アンニョンハセヨ~ニコ

 

今年から数年ぶりにジム通いを始めたせいか、夜はすぐに眠くなってしまい、なかなかKドラ視聴が進まないアラフィフ@眠いですzzz

 

でも、筋トレ中はOSTを聴き、ランニング中はドラマを再視聴し、ジムでもKドラ活動に余念がありませんw


ジムで視聴済作品を選ぶ理由は、初めての作品は集中して家で観たいのと、いきなりキスシーンが始まった場合、隣で走っている人に見られたら恥ずかしいからですニヤニヤ

 

ジムでの作品選びは慎重に!!

 

 

 

さて、推しの一人であるチョン・ヘイン氏の新作「スノードロップ」が、1月30日に最終話まで配信されるので、2月はディズニープラスへ加入しようかなと思っていたところ、単なるラブストーリーではないことを少し前に知りました(いつも情報に疎いタラー)。

 

“国民の年下彼氏”や“メロ職人”等の異名を持つヘイン様ですが、直近作は「 D.★P.ー脱走兵追跡官ー 」や今回の「スノードロップ」と、骨太系作品が続いていますね(脱いだら体も骨太です)

 

いろいろと無知な自分は、「D.P.」を視聴したときに、もっと韓国の徴兵制度について理解していればさらに作品を楽しめたかもという思いが残りました。

 

もちろん「D.P.」や「スノードロップ」だけでなくすべてのKドラに言えることですが、韓国の歴史や文化、制度、それに対する国民感情などをわかっているうえで視聴すれば、Kドラ視聴がもっと楽しくなるはず。

 

その気持ちがアマゾン先生に通じたのか、今の自分にぴったりの本を勧めてくれたのでポチリましたニコニコ

 

結論から言うと、どちらも本当に面白かった!!!!!!(アマゾン先生ありがとうおねがい


韓ドラ語辞典~韓国ドラマにまつわる言葉をイラストと豆知識でアイゴーと読み解く~
高山 和佳 (著), 新家 史子 (イラスト)

誠文堂新光社 

1,760円

 

 

 

タイトルは「辞典」ですが、筆者も言っているように何のエビデンスもありません。

 

自分が以前投稿した下矢印ような疑問や感情の答えが、ドラマの事例と絡めながら、筆者の主観でわかりやすく解説されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

「肩貸し」「シートベルト締め」「前髪タッチ」などの“キュンポイント定番”はもちろんのこと、個人的にはKドラデビュー当初に「??」だった「代理」まで取り上げてくれてめっちゃ笑った笑い泣き

 

解説しているようで実はツッコミを入れている「ロゴ隠し」とか、そういわれてみればKドラで初めて見た「胸たたき」、そこまで取り上げてくれるのかと言いたくなる「卓上ネームプレート」なども必見ですw

 

ネタ系ばかりでなく、史劇によく登場する人物や事件、前述した「スノードロップ」にも関係してくる「軍事独裁政権時代」「光州事件」など、現代劇でおさえるべき用語も豊富でした。

 

あと、個人的に取り上げてほしかったのは「タメ口」。

 

字幕でもしょっちゅう出てくるし、「 青い海の伝説 」のようにタメ口が裏切りギミックの根拠になるほど、韓国の言葉遣いは重要な文化ですからね。

 

イラストレーターの新家さんも長年のKドラファンなので、愛にあふれた構図やキャラの表情もサイコーですウインク

 

 

 

韓国カルチャー 隣人の素顔と現在

伊東 順子

集英社

946円

 
本書は、まさに帯の推薦文のように「映画やドラマを見てわかった気持ちになっていたことや、字幕にできないことをていねいに教えてくれる」、ありそうでなかった本でした。
 
例えば、
 
・梨泰院の特徴
・北朝鮮における韓流の扱い
・財閥とは
・学歴社会
 
など、勝手にイメージしただけで実はちゃんとわかっていませんでした。
 
そして、自分的にあまり興味がなかったジャンルの「SKYキャッスル」「Mine」は、この本を読んだら視聴したくなった爆笑
 
太陽の末裔 Love Under The Sun」で南北軍人の友情を表現したチョコパイは、映画「JSA」のパロディ?だったこともわかって感激キラキラ
 
あと、柔道の北朝鮮選手と台湾選手の“リアル愛の不時着”のエピソードは、たった数行なのに泣けたえーん
 
以下、印象に残ったことなどをメモ_φ(・_・
 
●フェミニズム
エンタメ視聴としてあまり興味のないテーマでしたが、題材にされていた映画「82年生まれ、キム・ジヨン」は視聴したくなりました(原作とは異なるコン・ユ氏のキャラクター設定が素晴らしいらしい)。
 
賢い医師生活 」で、妊婦さんがお腹の子の性別を聞くシーンがあって、ソッキョンが答えを濁していたんですけど(法的にNGだそうです)、その法律の根拠はこれだったのかと思うと感慨深い。
 
それと、韓国における「憑依」のカジュアルさについても全く知らなかったので、イクジュンとジュンワンが「今、お前にジョンウォンが憑依しているな」「今はギョウルが中にいるわ」と言いながら水を掛け合うシーンがあって、ちょっと唐突に感じたのを思い出しましたびっくり
 
ジュンワンの患者(赤ちゃん)の父方祖母が霊媒師で、患者母がジュンワンに御札を渡すシーンもあったように、韓国はシャーマニズム的職業(?)の人口が多いらしいです。
 
 
●不動産詐欺
賢い医師生活 」のジェハクが不動産詐欺に遭った背景と、映画「パラサイト」の半地下部屋を事例にした韓国の不動産事情も興味深かった。
 
青春の記録 」でボゴミ兄が不動産詐欺に遭ったのも、ジェハクと同じ背景なんでしょうね。
 
Kドラデビュー初期に視聴した「 よくおごってくれる綺麗なお姉さん 」で、ジュニ(チョン・ヘイン)が帰国する際に姉が弟用の部屋を借りた経緯でイマイチわからい表現があって、そのときに韓国の不動産事情を調べたんです。
 
でもそのときはふんわり認識したままだったので、今回それも含めて理解できてよかった!
 
 
●「サイコだけど大丈夫」が表現していたさまざまなテーマ
 
サイコだけど大丈夫 」で、ガンテ(キム・スヒョン)の着替えシーンで筋肉美が披露されたのは単なるファンサでなく、ちゃんとキャラ設定(職業設定)を表現するためということがわかり、韓国ドラマってやはりすごい!!と感動。
 
あと、ベトナム戦争における韓国人のトラウマが描かれていたのは、全然考えが及ばなかったな。
 
「サイコ~」はKドラ初期に視聴したこともあって、単に独特の世界観をもつヒューマンドラマとしてのイメージしかなかったから、改めて視聴したくなりました。
 
個人的に違和感があった「サイコ」の定義も、精神医学用語の「サイコパス」とは異なり、韓国ではカジュアルに「サイコ」を使うということがわかり納得(日本でもそうですけどね)。
 
 
●民主化運動

光州事件について、韓国エンタメ視聴者の目線に合わせた切り口で解説されているので、頭の中で整理しやすかったです。

 

恋のスケッチ~応答せよ1988~ 」や「 まぶしくて ―私たちの輝く時間― 」でさらっと見ていたデモのシーンを、改めて視聴したくなりました。

 

1つ疑問に残ったのは、民主化宣言されたのは1987年だったけど、「応答せよ1988」のボラがデモに参加していたのは1988年のこと。

 

ボラの仲間が投獄されたというセリフや、警察に追われている学生をボラ父が庇うシーンもありました。

 

歴史上の民主化は1987年でも、一般の国民レベルではまだまだ肌感覚で民主化になっていなかったということなのかな。

 

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 ちなみに現在視聴中の作品は「ゴーバック夫婦」です。

 

オルシンこと、チャン・ギヨン氏が優勝すぎて、彼が出てくるたびにニヤニヤが止まらないラブ

 

ではまたバイバイ