アンニョンハセヨ~ニコ

 

配信開始時から気になっていた本作は、当時たしかHulu限定だったので視聴のタイミングが合わずでしたが、いつのまにかアマプラにラインナップされていました(喜

 

But!! 久々のイ・ジュンギ作品で楽しみにしていたわりには、そこまでハマれなかった……。

 

ストーリー自体はそれなりに面白かったのに、主役以外で魅力的に感じるキャラクターがいなかったり、作りの古臭さが気になったりして、少々物足りなさ感じました。

 

さらに超個人的な事情ですが、この1ヵ月テレビの調子が悪くて、副題よろしく「くそテレビに挑むkabo」状態で、集中して視聴できる環境ではなかったことも付記しておきます。

 

※画像は公式ポスター(引用:SBS

 

■視聴時期

2024年8月

■お気に入り度(5点満点)

★★★☆

■視聴方法

Prime Video(全16話)

■放送開始年

2022年

■放送局(配信媒体)

SBS

 

※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。ネガティブ感想もありますのでご容赦ください。

※読みやすさを考慮して、俳優の敬称略とします。

※以下よりネタバレありです

 

※ネガティブ感想多めです。すみません。

 

■イ・ジュンギのアクションと若さがすごい

 

一番の見どころは、イ・ジュンギのアクションシーンで、1話の冒頭から大盤振る舞い爆笑

 

タイムリープ前のデコ出し&眼鏡のビジュアルがめちゃくちゃカッコよかったのもあって、ドラマとしてのつかみは最高でした!

 

そしてタイムリープ後、イ・ジュンギの若さはさすがでしたが、個人的には全編を通してほぼアラサーシーンだったのが残念でした。

 

『財閥家の末息子』でも同じような感想を抱いたけど、ほぼアラサーシーンのキャラクターを、アラフォー俳優がわざわざ担う必要があるのかなと。

 

イ・ジュンギ然り、韓国の俳優は余裕で10歳くらい若く見える人が多いけど、どうしても「10歳くらい若いキャラを演じている」というバイアスで見てしまうので、視聴者としてそこに意識が持っていかれるのはもったいない。

 

結局、現代シーンは冒頭と回想のみだったので、アラフォーの大人の色気で活躍するシーンをもっと見たかったです!

 

 

■クラシカルというより古臭い

 

韓国ドラマ視聴歴100本を超えて、だんだんわかってきたことがあります。

 

地上波テレビ局(KBS、SBS、MBC)作品は、クラシカルな作風&スター俳優頼みな印象で、ちょっと古臭く感じる作品が多いかも。

 

もちろん全部がそうではありませんが、例えば最近の作品だと『ドクター弁護士』(MBC、2022年)『カーテンコール』(KBS、2022年)などで、今どきその展開??びっくりみたいな、新鮮な驚きがありました(逆にそれが面白さにつながることもあり)。

 

本作(SBS)も同様で、流行りのタイムリープものではあったけど、なんだかしっくりこなかった。

 

 

■黒幕の帝王

 

黒幕でおなじみのイ・ギョンヨンさんですが、今回は最初から正面切っての悪役でしたw

 

視聴前、イ・ジュンギ以外のキャストは未確認だったので、帝王が登場したときは、あまりに捻りのない(好意的な意味ですw)キャスティングに爆笑爆  笑爆  笑爆  笑

 

最初は、大統領をも手のひらで転がす大物政治家っぷりに戦慄が走りましたが、後半になるにつれて、策略の甘さや、すぐに「処理」を命じる短絡さが気になりました。

 

特に後半、反骨精神の塊であるチョン・ソッキュ部長を味方に取り入れようとしたのは、明らかに人選ミスだったし、何度も自分本位の動きをしたキム・ソクフン検事長を切り捨てないことにも違和感が。

 

最期はあっけなかったですが、シーズン2を見込んで、ワンチャン生きているという保険なのか?

 

 

 

■ヒロインは誰だ?

 

メインの女性キャラは3人ともヒウに好意がありそうでしたが、復讐に燃えるヒウは恋愛をする余裕まではなさそうで、甘いシーンは皆無。

 

『応答せよ』シリーズのように、最終的にヒウの相手が誰になるのかという点も見どころなのかと思いましたが、最終回であっさり交際発表という斬新な(?)展開でしたw

 

一応、ヒロインはヒアのようですが、はじめましての女優さんということもあって、そこまでヒロインの魅力を理解できず、天下のイ・ジュンギの相手として、個人的にはかなり物足りなかったです。

 

あ、唯一の甘いシーンは、チョ・テソプが仕込んだロビイストをハメる場面でした。

 

 

■謎の多いサブキャラ

 

結局、死神(?)となった女性秘書のエピソードがはっきりと描かれずに残念でした。

 

兄妹そろって幼い頃からテソプに洗脳され、汚れ仕事や裏方を担うことになった経緯はぼんやり理解できましたが、あそこまで忠誠を誓う気持ちになった背景をもっと描いてほしかったです(キム秘書も然り)。

 

そして一番謎だったのがミンス!!

 

大学で出会ったとき、彼が指でカメラのポーズをする「保存」にヒウが驚いていたので、てっきり彼もタイムリープしていると思っていました!!!

 

前世にはいなかったキャラだというし、絶対に何かあると思って正体判明を楽しみにしていたけど、結局何でもなかったような。

 

後半の裏切り展開も、個人的にはそこまで盛り上がらず。

 

 

■PPL多すぎ問題

 

韓国ドラマのPPLは、韓国の文化やマーケットを知ることができるので、個人的には結構好きだし、むしろ踊らされることを楽しんでいます。

 

しかし、今回は不自然すぎるシーンが多くて食あたり気味w

 

特にチムタク屋さん!! 最初は「おいしそう~」と思っていたけど、あまりの登場回数に閉口し、むしろマイナスイメージになった……。

 

最終回にかけての「バリ島」プロモーションも中途半端で、どうせやるなら『キング・ザ・ランド』のタイ並みに振り切ってほしかったですw

 

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今回はイ・ジュンギ作品としては物足りなかったので、久々に『TWO WEEKS』を観ていますが、2話から涙腺がやばい泣くうさぎ泣くうさぎ泣くうさぎ

 

『麗』は殿堂入り作品としてゆるぎないけど、『TWO WEEKS』も大好き!!!と改めて実感。

 

『TWO WEEKS』もちょっと古臭い作品ですが、イ・ジュンギさんの魅力大放出の傑作だと思いますピンクハートピンクハートピンクハート

 

未視聴の方で、もし機会がありましたらぜひ!

 

ではまたバイバイ

 

 

※関連記事をリンク(イ・ジュンギ出演作)