンのオークションにて53億円ポーンで競り落とされた作品。
「愛・地球博」(日本国際博覧会 : 2005年)の開催に合わせ、期間限定で展示されました!目

ただ、愛知万博も、この《ひまわり》も見てないワタシは、
こちら↓をイチ押ししますケド……


フィンセント・ファン・ゴッホ
《夜のカフェテラス》
キャンバスに油彩 1888年 81×65.5
クレラー=ミュラー美術館

夜空の「青」に惹かれるわ~ピンクハート

展覧会の内容は、ゴッホの生涯に沿って5つのセクションに分けられます。
(以下の文章は展覧会のパンフレットより抜粋)


◆ Ⅰ 宗教から芸術へ

ゴッホは16歳の時から美術商として働いていましたが、宗教への強い関心から23歳で仕事を辞め、聖職者になるための努力を試みます。
が、その努力は報われず、彼は絶望ののち1880年に画家になる決意をするのでした。


フィンセント・ファン・ゴッホ
《開かれた聖書のある静物》
キャンバスに油彩 1885年 65.7×78.5
ファン・ゴッホ美術館

画家になっても宗教への思いは失われていないことを示す一枚です。


◆ Ⅱ 農民の労働 芸術のメタファー

画家に転身して最初の数年間、ゴッホはオランダの各地を移り住みながら、さまざまな労働者を描きました。


フィンセント・ファン・ゴッホ
《織工―窓のある部屋》
キャンバスに油彩 1884年
クレラー=ミュラー美術館

労働者に対する彼の関心は、敬愛するミレーの作品や当時の社会情勢、宗教や文学の影響を受けています。
貧困に苦しみながらも黙々と働く彼らの姿を、ゴッホは共感のまなざしをもって描いています。


◆ Ⅲ パリー闇から光へ

1886年3月、ゴッホは弟テオを頼って芸術の都パリにやって来ます。
それまで彼が親しんでいたのはレンブラントやミレーなど暗く沈んだ色彩の絵画でしたが、パリでの2年間のうちに、移ろう光と大気を明るい色彩で描く印象派絵画への関心を深めました。


フィンセント・ファン・ゴッホ
《グラジオラスとエゾギクをいけた花瓶》
キャンバスに油彩 1886年
ファン・ゴッホ美術館


フィンセント・ファン・ゴッホ
《レストランの内部》
キャンバスに油彩 1887年 45.5×56.5
クレラー=ミュラー美術館

また、前衛的な画家たちとの交流も始まり、ゴッホはこれらの仲間たちによるグループ展を組織して新しい絵画のための共同体をつくることを夢想します。


◆ Ⅳ アルルーユートピア

1888年、ゴッホは芸術家たちが共同生活を送り、互いに支え合いながら新しい芸術の創造を目指すアトリエを南仏のアルルに作ろうと考えました。
このユートピア的共同体の拠点として「黄色い家」を借り、仲間の画家たちを迎えるために家具を揃え、自身の作品で室内を飾ろうと計画します。


フィンセント・ファン・ゴッホ
《黄色い家》
キャンバスに油彩 1888年 72×91.5
ファン・ゴッホ美術館

ゴッホの熱心な誘いに折れたゴーギャンが10月下旬にアルルを訪れ、「黄色い家」での共同生活が始まりました。
しかし、芸術に対する考え方の違いから、二人の間には次第に緊張が高まります。12月23日、ゴッホが自分の耳たぶを切り落とす事件を起こし、ゴーギャンはパリへ戻ってしまいます。

悲劇的な事件によってユートピアの夢は破れたとはいえ、ゴッホはアルルで真に独創的な画家へと成長しました。


フィンセント・ファン・ゴッホ
《芸術家としての自画像》
キャンバスに油彩 1888年 65.5×50.5
ファン・ゴッホ美術館

彼は色彩の表現力をますます重視し、
「僕は目の前にあるものを正確に写そうと努める代わりに、自分の気持ちを強く表現するため、色彩をもっと自由に使っているのだ」
とさえ語るようになります。


◆ Ⅴ サン=レミ、オーヴェール=シュル=オワーズ

アルルでの生活に自信をなくしたゴッホは、1889年5月、自分の意思でサン=レミ郊外の療養院に移りました。
快復に向かう間、彼はドラクロワやミレーなど、かねてから敬愛していた画家たちの複製版画の模写に取り組みます。


フィンセント・ファン・ゴッホ
《ピエタ》(ドラクロワの模写)
キャンバスに油彩 1889年 73×60.5
ファン・ゴッホ美術館

彼は模写する作品を計画的に選びました。一連の模写にひとつのまとまりを与え、室内装飾にすることも考えます。
それぞれの作品は、「嘆き」「慰め」「幸福」「絶望」などを表しています。

ゴッホの念願は優れた人物画家になることでしたが、実際に晩年の作品の大半を占めるのは風景画です。
彼は宗教に代わるものを自然の中に求め、果てしなく広がる風景の前で「永遠」や「無限」を感じる一方、制作のためには自然と「格闘」しなくてはならないとも考えていました。


フィンセント・ファン・ゴッホ
《糸杉と星の見える道》
キャンバスに油彩 1890年 92×73
クレラー=ミュラー美術館

アルル、サン=レミと2年にわたる南仏滞在を終えたゴッホは、再び北へと向かい、パリの北にあるオーヴェール=シュル=オワーズの村にたどり着きます。
風景画家ドービニーやセザンヌなど多くの芸術家が暮らした美しく穏やかな村は、彼に安息をもたらしました。


フィンセント・ファン・ゴッホ
《夕暮れの風景》
キャンバスに油彩 1890年 50×101
ファン・ゴッホ美術館

生涯最後の2か月、ほぼ1日1枚という驚異的なスピードで描かれたオーヴェールの風景は、静けさと平穏に包まれ、ときに孤独と悲しみが込められています。


『ゴッホ展』
◆2005年7月26日(火)-9月25日(日)
 愛知県美術館
・Twitter →


愛知県美術館 →
(名古屋市東区東桜1-13-2)

ファン・ゴッホ美術館 →

クレラー=ミュラー美術館 →

【フィンセント・ファン・ゴッホ作品集】


・テーマ「新印象派・ポスト印象派」の記事一覧 →
名古屋ボストン美術館
『ドラクロワからムンクまで 19世紀ヨーロッパ絵画の視点』(2004年)

1


19世紀は、ヨーロッパにおいて
政治・経済が大きく変化した、変革の時代。
美術の分野でも、新古典主義、ロマン主義、
写実主義、印象派、ポスト印象派…と、
さまざまな世界が展開することとなります。
画家たちはフランスを中心に展開した芸術の時代に生き、
ときに時流に乗り、ときに反発し、楽しみ、
苦悩しながら自らを取り巻く世界を表現していきました。

名古屋ボストン美術館開館5周年記念、
米国ボストン美術館のコレクションから
19世紀のヨーロッパ絵画を取り上げ、
紹介した展覧会です。
(全37作家、展示総数44点)


イチ押しは、バーン=ジョーンズキラキラ

エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ
《希望》
キャンバスに油彩 1896年 179×63.5
ボストン美術館
1 278×800

大好きピンクハートというほどではないけれど、
なぜか気になる画家さんです。
神秘的・幻想的な雰囲気と、
この "硬さ" がイイんですよねグッキラキラ

【エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ作品集】



で、ニ押しは、やはりこちらでしょうか……

ウィリアム・アドルフ・ブグロー
《兄弟愛》
キャンバスに油彩 1851年 147×113.7
ボストン美術館
2

ブグローのファンピンクハート
というかたは多いでしょうねぇ。

【ウィリアム・アドルフ・ブグロー作品集】



そして、そのほかの展示作品~キラキラ

ウジェーヌ・ドラクロワ
《ライオン狩り》
キャンバスに油彩 1858年 91.7×117.5
ボストン美術館
3


ヨーゼフ・イスラエルス
《別離の前日》
キャンバスに油彩 1862年 102.5×126
ボストン美術館
1


ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
《花輪を編む若い娘》
キャンバスに油彩 1866-70年頃 70.2×47
ボストン美術館
5


エドゥアール・マネ
《音楽の稽古》
キャンバスに油彩 1870年 141×173.1
ボストン美術館
6


ジャン=フランソワ・ミレー
《羊飼いの娘》
キャンバスに油彩
1870-73年頃 162×113
ボストン美術館
7


ピエール=オーギュスト・ルノワール
《アルジェリアの娘》
キャンバスに油彩 1881年 50.8×40.6
ボストン美術館
8


フィンセント・ファン・ゴッホ
《子守唄、ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人》
キャンバスに油彩 1889年 92.7×72.7
ボストン美術館
9


エドヴァルド・ムンク
《夏の夜の夢(声)》
キャンバスに油彩 1893年 87.9×108
ボストン美術館
10

人物画が主で、
取っ付きやすい内容でしたねニコニコ


2

『ドラクロワからムンクまで 19世紀ヨーロッパ絵画の視点』
◆2004年4月17日(土)-9月12日(日)
 名古屋ボストン美術館
(2018年10月8日にて閉館しました)


ボストン美術館 →

・テーマ「肖像画・人物画」の記事一覧 →
名古屋市美術館
『ゴッホ、ミレーとバルビゾンの画家たち 大地への愛』(2004年)



普段あまり緑のない場所で暮らしているせいか、
無性に野山や田舎の風景が見たくなることがあります。
今回のテーマは「大地への愛」ピンクハート
……ということで、自然と、そこに生きる人々を描いた作品が紹介されてました音符
(展示総数約100点)


まず、イチ押しはこちら~キラキラ


ジャン=フランソワ・ミレー
《雁を見上げる羊飼いの少女》
紙にパステル 1865年 58×41.6
山梨県立美術館(寄託作品)

羊飼いの姉妹(だとワタシは思う)が夕方の空を見上げて、
「見て見て、雁が渡って来たよ」
「ああ、もうそんな季節なんだ~。冬の支度を急がなくっちゃ」
……などと話しているのかどうかはわかりませんが、
何か そんな風な会話が聞こえてきて、頭の中に彼女たちの暮らしぶりが浮かんでくるんですよね。

で、そこからどんどんストーリーが膨らんでいきそうな感じ。


《一日の終わり》も、物語や詩になりそうですねー。


ジャン=フランソワ・ミレー
《一日の終り》
キャンバスに油彩
1865-67年 59.6×73


フィンセント・ファン・ゴッホ
《一日の終り(ミレーによる)》
キャンバスに油彩 1889-90年 72×94
メナード美術館

ミレーのことを「父ミレー」と称えたゴッホ。

彼はこの農民画家を深く敬愛し、その生活を模倣し、晩年にいたるまでミレーの作品の模写を繰り返しました。


ジャン=フランソワ・ミレー
《羊の毛を刈る人》
キャンバスに油彩
1860年頃 163.8×113


もしかしたら、こちら↓は展示されてなかったかもタラー
参考作品として掲載しますね。


ジャン=フランソワ・ミレー
《羊の毛刈り》
キャンバスに油彩 1852-53年 40.7×24.8
ボストン美術館


フィンセント・ファン・ゴッホ
《羊の毛を刈る人(ミレーによる)》
キャンバスに油彩 1889年 43.5×29.5
ファン・ゴッホ美術館


フィンセント・ファン・ゴッホ
《畑を耕す二人の農婦(ミレーによる)》
キャンバスに油彩 1889年 72×92
アムステルダム市立美術館


そのほかの展示作品ですキラキラ


フィンセント・ファン・ゴッホ
《自画像》
キャンバスに油彩 1887年 38.1×31.8
ワズワース・アシニアム美術館


ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
《ヴィル=ダヴレー》
キャンバスに油彩 27.5×46


ギュスターヴ・クールベ
《海―いかなごを採る人々》
キャンバスに油彩 44.5×63


エドゥアール・パイユ
《夏の風景》
キャンバスに油彩
1892年頃 85.7×113


『ゴッホ、ミレーとバルビゾンの画家たち 大地への愛』
◆2004年4月17日(土)-6月13日(日)
 名古屋市美術館
・Twitter →


名古屋市美術館 →
(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)

【バルビゾン村 : バルビゾン派美術館(ガンヌの旅籠屋)】


・テーマ「バルビゾン派」の記事一覧 →