アンニョンハセヨ~ニコ

 

今回視聴した「ゴーバック夫婦」、作品自体もよかったけど、何よりチャン・ギヨン様が素敵すぎて窒息するかと思いましたラブ

 

ギヨン様が気になる世の奥様方、この作品でさらに深いギヨン沼へ沈むこと間違いなしです!!!!!!

 

GYAOで25日まで配信中です。

 

※画像は、国内の番組公式より

 

■視聴時期

2022年2月

■お気に入り度(5点満点)

★★★

■視聴方法

GYAO(全12話)

■放送開始年

2017年

■放送局

KBS

 

※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。マイナス点も挙げていますのでご容赦ください。

※以下よりネタバレありです。

 

 

 

 

 

■満足点・共感した点

 

1.物語がシンプルでわかりやすい

 

「夫婦愛」や「親子愛」、「当たり前の日常に感謝する」「今の自分を肯定する」など、テーマやメッセージがシンプルでわかりやすかった。

 

そしてKドラにしては短い60分×12話

 

さらに構成もすごくシンプルで、ストーリーが単層なんです。

 

それでも、Kドラお約束のタイムスリップ、ラブコメ、イケメンライバル、パロディシーンなどがほどよく散りばめられていて、コンパクトながらも密度のある作品でした。

 

先日視聴した「賢い医師生活」が、何十色もの糸で緻密に編み込まれたペルシャ絨毯だとしたら、「ゴーバック夫婦」は生成の木綿生地にところどころ小さな刺繍がある感じです(わかりにくい例えですみませんタラー

 

その“小さな刺繡”になっていたのが、過去シーンと現代シーンの効果的な差し込み

 

タイムスリップ内での出来事の直後に、18年前の実際の様子が流れたり、エピローグで現代シーンの良い部分(=過去ばかりが素晴らしいのではないというメッセージ)が強調されたり、ヒロイン母の死とバンドの関係がセンセーショナルに描かれたり……、物語が解決に向かいながらも視聴者の関心を逃さない作りになっていました。

 

特によかったエピローグは、土木学科の怖かった先輩がバンドの元に保険の営業にやってきたシーンで、お互いの子どもの写真を見せ合うところ。

 

2人とも建築士や映画監督といった大学時代の夢とはまったく無縁の仕事で、毎日の生活でいっぱいいっぱいだけど、「世の中に立ち向かう自分だけの武器」(8話のタイトル)があるから幸せそうなんですよね照れ

 

 

2.現代へ戻るきっかけが秀逸

 

タイムスリップものだし、現代に子どもを置いてきているので、結末はわかりきっています。

 

物語が進む中、主役夫婦の修復プロセスはある程度予想できたけど、一番気がかりだったのは現代へ戻るタイミングでした。
 
なぜなら、現代へ戻ることはすなわち、ジンジュがせっかく再会できた母とまたお別れすることだからぐすん
 
母との時間を過ごすジンジュを見るたびに「再会できてよかったけど、この時間は永遠ではないはず」と、物語の後半で訪れるであろう別れの時を思うと悲しくなってしまい……ぐすん

 

だから「お母さんとやりたいこと」の最後の1つをお母さん自身が叶えてあげて、ソジンの元へ帰るように促した展開は最高すぎましたえーんえーんえーん

 

夫婦が離婚に至った最初のきっかけは、ヒロインが母の死に目に立ちあえなかったことだから、過去に戻って何よりも取り戻すべきはことは、“納得のいくお別れ”だったんですよね。

 

でも、飽きるほど一緒にいてたくさんの思い出も作っても、母との別れに納得なんてできるはずないし、その気持ちは母も同じです。

 

だからこそ、娘がいるべき場所へ戻るきっかけを母自身が作り、自分の娘ではなくソジンの母として頑張るように促した母の強さと温かさが、自分的にはこの作品のハイライトでしたえーん

 

オンマ役のキム・ミギョンさん、深みのある母親演技が刺さりましたぐすん

 

サイコだけど大丈夫 」のジュリ母役でも存在感があったように、国民の母と言われる名優なんですね。

 

意外なことに(?)、ムーンウォークが上手でびっくりしましたwww

 

思わず真似してみたけど、運動音痴な自分は全くできませんでしたガーン

 

 

3.主役夫婦がかわいい

 

夫は「 まぶしくて ―私たちの輝く時間― 」でヒロイン兄を演じたソン・ホジュン氏。

 

前回も今回も愛嬌のある憎めないキャラがハマっているので、超イケメンなのに妙に親近感を覚えて、好感度の高い俳優さんです照れ

 

そして妻のチャン・ナラさんは、少女漫画から出てきたような小顔と大きな目、線の細い体で、撮影時30代後半だったことにびっくりでしたびっくり

 

もし自分が友だちだったら、絶対に写真で隣に並びたくない女の子No.1です不安

 

2人とも、38歳の少し疲れた夫婦&20歳の大学生(でも中身はアラフォー)の演じ分けが素晴らしく、どっちの世界でもビジュアル的な違和感がなかったのがすごい拍手拍手拍手

 

特にチャン・ナラさんは、ひとまわり年下のチャン・ギヨン氏と並んでも全然違和感なくて、画面を白く飛ばしまくったKドラの映像加工ということを差し引いても、そのアンチエイジングの結晶に脱帽した。

 

 

 

4.中年だからこそサポートできた他人の未来

 

過去に戻ったことで、主役夫婦の関係修復や母親との時間を取り戻したことだけでなく、18年前に気づかなかったり及ばなかったりした、他人へのサポートや感謝から展開されるエピソードが素晴らしかった。

 

当時は未熟だったけど、今は中身がアラフォーの2人だからこそ気づくことやできることがたくあんあって、それらが周りの人たちの未来を良い方向へ変えていくという、タイムスリップものならではのGJ。

 
特によかったのは、学費の都合で休学して疎遠になってしまったソルを学校へ戻したエピソード拍手

 

反対にパク院長は逆玉失敗ww

 

夫婦それぞれの恋の相手に対しても、最初から父親目線と母親目線になっていたので、それがギャグシーンに昇華されつつ、変に生々しくならなくてよかった爆笑(援助交際っぽく見えなくてよかった)
 
ちょっと話がそれますが、ギャグシーンと言えば、「太陽の末裔」のパロディに大爆笑したwwwww

 

スカーフ(本作ではハンカチ)から始まり、ユ・シジンのレイバン、カメラアングルまで完璧にパクっていて、涙が出るほど笑った笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

ただのギャグシーンと思いきや、ちゃんとミスコンのワンピースの布石になっていたのもナイスでしたグッグッグッ

 

 

5.チャン・ギヨン最&高

 

この作品の楽しみの一つが、自分的には“オルシン”ことチャン・ギヨン様ピンクハートピンクハートピンクハート

 

控えめに言って、あの低音ボイス&はにかんだ笑顔が大好物です。

 

今回はヒロインに憑依して完全に母親目線で見ていたので、かっこいいというより可愛すぎて悶え死ぬかと思ったちゅー

 

一番萌えたーンは、学園祭のミスコンでヒロインに服を貸し、最初は「妹のだ」と噓をついていたのを見破られて、「私のために用意したの?」と聞かれた時の「うん」

 

この「うん」の声と、はにかんだ笑顔がミラクルで、思わず何度もリピートしてしまいましたよ、奥さんおいでおいでおいで(我に返った時の自分がキモかったですw)。

 

また、華麗なバタフライシーン(@水着)とか、バンドにライバル心むき出しのギヨン様、ネコに話しかけるギヨン様、おにぎりを食べるギヨン様なども最高ですたラブラブ

 

ほかにも、コスプレ好きにはたまらない制服姿や、「 九尾の狐とキケンな同居 」を彷彿とさせる史学講師設定、坂道を転がったり脚立から落ちるヒロインをキャッチするベタ展開(ツッコむのも野暮なほどw)など、挙げればキリがないほどすべてのシーンで魅力的でしたちゅー

 

かませ犬にしては素敵すぎると思っていたところ、やはり放送当時「最強の二番手男子キャラ」と絶賛されたらしいです。

 

先日購入した『韓ドラ辞典』でも、「二番手」の用語の例で取り上げられた3人は、今回のナムギル先輩と、「 あなたが眠っている間に 」のウタク(チョン・ヘイン)、「 スタートアップ:夢の扉 」のジピョン(キム・ソノ)でした。

 

どれも納得びっくりマーク

 

 

 

■モヤモヤ点・共感できなかった点

 

●地味

この作品の良いところと表裏一体なのですが、全体的に画が地味というか、こじんまりしているとか、いろいろと古臭い感じでした(制作意図なのかもしれませんが)。
特に1つ前にした完走した「ロマンスは別冊付録」が、超スター俳優主演の、資金力が潤沢なスタジオドラゴン作品だったので、あちこちで制作費の差も感じた。

 

●サイドストーリーが微妙

主役夫婦&チャン・ギヨンのパートは文句なしに良かったものの、その他の部分が個人的にハマらなかったので、お気に入り度が★3つどまりになったかな。
特に友達カップルの展開があまり入り込めなかったのと、ヒロインが可愛すぎるゆえに、バンドの初恋の相手がちょっと地味に感じてしまった。
 

●夫婦の亀裂原因に共感できず

ヒロインがオンマの死に立ち会えなかったのを、あそこまで夫のせいにするのはどうなのかとモヤモヤ。
とはいえ、こればかりは自分が同じ状況にならないとわからないですけどね。
 
*************

 

とにかくギヨン熱が上がりまくった作品でしたデレデレ

 

あまり評判がよくなさそうなので優先順位を下げていた「今、別れの途中です」を視聴しようか迷うところです。

 

ではまたバイバイ

 

 

※追記(関連記事をリンク)