アンニョンハセヨ~ニコ

 

今月は、お気に入り作品の再視聴(麗、ソンジェ背負って走れ、時をかける愛 など)や日本のドラマ視聴(地面師たち、極悪女王 など)が多くて、韓国ドラマの新規視聴はスローペースです。

 

本作は『上流社会』というド直球なタイトルで完全に圏外というか、存在も認識していなかったのですが、たまたまU-NEXTのおすすめで流れてきたサムネにヒョンシクを発見して開封。

 

タイトルから想像するような、財閥が舞台のドロドロ愛憎劇ではなく、若い男女4人の成長物語という感じで意外にも面白かったです!

 

とはいえ約9年前の作品なので、韓国ドラマの様式美が多用されている古臭さはありますが、当時視聴していたら結構ハマったかもと思ったのと、俺様御曹司のヒョンシクが無双だったので、満足度はちょっと甘めの★4つとしました。

 

※画像引用:SBS

 

■視聴時期

2024年9月

■お気に入り度(5点満点)

★★★★(※ヒョンシク加点が★3つ分)

■視聴方法

U-NEXT(全16話)

■放送開始年

2015年

■放送局(配信媒体)

SBS

 

※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。ネガティブ感想もありますのでご容赦ください。

※読みやすさへの考慮や気分により、俳優の敬称を略す場合があります。

※以下よりネタバレありです

 

 

■サブカップルの最高傑作

 

韓国ドラマでは、時に主役カップルと同等、もしくはそれ以上に印象に残るサブカップルがありますが、個人的にチャンス&ジイは過去最高のサブカップルでした!

 

今回は主役カップルにあまり感情移入できなかったこともあり、途中からはほぼサブカップル目当ての視聴で、結末を最後まで見届けたかったのもチャンス&ジイのほうでした。

 

とにかくヒョンシクが最高にカッコよくて、それだけで満足度の★3つ分に相当します(おい

 

ヒョンシクの俺様御曹司は無双!

 

大好きなミンミン(fromト・ボンスン)のルーツはここだったのか!と思えるほど、完璧な王子様キラキラキラキラキラキラ

 

加えて、単なる俺様御曹司だけだはない魅力があふれ出ていました。

 

親友なのに、無意識に階級意識でふるまわれてしまうジュンギの「根底にある優しさがわかるから嫌いになれない」と言うセリフが、まさにチャンスの魅力を表しています。

 

演技力はもちろんのこと、ヒョンシク自身の清潔さや高貴なオーラが見事にハマったキャラだったと思います!

 

ジムやお風呂のシーン、無駄にシャツが破れるシーン等、サービスカットも豊富でありがたかったラブラブラブ

 

そして相手役のジイもめちゃくちゃよかった!!!

 

最初は、イム・ジヨンさんは不機嫌な表情をするときに顔がかなり歪むせいか、『ザ・グローリー』のイメージがチラついてしまい、キャラはいいのに好きになれない……と思いながら観ていました。

 

しかし、物語が進むにつれてジイのキャラにどんどん磨きがかかって、最終的にはチャンス並みに惚れましたウインク

 

チャンス母がジイに折れたのも納得のキャラだったと思います!

 

 

■主役カップルにハマれず

 

ありきたりな「財閥男性ハート庶民女性」というシンデレラストーリーではなく「財閥女性ハート庶民男性」という逆玉設定が新鮮だったのかもしれないけど、そのせいで庶民視点ではヒロインに感情移入できなかったのが敗因でした。

 

加えて、主役カップルにハマれなかった理由は下記です。

 

【その1】ユナのキャラ変

 

最初は、恵まれた環境に甘えず自我がある設定が好感度高しで、アルバイトは所詮「社会人ごっこ」ではあれど、それが全然嫌味ではなく魅力的なキャラでした。

 

ところが、スーパーのお客からクレームを受けたとき、裏で兄に手を回してもらって、ちゃっかりと権力を振りかざしたんですよねガーン

 

お客の態度は完全にカスハラだったので、最初は無理矢理謝罪に持ち込もうとするジュンギにむしろ怒りを覚えてユナを応援していたのに、結局それかよ!って早々に萎えました。

 

別件のシーンで姉がユナに「世間知らずが正義感だけでイキがるな」と言っていたけど、ほんとそれ!と思ってしまいました。

 

そして後半のキャラ変。

 

ジュンギに騙された!という怒りがあるとはいえ「業界から干してやる!」って、庶民からしたら怖すぎだし、序盤の謙虚さや優しさはどこへ行った?という横暴な振る舞いについていけませんでした。

 

【その2】ジュンギの心の内が読めない

 

個人的には2回目のソンジュンさん、『愛だと言って』の薬剤師のイメージと全然違って新鮮でした(ナム・ジュヒョクに似てると思った)。

 

感情をあまり出さないキャラだったので、特にヒロインに対しての気持ちがわかりにくく、ユナが疑うようにどこまでが「テクニック」なのか、視聴者としても混乱しました。

 

後半、いろいろと吹っ切れた後はわかりやすくなったけど、最後までハマれないキャラでした。

 

一方で、チャンスに対しての気持ちはすごく伝わるものがあって、彼らの友情の変化を描いたブロマンスパートは、この作品の見どころの一つだったのではと思います。

 

 

■3人の母親

 

この作品で最もキャラ立っていたのは、3人の母親でした。

 

文句なしに良かったのはもちろんジュンギ母で、良いセリフがたくさんあったし、会長愛人との絡みはギャグパートとしても面白かったですw

 

「善」の象徴であることには間違いないのですが、あえて文句をつけるなら、息子の家に無断で頻繫に訪れて、かいがいしく家事をやるってどうなの?とモヤモヤしました(ウザすぎるオンマの愛は韓ドラあるある)。

 

チャンス母は、最後までヒール担当と思いきや、意外にもジイとウマが合って、あっさりと結婚を認めたのにはびっくりでした。

 

良家出身の長男嫁&次男嫁とは衝突もあるだろうから、素直で人間力のあるジイとはずっとうまくやっていけそう!

 

そしてユナ母!! 最後まで謎だったのがこの方の言動です。

 

財閥家ゆえの行き過ぎた長男第一主義までは理解できたけど、娘たちへの言動があまりにも理解不能で、最もイライラしたキャラでした。

 

あと、どうでもいいこととして気になったのは、彼女の寝室の狭さです。

 

執事と一緒に財閥へ嫁いできた名家の女性の部屋にしては、ちょっと庶民的だった気がしますw

 

 

■お家騒動の尻すぼみ感

 

兄の失踪の真相が楽しみでワクワクしながら観ていましたが、あまり捻りがなかったような……。

 

そして、きょうだいの中では一番有能そうなのが長女だったのに、会長がユナを推す理由もイマイチ理解できませんでした。

 

あとは、長女の秘書がお気に入りのクォン・スヒョンだったので、彼の登場シーンが毎回楽しみでした。

 

長女の秘書が何かやらかすようなフラグを感じたのに、何もなくて残念!

 

財閥家のお家騒動をはじめ、各家庭の諸問題はフワっと終わってしまった印象がありますが、チャンスとジイの幸せな結末を見届けることができたので良しとしましょう!

 

 

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今週末はいよいよソンジェ、もといウソク氏のファンミーティングですラブラブ

 

良席が当たりますように!!

 

ではまたバイバイ

 

※ヒョンシク出演作